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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『脅迫』 概要

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©1996 AIL
脅迫 (AIL)

・1996年04月27日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1998年12月17日 Windows用 CD-ROM 『脅迫 ~終わらない明日~』 初回版 通常版
・2005年07月15日 ダウンロード販売開始 【DLsite】【DL.Getchu】【DMM】【Gyutto

90年代中頃の作品で、大人しい少女を主人公に、わずかな隙から女の悪意や男達の欲望に運命を絡め取られていく様子を描いた陵辱系のアドベンチャー。

主人公「明日香」は控えめな性格で、男子からの人気が高い女子生徒。同じ学校の「良介」から告白され、押し切られて付き合うことになるが、翌日から「別れろ」という脅迫状が届くようになる。脅迫状には、風呂場でオナニーにふける明日香の写真が同封されていた。友人と相談し、犯人を突き止めようとする明日香だが…?

ゲームシステムはコマンド型と選択肢型の中間のような仕様である。普段は「話す」「考える」といったコマンドで場面を転換させ、重要な場面では「行く」「行かない」、「渡す」「渡さない」といった選択肢で分岐していく。

エンディングは24種類もあるが、構造は比較的単純で、2~3本の大筋からバッドエンドが1つずつドロップアウトしていく形に近い。分岐点でヒントや正解の選択肢を教えてくれるよう設定できることも合わせると、難易度は易しい。

シナリオは、押しに弱い女の子が、恥ずかしい写真をきっかけに脅迫され、様々な結末を迎えていく。恋人と破局を迎えたり、弱みを握った体育教師に付け込まれたり、不良グループに調教されたり、家族を巻き込んで陵辱されたり、売春婦に身を落としたり、怪しい薬で気がふれたりと、かなり陰惨な結末が多い。

一般的なゲーム目標は、様々な選択肢の中で主人公の処女を守り、良介と結ばれ、ピンチをくぐり抜けて幸せなエンディングを迎えることだが、陵辱シーンの方に圧倒的な比重があるため、未回収のHシーンを探す点が主なゲーム要素といえるかもしれない。

アダルト要素は一部にアナル、顔射、拘束、ボンデージ、ムチ打ち、3P、生け花などの描写があるが、物理面ではそれほどハードな嗜虐性はなく、行為自体はノーマルなことが多い。

『脅迫 ~終わらない明日~』としてWindowsに移植された際は、ボイス追加、新キャラ追加、CGやシナリオの加筆等のリメイクを受けた。シリーズは『脅迫2~傷に咲く花 鮮血の紅~』(2005年)、『脅迫3~遙かに響く光と影の淫哀歌~』(2011年)と続いている。更に、JHVからゲーム内容はそのまま、CGを実写に差し替えた『脅迫 ~終わらない明日~ 実写版』(2000年)が発売されている。関連商品はOVA版、DVD-PG版など。

個人的な印象としては、不気味なほど丁寧・親切な作品で、スキップ機能やシーン回想など、当時の最先端の装備をもち、ヒント機能のON/OFFもユニークである。筋書きはそれほど凝っているわけではないが、怯えた表情や泣き顔に迫力があり、シチュエーションの多彩さでボリューム感は高い。理想の陵辱へのこだわりの深さ、粘っこい情熱のようなものを感じる作品である。


アイル公式HP
https://www.ail-soft.com/frame.html

『エイミーと呼ばないでっ☆』 概要

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©1995 C's ware
エイミーと呼ばないでっ☆ (シーズウェア)

・1995年05月19日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-9821/FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1996年12月20日 Windows95用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、ドジで明るく女性から絡まれやすい女の子が、消えた従弟の行方を追って冒険を繰り広げるアダルトアドベンチャー。

主人公「エミ」は学園でも一二を争うアイドルながら、ちょっとおバカで妄想癖のある学生である。同居中の従弟「智美くん」に熱烈な恋心を抱いているが、気づいてもらえず空回りする日々が続いていた。そんな平和な日常も、智美くんの貞操を狙う美少女や、借金のカタに自宅を差し押さえようとする亡父の愛人、退学をちらつかせて淫らな行為をせまる女校長に脅かされていく。男子達に体を弄ばれ、智美くんとも離れ離れになったエミは…?

