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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『超昂神騎エクシール』 概要

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©2017 ALICESOFT
超昂神騎エクシール (アリスソフト)

・2017年07月28日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【Getchu】【駿河屋
・2017年07月28日 ダウンロード版 【DMM

10年代後半の作品で、正義の変身ヒロインをテーマにしたアダルト育成ゲーム。『超昂天使エスカレイヤー』(2002年)、『超昂閃忍 ハルカ』(2008年)の流れを汲む、超昂シリーズの3作目。

舞台は現代の日本。主人公「継彦」は、エロゲライター志望の学生で、エロに情熱を燃やすオープンなオタクである。魔王の生まれ変わりを自称しているため、周囲から浮いているが、実は本当に魔王だった。配下の悪魔「ベゼル」の導きで、誕生日に魔王の力を復活させる儀式に臨んだ継彦は、ベゼルの裏切りにあい、力のほとんどを奪われ、大事な後輩「キリカ」が瀕死になってしまう。一方、魔王を討つべく天界から派遣された天使「エクシール」は、哀れなキリカを救って力を失ってしまい、窮地に陥る。

新たに魔王となったベゼルから世界を守るため、継彦と一時的な協力関係になったエクシールは、継彦に残る色欲の魔力を得るため、導魔と名付けたエッチな行為を繰り返し、超昂戦士に姿を変えてベゼルの配下と対決していく。

ゲームシステムは、シリーズの流れを受け継ぎ、簡素なターン制の育成SLGとコマンドバトルの組み合わせである。定期的に回復する主人公の魔力をやりくりして、昼間はHでパラメータを育成し、夜はマップ上の敵の占領地を選択し、ザコ敵をコマンドバトルで倒し、解放していく。期限内に最奥の魔将(ボスキャラ)との戦闘に勝利すれば、次の章に移る仕組みである。

シナリオは、美少女ゲームにおける変身ヒロインの王道、といった感じで、普段は正体を隠し、一般人に紛れて学生生活を送りつつ、敵の怪人と対決し、Hなピンチを乗り越えて、最後に勝利するバトルヒロイン物である。

ヒロインがボスキャラに敗れた際、陵辱Hが起こるのがシリーズの伝統であり、本作品の目玉といえるだろう。何度敗れても、どこに監禁されてもアイテムで救い出せるものの、発動に時間がかかるため、その間にさんざん犯されてしまう、という設定である。ちなみに、陵辱をこなすと大幅なパワーアップが見込めるため、積極的にこなした方が育成は楽だが、度が過ぎると即座に堕落系のバッドエンドとなる。

陵辱Hはヒロイン1人につき2段階あるので、ボスキャラ1人あたり合計4つとなる。魔将が直接襲うケース、魔将に唆された一般人や動物、魔獣に犯されるケース、人質を取られて脅迫に屈するケースなど形は様々である。

一方、導魔(主人公とのH)では、ノーマルな和姦に始まり、フェラやパイズリなどに慣れ、やがてアナル開発、レズ、屋外でのセックス、見せびらかしセックスと過激化していく。更に、ヒロインの好感度によって純愛系のHが開放されたり、主人公の鬼畜度によって鬼畜なプレイが開放されたりと、育て方によって選べるプレイが異なっていく。

育成したパラメータや選択肢により、6種類の結末を迎えるマルチエンドとなっていた。

個人的には、お約束の塊といった印象で、アニメーションする変身シーン、なぜか敵や一般人にバレない変身前の素顔、快楽に屈してだらしなく乱れるビッチ感など、このジャンルの型を悉く押さえ、昔懐かしい雰囲気を醸し出している。また、ハードなSMやスカトロを除き、あらゆる定番プレイを網羅している印象で、獣姦、触手姦、蟲姦、寝取らせ、腹ボテ、おねショタなど、マニアックで幅広い需要に応えるアダルト重視な作風といえる。陵辱系が好みに合えば、実用性は高いであろう。


公式HP
http://www.alicesoft.com/ixseal/





『ばにぃはんたぁ零』 概要

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©1995 JANIS
ばにぃはんたぁ零 (JANIS/すたじお実験室)

