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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『ぱすてるチャイム -恋のスキルアップ-』 概要

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©1998 ALICESOFT
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調査担当

『王道勇者』 概要

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©1998 ALICESOFT

王道勇者
 (アリスソフト)

・1998年04月02日 Windows95用 CD-ROM版
・1999年09月30日 Windows95/98用 CD-ROM 廉価版


90年代後半の作品で、正義感にあふれた主人公の冒険を描いたアダルトRPG。

(あらすじ) 中世ファンタジー風の世界。主人公「ザンバ」は心優しく情に厚い青年である。一年前に半死半生で助けられ、それ以前の記憶がないザンバは、失った自分を探すためラナティア大陸へと旅立った。手がかりは不思議なアミュレットと夢の中に出てくる少女の面影のみ。一方、大陸では魔王が復活し、人々は魔物の襲来に苦しめられ、伝説の勇者の復活を待ち望んでいた…。

ゲームシステムは一風変わっていて、一本道の王道的なRPGではない。5人のヒロインがそれぞれ独立したストーリーをもち、それを任意の順番でこなしていく変則的な形態である。エルフの『同級生』のような、スケジュール管理要素を中心としたRPGといえるだろう。

プレイの基本はヒロインの現れそうな場所を繰り返し訪れ、会話の中でストーリーを進展させていく。5人全員を攻略するか、任意の相手のストーリーだけを進めるかも自由で、ラスト付近で1人を選ぶことにより、個別エンディングを迎える仕様となっている。

RPGとしては、1人パーティのダンジョン探索型で、装備品、魔法、必殺技といった要素があり、オートマッピングで地図を完成させていく。ダンジョンごとに凝った仕掛けが施されており、その謎を解いて踏破していく正統派なRPGとなっている。

ストーリーは心優しい主人公が、旅の中で問題を抱える女性と出会い、その窮地を救う中で慕われていく。それと同時に、宝玉にまつわる魔族の陰謀や、失った主人公の記憶、伝説の勇者の秘密などが明かされていくシリアスな展開となっている。

アダルトシーンは敵による陵辱シーン(寸止め)が多く、主人公との和姦は一人一箇所で、アダルト要素には比重がない。

タイトルから察するに、アダルトRPGらしくない、熱血で純情な主人公による古典的なファンタジーを目指した作品である。それだけにベタな設定、ベタな展開が多く、個人的には陳腐な印象を拭えなかった。絵のタッチも好みが分かれそうだ。しかし変則的な構造にも関わらず、ゲームバランスが崩れないのは流石で、RPGとしての屋台骨がしっかりしているのが印象的だった。


調査担当

『Rance VI -ゼス崩壊-』 概要

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©2004 ALICESOFT
Rance VI -ゼス崩壊-  (アリスソフト)

・2004年08月27日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【駿河屋
・2009年03月19日 Windows用 DVD-ROM 廉価版 【Amazon】 【駿河屋
・2011年11月25日 DL販売開始 【DMM】【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite

00年代中頃の作品で、鬼畜な冒険者の活躍を描くアダルトRPG。『ランス5D』(2002年)に続く、Ranceシリーズの通算9作目。

(あらすじ) 主人公のランスは、並外れた実力を持ちながら、スケベで尊大、自分勝手な冒険者である。前作の後、冒険依頼を受けて訪れたのは魔法王国ゼス…魔法を使えない者が差別され、奴隷のように扱われ、遊び感覚で殺される歪んだ国だった。些細なトラブルから奴隷観察場に放り込まれたランスは、レジスタンス組織「アイスフレーム」の手引きで脱出し、弱体化していた同組織を裏から乗っ取り、抵抗活動を名目に、美女との一発を狙って様々な依頼をこなしていく。

ゲームシステムは、これまでのシリーズと全く異なり、ミッション選択型のRPGである。レジスタンス拠点を基本画面にして、提示されたイベント一覧の中から、冒険依頼や会話イベント、セックス、新技の習得などを選んでこなしていく。この際、蟹玉、猿玉、鷲玉と呼ばれる3種の玉を消費するので、シナリオ進展や味方の強化のため、任務とは別にダンジョンに通い、玉を集めなければならない。

自由移動によるマップ探索は、ダンジョンの中だけである。古いRPGで見かける3D視点での探索だが、実際に3Dモデリングを使っているため表現が立体的で、ダンジョンは細かな昇り降りを駆使した三次元的な構造になっているのが特徴である。また、マップ制覇率や冒険功績、女の子モンスターの捕獲など、ダンジョン毎に豊富なやり込み要素が用意されていた。

