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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『JOKERⅡ』 概要

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©1991 BIRDY SOFT
JOKERⅡ (バーディソフト)

・1991年12月06日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『JOKER TOWNS』に収録

90年代序盤の作品で、西部劇風の世界を舞台にしたファンタジー系のアダルトアドベンチャー。『JOKER』(同年9月)の続編。

前作の後、幼馴染「ラウラ」の行方を求め、村を全滅させた二人組の行方を追う主人公「ワイルド」と、公私ともに相棒の「ブランカ」だったが、手がかりが掴めないまま半年が経過していた。その間、西部一帯は謎の白夜で日没がない異常気象が続いていた。怪しい屋敷を突き止め、屋内を探索する二人が見たものとは・・・?

システムは前作と同じくコマンド型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。今回からは行動範囲が広がり、複数の村や街、郊外の怪しい屋敷を行き来して、主に会話で情報収集していく。

シナリオは前作の伏線を回収する完結編で、復讐と幼馴染の奪還に執念を燃やす主人公と、深い絆で結ばれた女吸血鬼のコンビが、新たな街や女だけの部族で信頼を勝ち取り、情報やアイテムを得て、「JOKER」と呼ばれる謎の存在の復活を目論む敵を追っていく流れである。複数のアクションシーンや流血を含むシリアスな展開となっていた。

セックスシーンは4つほどで、商店の店主やインディアンの娘が相手である。愛撫コマンドによる寄り道プレイがなくなった他、沙織事件の影響からか、露出は主に上半身で、下は必ず下着を着用している。

個人的な印象として、前作に引き続きストーリー性重視の作風なのだが、肝心のストーリーで粗っぽい部分が目立ち、十分なカタルシスを得るのが難しい。特に終盤は急ぎ足で説明不足な印象である。『Ⅰ』が質的には良好だっただけに惜しまれる。一方ビジュアルは高水準を維持していて、緊迫した場面で見せるコマ割り風の演出が珍しい。

調査担当

『JOKER』 概要

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©1991 BIRDY SOFT
JOKER (バーディソフト)

・1991年09月05日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『JOKER TOWNS』に収録

90年代序盤の作品で、アメリカの西部開拓時代を題材にしたアダルトアドベンチャー。単品で完結しておらず、実質二部作の内の前編にあたる。

主人公「ワイルド」はインディアンの村に住むヤンチャで女好きの若者である。彼の幼馴染「ラウラ」の祈祷の結果に不吉な物を感じた村の酋長は、20年前に封印した「大いなる厄」の復活に備えるため、ワイルドに助っ人を探すよう指示する。生まれて初めて街に出たワイルドは、多少の呪術と父親譲りの拳銃の腕前、そして不思議と女達を引きつける魅力を頼りに、殺伐とした西部の街で名を上げていく。

システムは移動先に自由があるタイプのコマンド型で、街に3軒ある酒場や、教会、雑貨屋、娼館などを繰り返し巡り、主に会話で情報を収集していく探索ADVである。

シナリオは西部劇が土台となっているが、魔術やワーウルフ、吸血鬼なども登場するファンタジー風の世界観である。腕のいいガンマンの主人公が、占い師や娼婦、賞金稼ぎなどの助けを借りて賞金首と対決していく中、次第に「JOKER」と呼ばれる謎の存在に迫っていく流れで、アクションシーンを含んだシリアスな展開となっていた。漫画でいう「引き」にあたる箇所で盛り上げたまま終わっており、次回作『JOKERⅡ』(同年12月)に続く事がアナウンスされている。

アダルトシーンは娼婦を買った際などに発生する。CGは一人当たり1~2枚と少ないが、代わりにコマンドの種類が豊富で、扇情的なテキストに比重が高い。

個人的な印象として、ビジュアルは非常に綺麗で丁寧、題材もユニーク、シナリオ重視の作風も好感がもてるが、定価が7800円(税抜き)だったことを考えるとボリューム不足な感が否めない。続編でも質と量の両立に苦しんだようだ。一方で原画ファンを中心に支持は厚く、バーディソフトの黄金期を支えたヒット作だった。

調査担当

『BEAST ~淫獣の館~』 概要

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©1991 BIRDY SOFT
BEAST ~淫獣の館~ (バーディソフト)

・1991年01月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 Windows3.1/Mac用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、怪しい洋館に迷い込んだ少年達の冒険を描いたアダルトアドベンチャー。

オカルト研究会の会長を務める主人公(名前は任意)は、女癖の悪い学生である。神隠しの噂の真相を調査するため、山奥に入っていたオカルト研究会の男女5人組は、森の奥に立派な洋館を見つけ、屋敷の使用人「三太夫」と美しい未亡人「霧子」に頼み込んで、雨宿りをさせてもらった。客としてもてなされ、深夜に忍んできた霧子との濃厚なセックスで深い眠りについた主人公。しかし目覚めると、メンバーは既に全員帰ってしまったという。これを不審に思った主人公は、仲間達を探して屋敷内の探索を開始する。

システムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。客間、娯楽室、食堂など屋敷内の各部屋を一つ一つ調べ、家具に隠された石鹸や金貨などの重要アイテム類を収集し、施錠された部屋や隠し部屋への入り方を試行錯誤していく流れである。キーアイテムはノーヒントで手の込んだ隠し方をされている事が多く、行き先もコマンドの種類も豊富で、難易度が異様に高い。

シナリオは怪しい洋館を舞台に、主人公が裸で束縛されている女の子達を一人一人解放していく中、屋敷に隠された秘密に迫っていく展開となっていた。館モノ風のホラーがベースだが、主人公達に緊迫感が薄く、怪物達もコミカルで雰囲気は暗くない。

アダルト要素は館の女主人や恋人とのセックスシーンがある他、寄り道要素として、途中で手に入る媚薬入りのお菓子を、解放した女の子を騙して食べさせた時などに発生する。尺は短いがアニメーションによるフェラチオ、縦長の画像のスクロールなど、当時は珍しいダイナミックな動きの演出が盛り込まれていた。局部は男女共に無修正で、かなり露骨に描かれている。

続編として『BEAST2』(1991年)、『BEAST21』(2002年)が続いている。

後世の人間がタイトルから連想する作風と違い、淫獣による女の子の陵辱シーンはない。一方、ホラー系で館モノのアダルトADVとしては『TWILIGHT ZONE』(1987年)に及ばないものの、早い時期の作品である。凝ったアダルトシーンに目を見張るものがあるのだが、操作の煩わしさや理不尽な難易度で極端にテンポが悪くなってしまった印象である。

調査担当

『CALⅢ ~完結編~』 概要

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©1993 バーディソフト
CALⅢ ~完結編~ (バーディソフト)

・1993年07月10日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS版
・1994年03月25日 PCエンジン SCR用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9801用 『CAL 1・2 + PAL』 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 『CAL + CAL2 TOWNS
・****年**月**日 Windows3.1/Mac用 CD-ROM 『CAL 1・2 + PAL

90年代前半の作品で、『CAL』シリーズの締めくくりとなるファンタジー系のアダルトアドベンチャー。

前作から2年後、大学生となった主人公「ワタル(名前変更不可)」と「美加」の交際は続いていたが、美加は事故で記憶を失い、主人公の事を忘れてしまう。一方、神々の世界オリンポスでもヴィーナスが衰弱し、死の床についていた。美加がヴィーナスの分身であったこと、そして自分がギリシャ神話に登場する「パリス」の生まれ変わりである事を知らされた主人公は、二人を助けるのに必要な黄金のリンゴの欠片を集めるため、ヴィーナスの飼い猫娘「チェス」と共に、再び時の世界へ旅立つ。

システムはコマンド型のアドベンチャーで、移動先に自由のない一本道の展開である。

シナリオは残された伏線を消化する内容で、謎のままだった主人公とヴィーナスの関係が明らかとなる。前作で敵だった「アイオーン」の協力を得た主人公が、相棒のチェスととぼけたやり取りを繰り広げながら、前作、前々作のヒロイン達と再会したり、対立する女神「ヘラ」の妨害を乗り越えていく珍道中となっていた。

アダルト要素は極めて薄く、メインヒロインの美加とのHシーンが初登場となった他は、脱衣レベルである。

「株式会社SNEのM・M・O」を所持している場合は当時のPCゲームに珍しい音声出力ができたようで、エンドロールの中で声の出演がクレジットされている。

個人的な印象としては、ボリューム感があり、ビジュアルでもレベルの高さを感じさせるものの、やはりアダルトシーンの欠如が最大のネックになりそうだ。もしかしたら最初から家庭用ゲーム機への移植を考え、手間が省けるように工夫されているのかもしれない。アニメや特撮物をネタにしたマニアックなギャグ、自由すぎる主人公のボケの連発が特徴だが、今ひとつ冴えない。チェスの愛らしさだけが印象に残った。

調査担当

『CALⅡ』 概要

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©1991 バーディソフト
CALⅡ (バーディソフト)

・1991年04月10日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・1993年03月31日 PCエンジン SCR用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9801用 『CAL 1・2 + PAL』 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 『CAL + CAL2 TOWNS
・****年**月**日 Windows3.1/Mac用 CD-ROM 『CAL 1・2 + PAL

90年代前半の作品で、男子高校生が「時の世界」で様々な女の子にめぐり会うファンタジー系のアダルトアドベンチャー。『CAL』(1991)の続編。

前作での冒険の末、「美加」と恋人同士になった主人公だったが、卒業の日に何気なく呟いた一言が再び呪文となり、今度は時の女神「アイオーン」によって美加がどこかへ連れ去られてしまう。愛と美の女神「ヴィーナス」の協力で時の世界へやって来た主人公は、アイオーンの契約を打ち破る3種の神器を揃えるため、美女の姿で人間に紛れている3人の「カリス」を探す旅に出るのだった。