・1995年04月28日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1996年07月12日 Windows3.1/95/Macintosh用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、平凡な会社員が変身ヒーローになって謎の組織と戦う、ギャグタッチのアダルトアドベンチャー。開発は法人化前の「すたじお実験室」、販売はスペースプロジェクト系列の「JANIS」である。

舞台は現代の日本。平凡なサラリーマンの主人公「零一」は、経理部長である父親が会社の金を持ち逃げした件で追求され、無実を証明するため父を探し始めるが、突然、謎のバニーガール集団「ネオバニー」に襲われる。公衆の面前で恥辱を受けそうになる寸前、駆け込んだブティックで出会ったのは、伝説の英雄が愛用した黒いマタドールスーツだった。スーツに込められた愛と情熱で変身した零一は、「バニーハンター零」としてネオバニーの刺客たちを返り討ちにし、Hなお仕置きで心を開かせ、事件の手がかりを掴んでいく。

システムはコマンド選択式で、移動先に自由があるタイプの探索ADVだが、マルチエンド用に多少の選択肢もあり、さらにカードバトル要素とも組み合わされている。基本的には、会社やタバコ屋、自宅、商店街、学校といった移動先を巡回し、「Look」や「Talk」といったコマンドを総当りすることで新しい情報やアイテムを入手し、突発的なバトルに勝利することで、物語を進展させていく一本道の展開である。

カードバトルは「バトルスキンパニック」(1988年)のように、手札の数字の大小を競うシンプルなものである。運頼みな面もあり、ゲーム性はさほどない。負けてもその場からやり直せるので、難易度は易しい。

シナリオは、平凡で冴えない青年の主人公が、服の力でキザで情熱的なヒーローに変身し、セーラー服や体操着、コマンドー風、下着姿、ナース服の女の子達を撃退していくバトル物である。とぼけた設定や勢いまかせの超展開が多く、作風は非常にコミカルである。

ヒロインは毎回どこからともなく現れ、主人公のピンチを救っていく「プリンセスバニー」の他、ラスト付近の選択肢の選び方によっては、敵のバニーや会社の先輩、銭湯の未亡人&娘と結ばれる個別エンドが用意されていた。アダルトシーンは同意を得ないまま押し倒したり、拘束するケースもあるが、おおむね和姦で行為はソフトである。

関連商品は小説版、フォトCD、マウスパッドなどがある。

個人的な印象としては、ストーリーは短く、ゲーム性もあまりないが、軽快なテンポとおバカなノリ、高クオリティなビジュアルが揃った魅力的な作品である。銭湯の母娘のHシーンは親子丼となっていて、後に一般的な題材となるが、時期的にかなり珍しいのではないだろうか。


『聖少女戦隊レイカーズⅡ』 概要

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©1994 APPLE PIE
聖少女戦隊レイカーズⅡ (アップルパイ)

・1994年12月18日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1996年10月18日 Windows95用 CD-ROM 『聖少女戦隊レイカーズⅠ・Ⅱ for Win』に収録

90年代中頃の作品で、変身ヒーローの主人公と変身ヒロイン達の活躍を描いたシミュレーションRPG。『聖少女戦隊レイカーズ』の続編。

前作で宇宙からの侵略者ガドラム帝国を退け、再び平和な日常を送っている筈のレイカーズだったが、鷲ノ羽学園に正義の少年「洸」の姿は無かった。彼は半年もの間、レイカーズの面々に何も告げず、行方をくらましていたのだ。そこへ、レイカークリスタルを狙う新たな敵、宇宙犯罪組織ギルドールの魔の手が迫る。変身能力を失ったレイカーズの前に颯爽と現れたのは…?