戦闘は、ターン制のコマンドバトルである。パーティは最大6人だが、16人の中から途中入れ替えが出来るのが大きな特徴となっている。メンバーそれぞれに「SP」と呼ばれる気力値があり、戦闘の参加回数が制限されているため、長い探索に備えて先発メンバー、中継ぎ、対ボス戦用など、役割分担を決めて戦力を温存したり、節約して粘り強く探索する点が戦略要素となっている。

育成に適度な自由があるのも魅力である。会話イベントやプレゼントによる親密度ボーナス、武器防具の購入・強化、ドロップアイテムのアクセサリー、パラメータ上昇アイテム等の強化要素がある。更に仲間が女の子の場合、ランスとHすることで才能限界(LV上限)がアップする。このため、初期メンバーでも手間と資金、アイテムを集中すれば長く使うことができる等、育成の優先度によってパーティに個性が生じていく。

シナリオは、従来通りの粗暴で欲望に忠実な主人公が、レジスタンスの一隊長となり、世直しを口実に銀行を襲ったり、高官の娘とのセックスを狙ったり、ご褒美目当てに賊を退治していくコミカルな展開である。それと同時に、ゼスの上層部やテロ組織、魔人の勢力の思惑が交錯するシリアスな状況も描かれ、楽天的で軽はずみなランスの行動をきっかけに、物語は世界を揺るがす重大な事態に発展していく。

アダルト要素は、主人公による強引なセックスが中心である。立場を利用して味方に迫るパターン、敵におしおきするパターン、救出した相手から強引にお礼をもらうパターンなど、シチュエーションは様々で、底なしの精力で相手をヘロヘロにしていく。また、敵による一般人への陵辱も多数あり、今回は特に凄惨で暴力的なシーンが多い印象で、以後のシリーズにも引き継がれている。

公式通販の特典としてデータCDが付属し、『大悪司』の岳画殺が登場する等のオマケ要素を備えていた。続編は『戦国ランス』(2006年)、『ランス・クエスト』(2011年)、『Rance IX -ヘルマン革命-』(2014年)、『Rance X -決戦-』(2018年)が続いている。

個人的な印象としては、アダルトゲームである前にRPGとして優れた作品で、豊富なやり込み要素、クオリティの高いビジュアル、重厚なシナリオ、長大なボリュームが揃い、非常に充実した大型作品である。アダルトRPG自体が希少な時代に、中毒性のあるゲーム性で存在感を放った超一流作品だった。難点としては、一部に過激で凄惨な性暴力、グロテスクな表現を含むため、耐性のない方は注意が必要である。


公式HP
http://www.alicesoft.com/rance6/
ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-20.html
PV



調査担当

『ロマンスは剣の輝き -THE LAST CRUSADER-』 概要

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©1995 FAIRYTALE/F&C co.,ltd.
ロマンスは剣の輝き -THE LAST CRUSADER- (フェアリーテール)

・1995年06月23日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代中頃の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたアダルトRPG。

主人公「ルーン」は孤児出身で、スケベで情熱的な冒険者である。ふとした偶然から王女「セシル」の窮地を救い、一目惚れしてしまったルーンは、再び彼女に近づくチャンスを得るため、国王の主催する冒険者の祭典「アドベンチャーレース」への参加を決める。ルーンの身を案じて付いてきた幼馴染の魔術師ミルフィと神官のミネル、旅の途中で知り合った神官戦士リーナ、竜のアルビオンをパーティに加え、一行は課題となったアイテムを求めて西に東に冒険を繰り広げる。

ゲームシステムは半フィールド型のRPGである。街中や街道、山道などの探索フィールド(ダンジョンにあたる)は通常の自由に動ける2D見下ろし型だが、街から街へ、街から探索フィールドへ、といった移動部分は自由がなく、縮小マップを使って過程が省略されている。

他にも変わった仕様が多い作風で、例えば戦闘画面は「タクティカルコンバット」と呼ばれる、SLGのような移動に自由があるコマンドバトルである。また、戦闘で得た経験値は全員で共用で、任意のメンバーの好きなステータスに振り分けられるため、育成の自由が非常に高い。さらに、装備品は基本的に初期装備だけで、ショップで金銭を払い、錬金術を使って強化していく仕組みとなっていた。

