スターヴァージン サンプル スターヴァージン サンプル
スターヴァージン サンプル スターヴァージン サンプル
©1988 PONYCANYON
スターヴァージン (ポニーキャニオン)
【注意】非アダルトゲームです。

・1988年07月21日 MSX2用 カートリッジ版

80年代後半の作品で、露出の高い衣装の美少女が活躍する横スクロールのアクションゲーム。同名の実写ビデオ映画が原作で、発売は同時期である。

主人公の「エイコ」は少女の姿をした宇宙人で、男のよこしまな欲望の検知するとブレスレットが反応し、パワードプロテクター姿になる変身ヒロインである。地球に観光旅行に訪れていた彼女は、昆虫オタクの少年「コオ」と仲良くなるが、マッドサイエンティストの「アラシヤマ大佐」がコオの体に隠された秘密を狙い、彼を南洋の島に連れ去ってしまう。果たしてエイコは大佐の野望を挫き、コオを救い出す事ができるだろうか。

ステージは全4面で、それぞれのステージ毎にデフォルメキャラを使ってアイテムを集めていく横スクロールアクションの前半と、変身して怪獣や戦車、ロボットと一対一で戦うボス戦に分かれている。

街中やジャングルの中の集落、研究所が舞台で、バッタや蝶など様々な虫たちが敵として登場する。単純なアクションゲームではなく、部屋を一軒一軒まわって住人達と会話をかわし、武器となるアイテムや、変身に必要な男の欲求をすべて回収しなければボス戦が始まらないという、探索ADVのようなフラグ要素を持っていた。ゲームの難易度は高めである。

露出的な意味でのアダルト要素はないが、キャバレーの奥に会員制の怪しい部屋があったり、住人達の欲望セリフがストレートだったりと大人向けの演出が多く、雰囲気はお色気アクションといった印象である。

ビキニアーマーの美少女がアクションを繰り広げる展開は当時人気の題材だったが、実写作品というのは珍しく、原作はそれなりに話題作となったようだ。ゲームの方は冴えない印象で、お色気は期待できず、アクション要素は地味すぎて一般ゲームの中で高い評価を受けるのは難しかっただろう。

調査担当