システムはADV風のストーリーパートとシミュレーションRPGの組み合わせである。ストーリーパートは分岐のない一本道で、コマンドもセックスシーンのみとなっている。各章の会話の中で戦闘に突入し、SLGパートで1~2つのMAPの敵を殲滅すれば、シナリオが進行して次の章へ移る仕組みである。

戦闘部分のシステムは前作とほぼ同じで、クォータービュー、固定配置、レベルアップありの戦術級SLGである。攻撃がなかなか当たらないのも同じで、敵の向きや高低差などを利用して命中率を高め、数に勝る敵に背後を取られないよう工夫する点が戦術要素となっている。違いはそれぞれ体の各部の4種類のパーツを変更できる点で、それに応じて回復技、長射程の技、広範囲の技などを選べる仕様となった。

シナリオは使命感に燃える変身ヒーローの主人公が、親しい少女達を戦いに巻き込むまいと奔走するものの、敵の罠にはまったり、強敵と出会う中でヒロイン達に助けられ、最後はチームワークで敵を撃退するのが基本的な流れである。変身ヒロイン物に分類される作品だが、熱血、悲壮感、メカといった男の子向けの要素が多く、ナレーションにも特撮ヒーロー物の影響が強く感じられる。

アダルトシーンは各章に1、2箇所で、5人のヒロイン達の他、敵の女幹部にも用意されている。レイカーズの中心「玲子」と主人公は前作で恋人同士となったため、他のヒロインとは妄想上のセックスだったり、あるいはライバルの男キャラに口説き落とされたりといった描写になったが、中には主人公が敵の誘惑に負けたり、玲子との仲違いで捨て鉢になり、激情に身を任せて他の子と…といった場面もあった。

続編として『聖少女戦隊レイカーズⅢ』(1997)が続いている。

個人的な印象として、シナリオは相変わらず超展開の連続で、非ギャグストーリーにしては説得力が頼りない。ツッコミ所は満載なので、ネタとしては楽しめた。シミュレーションRPGとしても操作性やゲーム性が改善されたとは言えず、残念な印象である。全画面表示となり、ビジュアルは大きく向上している。


『夢幻戦士ヴァリス』 概要

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©1986 日本テレネット ©サンソフト
夢幻戦士ヴァリス (日本テレネット)
【注意】非アダルトゲームです。

・1986年12月**日 PC-8801用 FD版
・1987年03月**日 FM-77用 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X1用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 カートリッジROM版
・1987年08月21日 ファミコン版
・1991年12月27日 メガドライブ版
・1992年03月19日 PCエンジン用 CD-ROM版
・2004年06月24日 Windows用 CD-ROM 『夢幻戦士ヴァリス COMPLETE』に収録
・2005年05月18日 ボーダフォン用アプリ配信開始
・2007年06月26日 ダウンロード販売開始(PCエンジン版) 【Project EGG
・2011年11月24日 Windows用 CD-ROM 『夢幻戦士 ヴァリス COMPLETE PLUS』に収録
・2015年02月24日 ダウンロード販売開始(PC-8801版) 【ProjectEGG

80年代中頃の作品で、ファンタジー風の世界を舞台にしたアクションゲーム。露出の高いコスチュームの女子高生が剣を振るうインパクトから人気となり、後の美少女ゲームに大きな影響を与えた。

ごく普通の女子高生「麻生 優子」は、突然に異世界からのモンスター達に襲われるが、次空を超えて送られてきた剣を手に取り、戦って難を逃れることができた。そして、気が付いた場所は見慣れぬ世界「ヴァニティ」。優子はそこで、人の心の"明"と"暗"の均衡が崩れ、優子たちの世界が滅びかかっていることを聞かされる。夢幻界の女王から一方的に「ヴァリスの戦士」に指名され、戦うことを強いられた優子は、一旦は反発するものの、暗黒界の魔王ログレスの配下との戦いの中で次第に使命感に目覚め、戦士として成長していく。

ゲームは横スクロールのアクションゲームで、剣から放たれる遠距離攻撃を武器に、湧いてくる雑魚キャラを潰しながらボス戦を目指す流れである。ステージ間にはアニメタッチのビジュアルシーンが用意されており、シナリオ性を強く意識させる作りとなっているのが特徴的である。

武器と防具が何種類か用意されていて、アイテムドロップを拾う事で切り替えが可能である。体力ゲージをやりくりする点が非常に特徴的で、回復アイテムにあたる宝石を取れば取るほど体力をストックすることができる(最大でゲージMAX100個分)。クリアに時間制限がなく、逆走もできるので、序盤で雑魚を倒してコツコツ体力を稼ぎ、ボス戦に備えるのが一般的な攻略法となっていた。