シナリオの序盤は、一本気な若者の主人公が、国王に認められて王女と添い遂げるため、指定されたアイテムの回収を目指す流れである。たどり着いた街では、モンスターの跋扈により住人が困り果てていて、その討伐がてら偶然に目当ての品が手に入るケースが多い。行き先が2択になっている場合があり、その選択により仲間に加わるメンバーが変わり、後のシナリオにも影響するなど、一部にマルチシナリオ要素を備えていた。

シナリオの終盤は、封印された魔王の復活をめぐる陰謀が絡んだシリアスな展開である。こちらもマルチシナリオ、共通パートが入り混じっており、結末はヒロイン二人のマルチエンドになっていた。一部に悲劇的なロマンス、ほろ苦い展開を含んでいるのが非常に特徴的である。

アダルト要素の比重は、全体のボリュームからすると平均的である。パーティメンバーが主人公の気持ちを知りつつ、頼み込んで一夜限りの思い出に抱いてもらうケースの他、たまたま無防備な姿を見てしまうケース、村娘がモンスターに襲われるのを目撃するケース、有料でエッチなサービスを受けるケースなど様々である。

続編として『ロマンスは剣の輝きII』(1999年)が続いている。関連商品に小説版がある。

個人的な印象として、操作の忙しさが足を引っ張っていて、戦闘の度に各ユニットを移動させながらのコマンド操作をこなさねばならず、『Rance4』(1993年)のようなオートモードもないため、ザコ戦が煩わしい。マウス頼みなのも長時間はつらいものがある。しかしビジュアルは当時のトップレベルで、自由度の高い育成要素は面白く、シナリオは硬軟併せ持ったバランスに仕上がっている。総合力においては高クオリティでユニークな作品といえるだろう。


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『イブニクル』 概要

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©2015 ALICESOFT
イブニクル (アリスソフト)

・2015年04年24日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【Getchu】【駿河屋】【DMM
・2015年04年24日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DLsite】【DL.Getchu】【Gyutto

10年代中頃の作品で、スケベな主人公と嫁たちの冒険を描くアダルトRPG。萌えゲーアワード2015において「やりこみ系作品賞」を受賞している。

中世ファンタジー風の世界。主人公「アスタ」は優しく正義感に溢れた性格ながら、極端にスケベでストライクゾーンが広く、可愛い女の子には欲情せずにいられない少年である。離島で不思議な双子の姉妹に育てられたアスタは、彼女たちとセックスをする為に島を飛び出した。この世界は創造主の聖母イブが与えた戒律により、一生にたった一人の相手としかセックスができず、これを破った者は「アウトロー」として、略奪することでしか生活できなくなってしまうのだ。もらえる嫁の数を増やすには、「騎士」として人々の為に活躍し、より多くの名声を獲得するしかない。アスタは旅先で知り合った女の子と恋に落ちつつ、邪悪な企みで人々を苦しめるアウトローの組織「蛇紋」を追って世界中を駆け巡る。

システムは近年のアダルトゲームには珍しい、フィールド型のRPGである。スクロールする広大なマップ上を自由に動き回り、新たに発見した街で情報を集め、装備を整え、周辺を探索しつつレベルを上げ、近くのダンジョンを制覇することで街の抱える悩みを解決し、移動できるマップを増やしていくのが基本的な流れとなっている。

パーティは最大5人編成である。スキルの編成に自由度があるのが特徴的で、全体攻撃といった攻撃スキルや、状態回復といった支援スキル、罠回避といった探索時の補助スキルがあり、限られたスキルポイントをやりくりして編成を手直しする点が戦略要素となっていた。

戦闘画面や操作性は同社の『ランスクエスト』(2011年)の流れを感じるが、世界観は『どらぺこ! ~おねだりドラゴンとおっぱい勇者~』(2013年)に近く、どらぺこのヒロイン達が随所でゲスト的に登場している。

シナリオは、当初はスケベ心を満たす為に冒険していた少年が、アウトローとの戦いの中で惨い犯罪現場や、世界にはびこる理不尽に遭遇し、共に戦う伴侶を得て、次第に使命感に目覚めていく展開である。日常風景は主人公と嫁たちのとぼけたやり取り、シュールな世界観で笑いをさそう明るい作風となっている。基本的に一本道の展開だが、重要な場面でバッドエンドみえみえの選択肢が登場し、ギャグタッチのオチを迎えるのも特徴的である。

