©1988 全流通
真夜中のラブコール (全流通)・1987年**月**日 PC-8801用 FD版
80年代中頃の作品で、テレフォンセックスをテーマにしたゲーム。
プレイヤーの自宅に恋人のミカから電話がかかってくる場面から始まるストーリーで、「何をしていたの?」「あの日の事を覚えてる?」といった質問に答えているうちに興奮しはじめ、テレフォンセックスに発展する流れである。
コマンドは選択肢タイプで、ひたすらミカの質問に答えていく3択の連続である。正解の選択肢が決まっている訳ではなく、毎回ランダムなので攻略は運任せだった。正解すると次のCGが表示され、次第に男女が絡み合う濃厚なセックスシーンになっていく。不正解の場合は一つ前のシーンに戻り、質問もやり直しである。女の子のCGは計8枚が収録されていた。
PC88用の外部機器『JAST SOUND』に対応しており、ミカの声が出力できたようだ。
選択肢をひたすらこなしていく辺りはADVだが、運の要素と行ったり来たりの進行からは往年の野球拳ゲームを連想させる。テーマはユニーク、ビジュアル面も当時としてはそれなりだが、ゲーム性は『ザ・ピーピング』と共に残念な印象である。