作風はファンタジーながら、当時流行していたTVドラマ「スケバン刑事」の影響からか、重い宿命を背負った女子高生の悲壮感漂うストーリー展開となっている。一方、アニメ『幻夢戦記レダ』などに登場していた「ビキニアーマー」をゲーム業界にも定着させた事でも知られている。

PCゲームとして発売された当初は、動きの硬さや画面の見づらさ、広大すぎるマップなど、欠点が目立つ出来だったが、移植や続編の度にアクションゲームとして洗練され、PCエンジン移植版には声優ボイスやアニメーションシーンも追加されて、全く別のゲームに生まれ変わっている。主人公「優子」はゲームキャラとして異例の人気となり、ファンクラブが結成されたり、イメージガールのコンテストが開かれたようだ。

シリーズはアクションゲームとして『ヴァリスⅣ』(1991年)まで続き、家庭用ゲーム機にも幅広い展開を見せた。しかし、時は流れてタイトル権はアダルトゲーム開発会社に譲渡され、初代からちょうど20年後、リメイクにあたる『ヴァリスX』(2006年)は、アクション要素無し、陵辱系の18禁アドベンチャーに変貌した。

このことは旧開発スタッフや往年のファンの大反発を招き、不買運動が呼びかけられる事態に発展してしまった。往時のピュアな愛され方を物語る出来事といえる。一方、業績の悪化していた日本テレネットは翌年倒産している。

派生作品はコミックス(2007年)、サントラ(2011年)など。

『聖少女戦隊レイカーズ』 概要

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©1993 APPLE PIE
聖少女戦隊レイカーズ (アップルパイ)

・1993年12月25日 DOS/V用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版
・1996年10月18日 Windows95用 CD-ROM 『聖少女戦隊レイカーズⅠ・Ⅱ for Win』に収録

90年代序盤の作品で、5人の変身ヒロイン達を率いて宇宙からの侵略者に立ち向かうシミュレーションRPG。『聖少女戦隊レイカーズ』シリーズの一作目。

鷲ノ羽学園に通う男子学生「洸」は、ブラード星の王太子「アラン・ブラード」の思念体と出会い、洸がブラード星人の血を引いている事、そして宇宙支配を目論む「ガドラム帝国」が超エネルギー体「レイカークリスタル」を狙い、地球を侵略しようとしている事を知らされる。学園がガドラムに襲撃され、洸の親しい5人の少女に危機が迫った時、5人の姿に変化が起こった。彼女たちこそ、伝説のクリスタルの守護者「レイカーズ」だったのだ。洸はレイカーズを率いて、悪の帝国から送り込まれた女幹部や怪物達と対決していく。

システムはシミュレーションRPGの戦闘パートと、ADV風のストーリーパートの組み合わせである。テレビアニメ風にサブタイトルで章分けけされていて、全部で5章あり、それぞれ2~3つのMAPを突破することで次の章へ移る。ストーリーパートは選択肢やコマンド類はなく、一本道である。

戦闘パートはクォータービューで、レイカーズを操作してMAP内の敵を殲滅できればクリアである。レベルアップはあるが、クラスチェンジや装備品、アイテム類はない。すべての攻撃にMP消費があり、5種類の技を状況に合わせて使い分けていく。攻撃がなかなか当たらないのが大きな特徴で、高低差や敵の向いている方向などを利用し、命中率が少しでも上がるよう工夫する点が戦術要素となっていた。攻撃を受けると経験値が貯まる点も風変わりである。

シナリオは、5つの章が5人のヒロインそれぞれの当番回にあたる。基本的には学園モノの日常風景の中で、ヒロインと主人公が親交を深め、敵の襲撃と前後してセックスに至る流れである。クラスメイトで現役アイドル、そしてレイカーズの中心である「玲子」と主人公は相思相愛の間柄だが、真面目で好青年風の主人公が、請われれば初対面でも味方でも、あっさりセックスに応じてしまうのが印象的である。