アダルト要素は多くのヒロインに複数用意されている他、悪人による一般人への陵辱シーン、突発イベントも多く、非常に充実している。Hシーンに限らず、RPGにしては嫁たちとの甘くイチャイチャした雰囲気の恋人描写に力が入っているのが印象的である。

同年にサービスソフトとして、人気投票の結果やおまけシナリオを収録した『イブニクル外典』が続いている。関連商品は『アリスサウンドアルバム vol.27 イブニクル』など。

個人的な印象としては、昔なつかしい王道的なRPGの形を踏襲しながら、洗練された操作性と軽快なストーリー展開でテンポよく遊ぶことができ、アダルト要素も含めてボリューム感は充実している。難易度は易しく、やり込みゲームという程にはゲーム性は凝っていないので、絵が好みに合う人、攻略情報なしで気楽にRPGを楽しみたい人にお勧めしたい。


公式サイト
http://www.alicesoft.com/evenicle/ 





調査担当

『RanceⅣ -教団の遺産-』 概要

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©1993 ALICESOFT
RanceIV -教団の遺産- (ALICESOFT)

・1993年12月11日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年04月04日 Windows3.1用 CD-ROM版
・1997年04月04日 Windows95用 CD-ROM版
・2003年04月11日 配布フリー化宣言

鬼畜な英雄の活躍を描いたダンジョン探索RPGの4作目。アダルトゲーム初となるインストール環境必須の「ハードディスク専用ゲーム」としても名高い。

前作『RanceⅢ -リーザス陥落-』(1991年)で光の神の怒りを買った戦士ランスと奴隷シィルは、天空に浮かぶ大陸イラーピュに飛ばされてしまう。大陸にある唯一の街を拠点に、地上へ降りる方法を求めて古代遺跡の探索を進める二人。同じ頃、遺跡内では敵対的なヘルマン帝国の一団が、遺跡に秘められた闘神都市の力を求めて調査を始め、リーザス王国からはランス救出隊が派遣されようとしていた…。

ゲームシステムは、様々な仕掛けを凝らしたダンジョンの謎を解き、キーアイテムを入手することで物語が進展していくストーリー重視のRPGである。ダンジョン内は前作のスクロールありの2D表示から、再びⅡのような縮小マップでカーソルを移動させていく形式となり、小部屋に入った時だけ拡大2D表示という変わった仕様である。操作感は悪いものの、全体は把握しやすい。

戦闘は前作と同じ、2D俯瞰型でキャラ毎に移動を指示していく、シミュレーションRPG風の集団戦である。雑魚とエンカウントする度にこれをこなさなければならない。しかし、主人公ランスを含めて全自動への切り替えが可能で、自動時のコマンドを編集できるのも特徴的である。味方は最大5人の自由編成となった。

新奇な点として、ダンジョン内は時間経過があり、毎日午後8時になると宿へ強制帰還させられ、翌日は同ポイントから進行できる休憩システムが取られている。宿では体力が回復できる他、「魔法ビジョン」にて本編と無関係な告知やドラマを見るオマケ要素、女の子を選んで部屋に連れ込むアダルト要素を備えていた。

シナリオ面では、従来通りの傍若無人な主人公が、美女とのセックスを目当てに冒険を繰り広げるシュールなギャグストーリーである。同時に、聖魔教団や闘神都市の設定が登場し、世界を揺るがす重大な局面がシリアスに描かれ、教団の生き残り、ヘルマン、リーザス、ランス一行の思惑が交錯する壮大な叙事詩に発展していく。レギュラーメンバーでは人工生命体「あてな2号」や騎士娘「サーナキア」が初登場している。

アダルト要素はランスが街の住人やパーティメンバーにHなイタズラをするケース、助けた女の子にお礼してもらうケースなど様々である。他にオマケ要素として、戦闘中に女の子モンスターを弱らせて「襲う」ことで見られる陵辱CG、完成するとHなCGが回収できる鏡の破片などがあり、やり込み要素となっていた。

発売後ほどなく、設定資料やボツ原画、ミニゲーム、BGM集などを収録した『ランス4オプションディスク』が通販されている。続編はミニRPGの『ランス4.1/ランス4.2』(1995年)、番外編のSLG『鬼畜王ランス』(1996年)、再びミニRPGの『ランス5D』(2002年)が続き、大作RPGに戻ったのは10年以上経った後の『ランスⅥ』(2004年)からだった。

