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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『きゃんきゃんバニープルミエール2』 概要

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きゃんきゃんバニープルミエール2きゃんきゃんバニープルミエール2
©1996 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.

きゃんきゃんバニープルミエール2 (カクテルソフト)

・1996年12月20日 セガサターン版 (18歳以上推奨)
・1996年12月26日 Windows3.1/ 95用 CD-ROM 初回版 通常版
・2016年02月05日 DL販売 『きゃんきゃんバニープルミエール2 Refresh』 【DMM

90年代中頃の作品で、ナンパな大学生が片っ端から女性を口説いていく恋愛アドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』シリーズの7作目。時系列はプルミエールの後、エクストラの前となっている。

5作目の『プルミエール』にて、七福神に女縁を授かった主人公だったが、結局恋は実らず、女の子を手当たり次第にナンパする日々を送っていた。そんなある日、空から大きな卵が降ってきて、主人公の頭を直撃する。新たな神様が宿ったその卵は、事故により主人公と縁が結ばれ、孵化するまで天界に返すことができなくなってしまった。疫病神や貧乏神が生まれるのを防ぐには、10日以内に縁のある女の子達を探し出し、幸せにするしかない。そんな訳で、再び居候となったスワティや老人たちに励まされつつ、目印となる「導きの星」を頼りに、主人公は新たな出会いに挑んでいく。

ゲームシステムは過去作品のいずれとも異なり、カーソルによるコマンド操作、選択肢による好感度稼ぎ、スケジュール管理要素の組合せとなった。

移動先に自由があるタイプで、自宅を起点に、マップ上の公園やバイト先、アーケード街などを繰り返し巡り、女の子を見つけて会話イベントを進展させていく時間経過ありのADVである。コマンドメニューはなくなり、相手の顔をクリックすれば「話す」、胸をクリックすれば「見る」といった具合に、カーソル操作で会話を進めていく。

女の子には好感度、幸福度という二つのパラメータがあり、会話中の選択肢などで上下していく。基本的に親切に接したり、容姿を褒めたり、悩み相談で真面目に答えたりと、紳士な選択が好まれる。逆に時間を守らなかったり、二股をかけたことを認めるような発言をすると、即座に破局を迎えてしまう。

ハッピーエンドを見るためには、一度のプレイで多数のヒロインを口説き落とす必要があり、ヒロインの出没する場所、時間は法則性があるため、自力攻略は細かいメモを取り、自分なりのスケジュール表を作っていくことになる。

ストーリーは、スケベで軽薄な大学生の主人公が、縁に導かれた女の子と出会い、道を教えたり、介抱したり、パフェを奢ったり、趣味の話で心を掴み、デートなどで急接近していく流れである。ただし個別エンドはなく、告白を受けてセックスに至るものの、やがて転居や留学で離れ離れになり、どの娘とも微妙に脈ありで曖昧なエンディングを迎えることになる。

ヒロインは、お隣のツンケンした予備校生、正反対の軽そうな予備校生、バイト先の新米店長、高校時代の気さくな友人、のんびりとした深窓の令嬢、忙しそうな空間プロデュース事務所の経営者の6人となっており、クリア条件を満たすことで、それぞれのその後が描かれる。

Hシーンは1人あたり1、2箇所で、アダルト要素には比重がない。その代わり、彩色は256色の鮮やかなものになり、ヒロイン達の台詞はフルボイスで、キスシーンなど所々がアニメーションで描かれるなど、新ハードに積極的に対応している点が特徴である。

Windows版とほぼ同時だが、家庭用ゲーム機版がやや先行するという、珍しい販売順序だった。2016年に『きゃんきゃんバニープルミエール2 Refresh』として復刻されている。シリーズは『きゃんきゃんバニー1 Primo』(1997年)、『きゃんきゃんバニー6 i・mail』(2000年)が続いた。

個人的な印象としては、時代と照らし合わせてもストーリー的に浅く、古めかしさが拭えないものの、ビジュアルのレベルが高く、操作やゲーム性がスッキリしたおかげで洗練され、程よい攻略要素を楽しめる作品である。時代に食い下がったナンパゲーム最後の優等生といったところか。