アダルトシーンはヒロイン一人当たり1~2シーンで、敵の女幹部との間にも用意されている他、味方が戦闘で撃破された際は脱衣CGが表示される仕様となっていた。

続編として『聖少女戦隊レイカーズII』(1996)、『聖少女戦隊レイカーズIII』(1997)が続いている。派生作品にOVA版、小説版などがある。

当時流行した変身ヒロイン物で、シリーズ化やOVA化もあり、知名度は比較的高いようだ。個人的な印象としては、操作性やテンポが悪く、シミュレーションRPGとしては当時の中でもパッとしない。ストーリーは強引で駆け足な超展開の連続で、見ようによっては面白いかもしれない。ビジュアル面では極端に細いウエスト、強調された乳房が印象的である。

『分裂守護神トゥインクル☆スターAct.1』 概要

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©1993 STUDIO TWINKLE
分裂守護神トゥインクル☆スターAct.1 (STUDIO TWINKLE)

・1993年07月29日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代序盤の作品で、SF好きの少年が4人の変身ヒロイン達と共に悪と戦う、ギャグタッチのアダルトアドベンチャー。末尾に「Act.1」と表記される場合が多く、作中でも次号に続くことがアナウンスされているが、同社の解散によって続編が出ることはなかった。

舞台は現代の日本。SFに熱い情熱を傾ける高校生「討魔 ごう(名前変更可)」は、明るく能天気なウェイトレス「るみな」に出会い、自身の中に六芒星世界の守護魔導師「トーマ」の魂が転生したことを知らされる。るみなはトーマの守護神「スタールビー」の、4つに分かれた感情因子の1人だという。破死裏獣と名乗る怪人たちの凶行に巻き込まれた討魔は、感情因子の女の子とHをすることでトーマの力の一部を取り戻し、彼女達と協力して破死裏獣を撃破していく。

システムは選択肢タイプのADVだが、選択肢によって分岐やゲームオーバーがある訳ではなく、主人公が真面目にリアクションするかボケるか、という程度の違いで、移動先の自由もない一本道の展開である。

特徴的なのは戦闘の前哨戦として、怪人の呼び出した雑魚を掃討するガンシューティングのようなアクション要素がある点である。魔方陣の形のカーソルを敵に合わせ、自身の体力が尽きる前に殲滅すればシナリオが進行する。本格的なゲーム要素という訳ではなく、ミニゲームに近い。

シナリオは4話構成になっていて、それぞれ4人のヒロインの登場回になっている。学校、デパートの屋上、ディスコなどを舞台に、主人公と「喜」「怒」「哀」「楽」の感情を象徴する4人のヒロインとの出会いや、なりゆきでのセックス、アニメーションする変身シーン、怪人との対決などが描かれる。調子のいい性格の主人公と、一癖あるヒロイン達、シュールでおバカな怪人の賑やかな掛け合いが特徴的である。

アダルトシーンは各ヒロインに2つほどある他、一部の怪人にも存在する。物語前半では3種類のアイコンを使い、女体を丹念に愛撫しなければ先に進めないようになっていた。

少女向けのTVアニメ『美少女戦士セーラームーン』が大ブレイクした年で、変身ヒロインのバトル物という新テーマはアダルトゲームにも影響を与え、そこそこ定着した。本作の個人的な印象としては、『CAL』などの流れを汲む作品で、ギャグストーリーとして十分面白く、ビジュアルもセックス描写も丁寧、凝った変身シーンやゲーム要素も好感がもてるものの、物語の半ばを過ぎた辺りから新キャラの扱いが雑になり、展開も急ぎ足になるのが気になる。良作ながらどこか物足りない仕上がりである。

『電撃ナース』 概要

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©1992 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
電撃ナース (カクテルソフト)

・1992年09月22日 PC9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版

90年代序盤の作品で、「ナース」をテーマにした変身ヒロイン物のアダルトアドベンチャー。FM-TOWNS版では当時としては珍しく、主題歌をボイス付きで収録していた。

主人公「電波たんち」は、大学病院に勤める軽薄で女好きな若手医師である。院長の「秋葉原博士」の助手として犯罪組織「黒十字団」と戦うための武器の開発を手伝わされていた彼は、黒十字団の暗殺者として送り込まれたナース「稲妻きらら」と出会う。自らの出生の秘密を聞かされ、一方的に利用されていた事を知ったきららは、母を探すために組織を抜けることを決意。その超電撃体質を生かし、変身ヒロイン「電撃ナース」としてたんちと共に悪と対決していく。