個人的な印象としては、まずビジュアルのクオリティが大きく向上したのに好感が持てる。システムで風変わりな所が多く、快適にプレイするには実験的すぎる気がするが、入り口が違う別のダンジョンが内部で繋がり、巨大な複合ダンジョンになっていく点は面白い。シナリオ性、オマケ要素も充実し、アダルトRPGの定番といった風格の大作RPGに成長している。


ランスワールドノート
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-25.html

調査担当

『ランス03 リーザス陥落』 概要

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©2015 ALICESOFT
ランス03 リーザス陥落 (アリスソフト)

・2015年08月28日 Windows用 DVD-ROM版
・2015年08月28日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite

10年代中頃の作品で、鬼畜な英雄の冒険を描くファンタジー系のRPG。1991年の『RanceⅢ -リーザス陥落-』のフルリメイク作品であり、『ランス01 光をもとめて』(2013)、『ランス02 反逆の少女たち』(2009)の続編。

前作からしばらく経った頃、ランス01の舞台となったリーザス王国では大事件が起こっていた。城内に突如現れた隣国へルマンの大軍により、王都が占拠されてしまったのだ。リア王女直属の忍者かなみは、王女から重大な任務を託され、陥落寸前の城から命からがら脱出、リア王女の信頼の厚い冒険者ランスの元へ向かう。ところが当のランスは王家に伝わる聖剣、聖鎧を生活費のために売り払ってしまっていて…?

システムは『ランス01』の流れを汲む独特な形式のRPGである。移動先を選択するマップ画面は1991年のオリジナル版と同じだが、ダンジョン内はカードをめくっていくコース選択型、戦闘画面は移動のないコマンドバトルとなった。パーティメンバーの編成も自由になったが、メンバーそのものではなく、メンバーのスキルを選んでコマンドメニューを編成する点が特徴的で、ダンジョンや敵の特性に合わせて様々なスキルを組み合わせていく所が戦略要素である。

シナリオの流れはオリジナル版の通りで、わがままで女好きな冒険者の主人公が、仕事にかこつけて女の子に襲い掛かったり、強引に「お礼」をしてもらったりしている内に、国家間の戦争や魔人の陰謀が絡むシリアスな展開に巻き込まれていく。一方で簡素だったエピソードや人物が深く掘り下げられたり、前後の作品の登場人物がゲスト的に登場していたりと、細部では異なっている場面が多い。中世ファンタジー風の世界観が土台ながら、とぼけた設定が多く、作風はシュールでコミカルなのがシリーズを通しての特徴となっている。

20年以上の伝統を破り、シリーズで初めて登場人物に声があてられ、主人公以外はフルボイスとなった。

アダルトシーンは多めで、主人公が強引に迫る場合が多く、その巨根と底なしの精力で女の子達をヘロヘロにしていく。また、敵によって味方の女の子が陵辱されるシーンにも比重があり、オリジナル版よりもハードで凄惨な描写になっている印象である。他に女の子モンスターを捕獲した際に見られるCG、特殊なHシーンが見られるラレラレ石などがあり、非アダルトの「鏡の破片」や特殊スキルの収集と合わせてやり込み要素となっていた。

関連商品に『アリスサウンドアルバム vol.28 ランス01 & ランス03』があり、ダウンロード販売にも対応している。


『ランス03 リーザス陥落』 公式サイト
http://www.alicesoft.com/rance03/ 



調査担当

『夢幻戦士ヴァリス』 概要

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©1986 日本テレネット ©サンソフト
夢幻戦士ヴァリス (日本テレネット)
【注意】非アダルトゲームです。

・1986年12月**日 PC-8801用 FD版
・1987年03月**日 FM-77用 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X1用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 カートリッジROM版
・1987年08月21日 ファミコン版
・1991年12月27日 メガドライブ版
・1992年03月19日 PCエンジン用 CD-ROM版
・2004年06月24日 Windows用 CD-ROM 『夢幻戦士ヴァリス COMPLETE』に収録
・2005年05月18日 ボーダフォン用アプリ配信開始
・2007年06月26日 ダウンロード販売開始(PCエンジン版) 【Project EGG
・2011年11月24日 Windows用 CD-ROM 『夢幻戦士 ヴァリス COMPLETE PLUS』に収録
・2015年02月24日 ダウンロード販売開始(PC-8801版) 【ProjectEGG