Windows95は社会現象にまで発展した大ヒットOSで、その影響はアダルトゲームにも及んでいる。画面はやや縦長になり、最大256色は凝ったドット打ちを必要とせず、CD-ROMドライブが標準となったため、主題歌入りのOPが作品の顔となり、プロ声優による台詞吹き込みが当たり前になっていく。本作品は一番乗りではないものの、その積極性でWindows時代の到来を告げた象徴的な作品ともいえるだろう。


きゃんきゃんバニープルミエール2 Refresh 公式サイト
http://fandc.co.jp/cb_pr2r/index00.php


調査担当

『虜』 概要

虜虜
虜虜
©1996 D.O. / Contents Traffic,Inc.
 (D.O.)

・1996年10月11日 Windows95用 CD-ROM版
・1999年09月10日 Mac OS 8用 CD-ROM版
・2000年01月28日 Windows98用 DVD-ROM 『虜2虜』に収録
・2001年06月15日 Windows2000用 CD-ROM 廉価版
・2006年05月05日 ダウンロード販売開始 【DLsite】【Gyutto】【DL.Getchu

90年代中頃の作品で、男性教師が女子生徒を監禁し、理想の男女関係を強いていくSM系の調教シミュレーションゲーム。

主人公は表向き、平凡な生活を送る新米の学園教師である。しかし、女生徒を乱暴に犯したいという欲望を常に抱いており、教え子の「田村 麻美」に目をつけ、雌豚として荒っぽく飼い慣らしていた。そんなある日、主人公は麻美からある計画を持ちかけられる。家族の復讐のため、清楚で大人しい美少女「佐伯 由美子」を、夏休みに人里離れた別荘に監禁し、徹底的に調教して欲しいというのだ。主人公はリスクを覚悟の上で、麻美に準備を整えさせ、由美子を従順な性奴隷に仕上げる危険なゲームに挑んでいく…。

ゲームシステムは、かなり本格的な育成SLGである。7月20日から8月31日までの間、一日2回ずつ、3人のヒロインの中から一人を選び、「快楽調教 バイブ」「被虐調教 鞭」「羞恥調教 排尿」といった2段階のコマンドでプレイを選び、パラメータを育成していく。

「意識」が0になると失神してペナルティが発生し、「体力」や「理性」が0になるとゲームオーバー、逆に体力や理性が満タンだと逃亡したり、自殺したりでゲームオーバーを迎える。他にも病気や生理、無気力などの状態異常でパラメータが削られるため、健康状態に気をつかいつつ、生かさぬよう殺さぬよう、しつけ的なプレイで「従順」を上げ、セックスの中で「快楽」「恥虐」「被虐」を育てて、心と体を慎重にコントロールしていく必要がある。

ゲームクリアするためには、三人共それなりに高水準に仕上げなければならないが、パラメータは減りやすく上がりにくく、状態異常は頻繁なため、常に忙しく目を配らなくてはならない。また、コマンドの種類は30種類と豊富で、ヒロイン毎にパラメータ変化も異なるため、全て把握して使いこなすには、かなりの経験を要する。難易度が高く奥行きのある育成SLGといえるだろう。

ヒロインは、純情可憐なお嬢様、ドMで共犯者の薄幸な少女、親友のピンチを救おうとして巻き込まれた、強気なスポーツ少女の三人である。最初は拒絶一色だったヒロインも、調教が進むにつれ、体の変化に戸惑い、容赦のない悪罵に心を折られ、やがて愛されようと積極的に媚び始める。最終日のパラメータの状態により、一人当たり3、4種類の個別エンドを迎える仕様となっていた。

アダルトCGのボリューム感は高く、バラエティ豊かである。通常の愛撫、セックスに始まり、アナル開発、放尿や浣腸プレイといった変態プレイ、縛り、拘束、剃毛、鞭、蝋燭といった通常のSMプレイ、刃物、三角木馬、首絞め、フィストファック、薬物といったハードで過激な描写を含んでいた。