システムは行き先にほとんど自由がないタイプの探索アドベンチャーと、コマンドバトルの組み合わせである。「LOOK」「TALK」といった5種類のコマンドを巡回するだけでサクサクと進行するので、アドベンチャーパートの難易度は易しい。戦闘はスペック的に劣勢で始まるため、各種の薬品を使って自己を強化したり、時間を稼いでチャージ技を放ったりと、多少の戦略が必要な仕様となっていた。

ストーリーは徹底したギャグ路線で、武器も敵の刺客もナース絡みであり、パロディも多用したコミカルな作風である。病院や女子校、海辺、F1サーキット等を舞台に、主人公たんちとナースきららが黒十字団の計画に巻き込まれ、電撃ナースに変身して野望を阻止していく。

TVアニメ風の演出が盛り込まれているのが特徴的で、OPはテーマ曲と歌詞が流れる中、電撃ナースがアニメーションで走る凝ったものになっていた。他にも各エピソードがサブタイトル付きで話数区切りになっていたり、変身シーンが毎回アニメーションで流れたりと、TVの連続作品を強く意識させる作りとなっている。

アダルト要素は控えめで、直接的なセックスシーンはほとんどなく、裸がやたらと出てくるのみである。

続編として『電撃ナース2 ~モアセクシー~』(1994)が続いている。また、本作の人気サブキャラクター「クロコ」が後にフィギュア化されている。

当時流行していたバトルヒロイン物で、主題歌付きのOPを取り入れたアダルトゲームとしては最古かもしれない。ちなみにPC-98版のOPには音声が付いていないが、パッケージには主題歌CDが付属していた。個人的な印象として、地味な攻防が延々と続くコマンドバトルには面白味を感じなかったが、おバカなストーリーはそこそこ楽しめた。

『魔法少女りな』 概要

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©1992 FamilySoft Co.,Ltd.
魔法少女りな (ファミリーソフト)

・1992年08月06日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、80年代風の魔法少女を題材にしたアダルトアドベンチャー。『魔女っ子クミ』(1991)に続くマジカル・ストーリー・シリーズの二作目。

主人公「りな」は悩めるお年頃。年上の男の子「達也君」に片思いをしているが、幼いために女として意識してもらえず、早く大きくなりたいといじけていた。そんな時、宇宙船の墜落現場に居合わせた事から、不思議な力を秘めた腕輪「パワーユニット」で急に大人の姿になってしまう。宇宙船の持ち主、妖精「ブロン」と相談したりなは、元の姿に戻るために女同士で愛を交わしてくれる人を探すが…?

システムはコマンド型で、移動先にあまり自由がないタイプの探索ADVである。「見る」「話す」「考える」といったコマンドで場面を転換させていく一本道の流れで、難易度は易しい。

別人や男性にも変身できた前作と違い、今回の魔法は好きな年齢と職業になれる。例えば「バイクレーサーになったりな」「アイドルになったりな」といった具合に、容姿はあくまで成長した主人公である。使用目的は緩く、片恋相手の意中の相手が知りたい、家業のケーキ屋の配達が間に合わない、といった個人的で乙女チックな事情で魔法を使っていく。

元の姿に戻るために、毎回必ず女性とレズらなくてはならないのが特徴的で、主人公が襲い掛かる場合もあれば、相手の方から迫ってくる場合もある。行為後、元の姿に戻ったことがバレないよう、相手が疲れて寝入っている内に退散するのがお約束のパターンとなっていた。Hシーンは4箇所で、それぞれCGは2枚、テキストは一切なく、乳首の描写が省かれるなど自主規制を強めた形となった。

女児向けアニメ特有のゆるく甘いロマンチックな雰囲気と、アダルト要素を組み合わせた異色の作品である。個人的な印象としては、アニメーションは前作より減り、Hシーンも淡白過ぎてアダルトADVとしての価値も下がっているが、相変わらずビジュアルのレベルが高く、ストーリーにツッコミ所が多いので退屈はしなかった。

『魔女っ子クミ』 概要

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©1991 FamilySoft Co.,Ltd.
魔女っ子クミ (ファミリーソフト)

・1991年11月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、TVアニメ風の魔法少女をテーマにしたアダルトアドベンチャー。