80年代中頃の作品で、ファンタジー風の世界を舞台にしたアクションゲーム。露出の高いコスチュームの女子高生が剣を振るうインパクトから人気となり、後の美少女ゲームに大きな影響を与えた。

ごく普通の女子高生「麻生 優子」は、突然に異世界からのモンスター達に襲われるが、次空を超えて送られてきた剣を手に取り、戦って難を逃れることができた。そして、気が付いた場所は見慣れぬ世界「ヴァニティ」。優子はそこで、人の心の"明"と"暗"の均衡が崩れ、優子たちの世界が滅びかかっていることを聞かされる。夢幻界の女王から一方的に「ヴァリスの戦士」に指名され、戦うことを強いられた優子は、一旦は反発するものの、暗黒界の魔王ログレスの配下との戦いの中で次第に使命感に目覚め、戦士として成長していく。

ゲームは横スクロールのアクションゲームで、剣から放たれる遠距離攻撃を武器に、湧いてくる雑魚キャラを潰しながらボス戦を目指す流れである。ステージ間にはアニメタッチのビジュアルシーンが用意されており、シナリオ性を強く意識させる作りとなっているのが特徴的である。

武器と防具が何種類か用意されていて、アイテムドロップを拾う事で切り替えが可能である。体力ゲージをやりくりする点が非常に特徴的で、回復アイテムにあたる宝石を取れば取るほど体力をストックすることができる(最大でゲージMAX100個分)。クリアに時間制限がなく、逆走もできるので、序盤で雑魚を倒してコツコツ体力を稼ぎ、ボス戦に備えるのが一般的な攻略法となっていた。

作風はファンタジーながら、当時流行していたTVドラマ「スケバン刑事」の影響からか、重い宿命を背負った女子高生の悲壮感漂うストーリー展開となっている。一方、アニメ『幻夢戦記レダ』などに登場していた「ビキニアーマー」をゲーム業界にも定着させた事でも知られている。

PCゲームとして発売された当初は、動きの硬さや画面の見づらさ、広大すぎるマップなど、欠点が目立つ出来だったが、移植や続編の度にアクションゲームとして洗練され、PCエンジン移植版には声優ボイスやアニメーションシーンも追加されて、全く別のゲームに生まれ変わっている。主人公「優子」はゲームキャラとして異例の人気となり、ファンクラブが結成されたり、イメージガールのコンテストが開かれたようだ。

シリーズはアクションゲームとして『ヴァリスⅣ』(1991年)まで続き、家庭用ゲーム機にも幅広い展開を見せた。しかし、時は流れてタイトル権はアダルトゲーム開発会社に譲渡され、初代からちょうど20年後、リメイクにあたる『ヴァリスX』(2006年)は、アクション要素無し、陵辱系の18禁アドベンチャーに変貌した。

このことは旧開発スタッフや往年のファンの大反発を招き、不買運動が呼びかけられる事態に発展してしまった。往時のピュアな愛され方を物語る出来事といえる。一方、業績の悪化していた日本テレネットは翌年倒産している。

派生作品はコミックス(2007年)、サントラ(2011年)など。

調査担当

『分裂守護神トゥインクル☆スターAct.1』 概要

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©1993 STUDIO TWINKLE
分裂守護神トゥインクル☆スターAct.1 (STUDIO TWINKLE)

・1993年07月29日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、SF好きの少年が4人の変身ヒロイン達と共に悪と戦う、ギャグタッチのアダルトアドベンチャー。末尾に「Act.1」と表記される場合が多く、作中でも次号に続くことがアナウンスされているが、同社の解散によって続編が出ることはなかった。

舞台は現代の日本。SFに熱い情熱を傾ける高校生「討魔 ごう(名前変更可)」は、明るく能天気なウェイトレス「るみな」に出会い、自身の中に六芒星世界の守護魔導師「トーマ」の魂が転生したことを知らされる。るみなはトーマの守護神「スタールビー」の、4つに分かれた感情因子の1人だという。破死裏獣と名乗る怪人たちの凶行に巻き込まれた討魔は、感情因子の女の子とHをすることでトーマの力の一部を取り戻し、彼女達と協力して破死裏獣を撃破していく。

システムは選択肢タイプのADVだが、選択肢によって分岐やゲームオーバーがある訳ではなく、主人公が真面目にリアクションするかボケるか、という程度の違いで、移動先の自由もない一本道の展開である。