当時としては珍しく、Windows版が先行した作品で、ヒロイン達はオリジナル版からフルボイスである。その代わり、ヒロインの台詞はメッセージウィンドウに一切表示されないという、後世からみると妙な仕様になっている。

シリーズの2作目として『虜2』(1997年)が続いている。また、ゲーム内容はそのまま、CGを実写化した『虜 実写版』(1999年)があり、D.O.自ら制作を手がけている。

ディレクター、ゲームデザイン、原画、シナリオにいたるまで、広崎悠意氏が幅広く兼務した作家性の強い作品である。個人的な印象としては、かなりゲーム性に凝っており、上級者好みのやり込みゲームいえるだろう。また、主人公が自身のサディズムについてプライドを持ち、独特の美学を語り、ヒロインを落とした後も、露ほども甘い顔をしないのが異様で、“本物”の凄味を感じさせる作品である。


公式HP
http://www.do-game.co.jp/r18/products/%E8%99%9C/


調査担当

『禁忌 ~TABOO~』 概要

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©1995 SUCCUBUS/APPLE PIE
禁忌 ~TABOO~ (サッキュバス/アップルパイ)

・1995年03月17日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 Windows用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、レズビアンの女教師が女生徒達に淫らな調教を施していく育成シミュレーションゲーム。SMをメインに扱った調教SLGとしてはおそらく最古の作品である。

これといった導入部分やプロットはなく、突発イベントもほぼ無い。プレイヤーはサディスティックな女教師となって、ひたすら三人の女の子たちのパラメータを育成し、その反応の変化を楽しんでいくシンプルな展開である。

システムは当時流行していたスケジュール管理型ではなく、対話形式のコマンド選択型である。任意の相手を呼び出し、そのステータスの伸ばしたい項目、補いたい欠点を狙って、会話や愛撫、各種SMプレイのコマンドで女の子をいたぶっていく。女の子が絶頂したり、疲労がたまったり、怒って帰ってしまうと1回の調教終了である。

序盤は女の子の感度や被虐度が低く、態度も反抗的で信頼度や愛情度が下がっていく一方だが、慎重に育てれば徐々に態度が変化し、ある時点から上昇に転じる。うまくいけば主人公を「お姉さま」と慕い、どんなプレイにも悦び、簡単に絶頂するようになる。3人合わせて30回の調教をこなした所でゲーム終了となり、その育成結果が「称号」という形で評価される仕組みになっていた。

また、ヒロイン自身の加虐性、ヒロイン同士の信頼や愛情を示すパラメータがあり、ヒロインに命じて他のヒロインを調教させることができる。気弱そうなヒロインをドSに育て、勝気そうなヒロインを調教させる、といったプレイも可能である。さらに主人公の女教師にも被虐性を示すパラメータがあり、これが高まると生徒にいたぶられて絶頂、といった逆転現象も起こる奥行きを備えていた。

調教SLGという他にも風変わりな点がある作品で、例えばメッセージウィンドウが一切なく、会話のやり取りは音声のみという大胆な仕様である。フルボイスに相当するため、FDの時代としては非常にデータ容量が大きく、インストールにかかる時間などが話題になったようだ。

アダルトシーンはSM要素がメインで、ロープなどによる緊縛シーン、平手打ち、鞭によるスパンキング、ろうそく責めといった描写がある他、選んだ調教場所によっては試験管、マイク、野菜などが使われることがあり、挿入シーンは小ウィンドウ内のアニメーションで描かれている。

続編に『禁忌2 ~Hospital Taboo~』(2000)がある他、関連商品にデスクトップテーマ集がある。

個人的な印象として、ジャンル的に目新しく、ゲームシステムはユニークであり、フルボイスという大きなハードルに果敢に挑んだ作品だったが、所々の欠点が足を引っ張っているイメージである。例えば、肝心のボイスが音割れで聞き取り辛い、攻略はかなりの繰り返し作業になるが、セリフを飛ばせないためストレスが溜まる、コマンド毎のパラメータ上昇効果が把握しづらく、自力攻略には地味で厄介なデータ収集が必要、といったところか。欲張らずに基本部分を洗練していれば…と惜しまずにはいられない。


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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
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