主人公「クミ」は、好奇心旺盛でイタズラ好きな学生。ある夜、空から落ちてきた不思議な球を拾ったことから、魔法の国の妖精「ポップ」と知り合い、彼の修行の手伝いを頼まれる。その内容は、同じ学校にいる5人の女性の悩みを解消したり、望みを叶えることだった。協力を約束したクミは、どんな人物にも変身できる魔法のステッキを使い、それぞれの問題を解決していく。

システムはコマンド型で、移動先に自由がないタイプの探索ADVである。分岐やBAD ENDもない一本道のシンプルな構造で、難易度も易しい。主に「話す」「見る」「考える」を通して情報を入手し、場面を転換させていく。セックスシーンではマウスカーソルを使った画面内の探索があり、女の子の弱点を見つけて絶頂に導く点が攻略要素となっていた。

シナリオは80年代風の魔法少女アニメが土台となっており、偶然魔法の力を手に入れた主人公が、様々な姿に変身して人々の悩みを解決していく。その際必ずセックスが絡み、例えば部活の先輩女子に憧れる同級生女子には先輩の姿で呼び出してレズプレイ、恋人とのセックスレスに悩む女性教師には恋人(男)の姿でセックス、病弱な子には万能薬の副作用でレズプレイ、といった具合に各エピソードはHシーンで締めくくられている。

この時代としては珍しく、OPや変身シーン、セックス中に現れる小ウィンドウ内などで、大きな動きのある滑らかなアニメーションが所々に盛り込まれていた。

同じ「マジカル・ストーリー・シリーズ」として『魔法少女りな』(1992)が続いている。

個人的な印象として、唐突な展開が多く、悩みの解決方法は場当たり的で違和感があり、ストーリーは粗っぽい。一方、ビジュアル面は当時としてはレベルが高く、随所に工夫が感じられる作品である。また、魔法少女モノのアダルトADVとしては最古かもしれない(未確認)。同ジャンルは後に陵辱モノの定番に変貌していく。

『スターヴァージン』 概要

スターヴァージン サンプル スターヴァージン サンプル
スターヴァージン サンプル スターヴァージン サンプル
©1988 PONYCANYON
スターヴァージン (ポニーキャニオン)
【注意】非アダルトゲームです。

・1988年07月21日 MSX2用 カートリッジ版

80年代後半の作品で、露出の高い衣装の美少女が活躍する横スクロールのアクションゲーム。同名の実写ビデオ映画が原作で、発売は同時期である。

主人公の「エイコ」は少女の姿をした宇宙人で、男のよこしまな欲望の検知するとブレスレットが反応し、パワードプロテクター姿になる変身ヒロインである。地球に観光旅行に訪れていた彼女は、昆虫オタクの少年「コオ」と仲良くなるが、マッドサイエンティストの「アラシヤマ大佐」がコオの体に隠された秘密を狙い、彼を南洋の島に連れ去ってしまう。果たしてエイコは大佐の野望を挫き、コオを救い出す事ができるだろうか。

ステージは全4面で、それぞれのステージ毎にデフォルメキャラを使ってアイテムを集めていく横スクロールアクションの前半と、変身して怪獣や戦車、ロボットと一対一で戦うボス戦に分かれている。

街中やジャングルの中の集落、研究所が舞台で、バッタや蝶など様々な虫たちが敵として登場する。単純なアクションゲームではなく、部屋を一軒一軒まわって住人達と会話をかわし、武器となるアイテムや、変身に必要な男の欲求をすべて回収しなければボス戦が始まらないという、探索ADVのようなフラグ要素を持っていた。ゲームの難易度は高めである。

露出的な意味でのアダルト要素はないが、キャバレーの奥に会員制の怪しい部屋があったり、住人達の欲望セリフがストレートだったりと大人向けの演出が多く、雰囲気はお色気アクションといった印象である。

ビキニアーマーの美少女がアクションを繰り広げる展開は当時人気の題材だったが、実写作品というのは珍しく、原作はそれなりに話題作となったようだ。ゲームの方は冴えない印象で、お色気は期待できず、アクション要素は地味すぎて一般ゲームの中で高い評価を受けるのは難しかっただろう。

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