特徴的なのは戦闘の前哨戦として、怪人の呼び出した雑魚を掃討するガンシューティングのようなアクション要素がある点である。魔方陣の形のカーソルを敵に合わせ、自身の体力が尽きる前に殲滅すればシナリオが進行する。本格的なゲーム要素という訳ではなく、ミニゲームに近い。

シナリオは4話構成になっていて、それぞれ4人のヒロインの登場回になっている。学校、デパートの屋上、ディスコなどを舞台に、主人公と「喜」「怒」「哀」「楽」の感情を象徴する4人のヒロインとの出会いや、なりゆきでのセックス、アニメーションする変身シーン、怪人との対決などが描かれる。調子のいい性格の主人公と、一癖あるヒロイン達、シュールでおバカな怪人の賑やかな掛け合いが特徴的である。

アダルトシーンは各ヒロインに2つほどある他、一部の怪人にも存在する。物語前半では3種類のアイコンを使い、女体を丹念に愛撫しなければ先に進めないようになっていた。

少女向けのTVアニメ『美少女戦士セーラームーン』が大ブレイクした年で、変身ヒロインのバトル物という新テーマはアダルトゲームにも影響を与え、そこそこ定着した。本作の個人的な印象としては、『CAL』などの流れを汲む作品で、ギャグストーリーとして十分面白く、ビジュアルもセックス描写も丁寧、凝った変身シーンやゲーム要素も好感がもてるものの、物語の半ばを過ぎた辺りから新キャラの扱いが雑になり、展開も急ぎ足になるのが気になる。良作ながらどこか物足りない仕上がりである。

調査担当

『麻雀幻想曲Ⅱ』 概要

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©1993 Active
麻雀幻想曲Ⅱ (Active)

・1993年08月06日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9821用 CD-ROM版
・1996年09月20日 Windows95用 CD-ROM 『麻雀幻想曲I・II』に収録
・1996年09月20日 Windows95用 CD-ROM 『麻雀幻想曲1・2・3セット』に収録
・2000年12月15日 Windows用 CD-ROM 『麻雀幻想曲II -2001 EDITION-
・2005年10月24日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DMM】【DLsite】【アキバイン

90年代序盤の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にした脱衣麻雀ゲーム。『麻雀幻想曲』(1992)の続編。

前作で最愛のパートナー「ラズベリー」を失った主人公「リング」は、彼女が世界に安定をもたらす巫女の一人だったことをエルフの村で知らされる。彼女を蘇らせる方法があることに喜んだリングは、世界各地に散らばった7つの黄金牌を集めるため、守護者と呼ばれる強者達と戦い、麻雀の実力を認めさせていく。

内容は数種類のコンテンツが楽しめる麻雀バラエティソフトになっていて、メインの「ストーリーモード」は中世ファンタジー風の世界を旅するシリアスなADVと脱衣麻雀の組み合わせである。他にストーリーモードとは別の6人の女の子の中から一人を選んで対決する「対戦ぬぎぬぎモード」、脱衣無しで純粋に麻雀に打ち込む「VSコンピュータモード」、麻雀の基礎知識から役の作り方まで丁寧に教えてくれる「トレーニングモード」などを備えている。

麻雀は2人打ちで、チョンボの防止等のサポートや難易度の変更があり、初心者でも遊びやすい。持ち点の代わりにHPを削り合っていくのが特徴的で、自分のHPが0になればゲームオーバー、相手のHPが0になれば脱衣が一段階進み、次の場が始まる。もう一つの特徴がMPのゲージで、これは自然に貯まっていき、様々なイカサマ技や積み込みと交換できる。ストーリーモードでは相手もイカサマ技を容赦なく使ってくる一方、主人公も物語が進展するにつれて使用可能な技が増え、戦略の幅が広がっていく。

アダルト要素は女の子1人につき3枚用意された全画面のCGで、段階的に露出度が上がっていき、最後は上下にスクロールする大きな一枚となっていた。性行為の描写は一切なく、エロさは控えめである。

続編として『麻雀幻想曲Ⅲ』(1995)が続いている。

個人的な印象として、相変わらず非ギャグストーリーにしては設定の説得力が頼りなく、展開もぎこちない。一方麻雀ゲームとしての出来はそこそこで、ビジュアルが大きく改善したのに好感がもてる。後に『DISCIPLINE』(2002年)や『STARLESS』(2011年)の原画・シナリオを手がけた聖少女氏の原画デビュー作である。

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80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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