システムは前作と若干異なり、簡素なマップ上で主人公を操作する移動モード、選択したランドマークでのイベントを楽しむADVモードの2段構成になっている。ADVモードで女の子を攻略することで移動できるエリアが広がり、物語が進展していく仕組みとなっていた。そのため、分岐はないがイベントの順序は多少の自由がある。ADV自体は前作と同じで、選択肢型とコマンド探索型の中間のような仕様となっていた。ゲームオーバーは多いが、コンティニューに近い機能があり難易度は易しい。

イベントは核戦争で荒廃した世界や西部開拓時代、日本の飛鳥時代など、ランドマーク毎に時代も国もテーマがバラバラである。キーとなる人物が「人間離れした美貌」「興奮すると刻印が現れる」ということしか分からないため、主人公が各地で美女に出会い、適当に話を合わせ、セックスに持ち込んで刻印の有無を確認していくのが基本的な流れである。

続編として『CALⅢ ~完結編~』が続いた他、当時のアダルトゲームとしては珍しく家庭用ゲーム機に移植され、声優によりボイスがあてられている。またBGMの人気も高く、サントラもリリースされているが、これもアダルトゲームとしては初の試みかもしれない。

ビジュアル、音楽、システム、いずれも凝っており、テンポも良いハイクオリティーな作品だが、個人的に特に印象深いのがドラマ性である。恋愛アドベンチャーの登場以前で、ゲーム形態もナンパゲームの流れを汲むものだが、時代的にここまでロマンス要素を詰め込んだ作品は珍しい。後の恋愛ゲームとの違いとして、惚れた後にヒロイン達が不思議な運命を自然と悟り、身を引く際にみせる涙、献身、いじらしさがスパイスとなってインパクトを残す点が特徴的である。

調査担当

『CAL』 概要

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©1991 バーディソフト
CAL (バーディソフト)

・1990年12月01日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 『CAL + CAL2 TOWNS
・****年**月**日 PC-9801用 『CAL 1・2 + PAL』 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 Windows3.1/Mac用 CD-ROM 『CAL 1・2 + PAL

90年代初頭の作品で、童話のヒロイン達をテーマにしたアダルトアドベンチャー。バーディソフトの出世作となった傑作で、同時にシリーズ続編に関する騒動から長くファンに惜しまれ、非常に知名度が高い。

主人公(名前は任意)は、聖バーディ学園の学生。片想いの図書委員「美加」に会うため毎日図書館に通うが、なかなか思いを打ち明けられずにいた。そんなある日、何気なく呟いた一言が偶然にも呪文「モテタイヨーンウ」と一致し、主人公はとぼけた性格の女神「ヴィーナス」の元に召還される。女神は主人公に自信と勇気を与えるため、彼を永遠の夢の世界「CAL(キャル)」へ送り出すのだった。

システムは基本的に選択肢型で、移動先に自由がない一本道の展開である。2~4択の中から正解となる選択肢を絞っていくクイズのようなゲーム性だが、Hシーンなど所々で総当たりする必要もあり、コマンド型と選択肢型の中間のような仕様となっていた。

シナリオはおとぎ話の世界に飛ばされた主人公が、「赤ずきん」「シンデレラ」「人魚姫」等、有名な童話のヒロイン達に出会い、助けたり悩みを聞いたりする中で好意を寄せられ、思い出作りのセックスに発展するのが基本形である。弱みに付け込んで犯そうとしたり、相手を傷つけたり、本命の美加の存在を忘れた発言をすると「愛のない行動」として即バッドエンドを迎えてしまうため、紳士的な振る舞いを心がけなければならない。PC関連のメタ発言や芸能人ネタ、シュールなコマンド、童話のパロディなどで雰囲気は明るくコミカルである。

女性の陰部は当時珍しいモザイクによる修正で、コマンドで点滅させたり静止させたりできる他、モザイクをはずすコマンドまで用意されていた。ただし、はずしても元々何も描かれていない。

続編に『CALⅡ』(1991年)、『CALⅢ ~完結編~』(1993年)がある他、ファンディスク『PAL』が'91年6月頃から通信販売されており、後のリバイバル版ではすべてセットになっている。

まず目を引くのがビジュアルのクオリティで、これがヒットに繋がった最大の理由だったのは間違いない。さらに、当時のナンパゲームの主人公の目的はセックスで、ほぼ恋愛要素が無かったのに対して、本作では主人公が「愛の大切さ」を教えられ、あるいはヒロインに伝えていくという、ささやかながらドラマ性のある別離シーンが特に印象的である。同時期の『ドラゴンシティX指定』(フェアリーテール/X指定)と好対照をなしている。

大ヒットでバーディソフトの名を高めた本作だが、3作目の『CAL3』は開発の難航、社内の不和からスタッフの大量離脱を招き、ファンの期待を裏切るクオリティになってしまう。そのスキャンダラスな話題性もあって、後々まで当時の人気ぶりが際立つこととなった。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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