システムはコマンド選択型である。移動先の自由はあまりなく、大抵の場面で「見る」「話す」だけで進行する簡素な操作となっている。分岐のない一本道の構造のため、ゲーム性はほとんどない。

シナリオは主人公エミが女性に絡まれたり、肉奴隷の調教を受けたりと悲惨な目に合いながら、行方不明になった従弟の美少年を助けるため、体を張って情報を得ていく流れである。サディスティックで陰惨な展開が多いが、主人公のトボけた言動やメタ発言も多く、雰囲気はおおむねギャグ作品である。

学園モノとしてスタートする第1話、病院に看護婦として潜り込む第2話、豪邸にメイドとして潜入する第3話で構成されていて、一繋がりの物語なのだが、スターシステムを採っているため登場人物が別の役で再登場するという、非常に変わった演出が取られている。例えば1話で校長として登場する「鏡子」は、2話では肛門科の女医、3話では館の女主人として現れ、主人公とはそれぞれ初対面である。同様にして、男1女5の主要キャラクター達が各話ごとに配役を変え、繰り返し登場する点が特徴的である。

主人公達の毛髪の量と奇妙なヘアスタイルが気になるが、作中ではこれについて一切説明がない。初対面でも相手が気にする様子がほとんどなく、わずかに「変な髪形ね。天然?」「あなたの名前は、バターロールよ。」という台詞があるのみである。この世界ではそれほど異常ではないようだ。

アダルトシーンの比重は高い。主人公が女性からHなイタズラをされるプレイが基本で、それに男性との絡み、女性同士の和姦が続く他、一部に鞭打ち、拘束、緊縛、飲尿などの表現を含んでいた。後に喘ぎセリフの定番となった「らめぇ」の元祖である可能性を付記しておく。

派生作品にOVA版がある。

個人的な印象としては、一本のストーリーの中でスターシステムが何度も使われるため、何とも風変わりな作品である。同社の『XENON』の流れも感じるが、こちらは前衛的というよりTVのコント番組のような雰囲気と言えばいいか。舞台は変わってもメンツは同じなため、冗談のような髪型なのも手伝って、陵辱系だが安心感があってユーモラスな印象に仕上がっている。


『奈緒美 〜美少女たちの館〜』 概要

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©1993 FAIRYTALE/F&C co.,ltd.
奈緒美 〜美少女たちの館〜 (フェアリーテール RED-ZONE)

・1993年07月09日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 Macintosh用 CD-ROM版
・1997年01月24日 PC-9801/FM-TOWNS兼用 CD-ROM 『稚恵美・奈緒美』に収録
・1997年02月14日 Windows3.1/95用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、古い洋館に迷い込んだ少女が奇妙な体験を重ねていくホラー系のアダルトアドベンチャー。

大人しい性格の少女「奈緒美」は、下校途中に友人の「ミナ」に誘われ、無人の洋館を訪れる。暗い部屋の中、奈緒美はミナから愛の告白を受けて床に押し倒されるが、その直後に周囲は暗闇に包まれ、部屋の様子も変わり、ミナともはぐれてしまう。何とかミナを見つけて共に館を脱出しようとあがく奈緒美だったが、新たな扉を開く度に夢とも現実ともつかない不思議な出来事が起こり、奈緒美の心にある変化をもたらしていく…。

システムは当時珍しい選択肢分岐型である。『弟切草』(1992)のように多数の選択肢の連続で、その累積結果によっていくつかの結末に収束していく。選択肢は多いが、ボリューム感はないので難易度は低めである。

シナリオは暗く超常的なホラー展開で、大きく分けて2種類のルートがある。一つは同性愛を受け入れるか否かを迫られるルートで、ミナの陰惨な身の上が語られ、アダルトシーンは通常のレズプレイが中心である。もう一つは自分の中にある欲望を受け入れるか否かを迫られるルートで、こちらは鎖に繋がれた少女へのSMプレイが含まれる。

『Premium Collection Vol.1』と銘打たれており、同シリーズとして『稚恵美』(1993)、『美穂』(1994)、『沙也香 〜義母〜』(1994)などが続いている。

独特な雰囲気のある作品で、『沙織 (美少女たちの館)』(1991)からサブタイトルを受け継いでいるが、どこか無邪気で行為はソフトだった沙織と比べ、こちらは暴力や流血、死亡、狂気が描かれており、バッドエンドも多く、ホラーに重点が置かれている印象である。謎は抽象的できっちりと解明される訳ではないため、その辺りも好みが分かれそうだ。

『亜紀子 プレミアム・バージョン』 概要

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©1993 FAIRYTALE/F&C co.,ltd.
亜紀子 プレミアム・バージョン (フェアリーテール RED-ZONE)

・1993年01月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 Windows3.1用 CD-ROM版
・****年**月**日 Macintosh用 CD-ROM版
・2001年03月30日 Windows用 CD-ROM 『亜紀子&香奈子 絶叫ダブルパッケージ』にてリメイク
・2009年08月14日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite】【DMM

90年代序盤の作品で、若い女教師が名高い学園に隠された淫靡な実態に巻き込まれていくアダルトアドベンチャー。フェアリーテール内のブランド「RED-ZONE」のデビュー作である。

ノーブル学園は、表向きはここ数年で有名になった規律を重んじる新設校。ところが、新任の教師「亜紀子」は初日の朝から身体検査と称し、女教頭から淫らなイタズラをされる。異常はそれに止まらず、トイレでは男子生徒から強姦され、部活中の女子生徒たちにも絡まれ、心の奥底にあった願望を引きずり出されるハードな日常が繰り返される。身も心もボロボロにされた亜紀子が取った行動とは…?

システムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプのADVだが、ほぼコマンド総当りだけで進行する一本道なのでゲーム性は低く、難易度も低い。

ストーリーは若く豊満な肉体をもった美人教師が、様々なシチュエーションで無理やり犯されていく内に、少しずつ反撃の糸口を掴んでいくシリアスでアダルト重視の作風で、「予感」「戦慄」「目覚め」「逆襲」「完了」の5つの章に分けられている。

アダルトシーンは16箇所もあり、物語の比重のほとんどを占めている。陵辱側のサディスティックな雰囲気や同性愛、放尿、拘束などのアブノーマルなプレイが特徴的だが、直接的な暴力やSM要素は薄い。陵辱される側は嫌がりながらも、快楽の中で我を忘れ、恥ずかしいおねだりをしてしまい、遂には自ら積極的に行為を求めてしまうのがお約束のパターンとなっていた。局部はモザイク風、ぼかし、透明な男性器など多種類の修正方法が併用されている。

直系の続編に『亜紀子 GOLD』(1994)、『AKIKO HARD』(1997)がある他、『奈緒美 〜美少女たちの館〜』(1993)、『稚恵美』(1993)、『美穂』(1994)、『沙也香 〜義母〜』(1994)と似たような作風のタイトルが続き、後に名前シリーズと呼ばれたようだ。派生商品としてOVA版がある。

個人的な印象としては、別ブランドながら『沙織 (美少女たちの館)』(1991)の流れを汲む作品で、コマンドの扱い、セックス描写などで類似点を感じる。沙織と同様にアダルト重視でストーリーは粗っぽいものの、官能小説風のネットリとした描写の連続で、好みに合えば実用性は高かったであろう。

『沙織 (美少女たちの館)』 概要

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©1991 X指定ブランド
沙織 (美少女たちの館) (X指定/フェアリーテール)

・1991年10月18日 PC9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版

90年代序盤の作品で、インモラルな関係やアブノーマルなセックスをテーマにしたアダルトアドベンチャー。「沙織事件」の影響で摘発され、回収処分になったことで非常に知名度が高い。

主人公の学生「沙織」は、夜の公園で目撃したカップルの野外プレイが頭から離れず、自室でオナニーにふけっていた。そこへ何処からともなく仮面の男達が現れ、沙織を拉致して怪しい洋館に監禁する。館の女主人から緊縛の辱めを受けた沙織は、なんとか脱出しようと館内を探索するが、個室の扉を開ける度に意識が別世界に飛び、異常なセックスの中で悶える女達の快楽を追体験していく。

システムは特殊な形のコマンド型で、一見行き先に自由がある探索ADVだが、実態はオムニバス形式のショートストーリー集に近い。起点は屋敷の広間で、たくさんの扉の中から鍵を入手した部屋を訪問し、一風変わったシチュエーションで繰り広げられるセックスを観賞していく。陵辱側の男目線で1~3択のコマンドをこなしていくことになるが、当たり外れはなく、総当たりすることで進展していくのでゲーム性はほとんどない。

シナリオは兄と妹、父と娘、姉と妹、女教師と男子生徒といった禁断の肉体関係を描いた4本と、縛られ好きの女子大生、オナニー中毒の婦警、バイブ好きのOLといったアブノーマルなプレイをテーマにした3本に加え、主人公自身のメインストーリーで構成されるシリアスな展開である。部屋ごとにテーマと登場人物が決まっていて、攻略上何度も訪問することになるが、その度にセリフやCGが変化する仕様となっていた。

陵辱側(主に男)の言動がサディスティックなのが特徴で、官能小説風の乱暴な言葉での罵りや、焦らし、言わせプレイ、緊縛などを好む点が印象的である。ただし、行為自体はソフトで直接的暴力やレイプはない。女性側は表面上は嫌がりながらも身体が淫らに反応してしまい、ついには恥ずかしいおねだりをしてしまうのが基本パターンとなっている。一部に飲尿や剃毛といったプレイを含んでいた。

局部は無修正で、一切の配慮をした形跡がない。ただし男性器が大きく描かれている一方、女性器の扱いは小さく、当時の過激な無修正作品と比べ、とりたてて強調されていた訳ではない。

発売から程なく、ある中学生が万引きした事で証拠品となり、にわかに世間の注目を浴びた。PCソフトはそれまで内容の審査を受けずに放任されていたが、本作品は刑法上の「わいせつ物」にあたると判断され、ブランドを所有する「キララ」、その親会社「JAST」が家宅捜索を受け、業界として初の逮捕者を出している。同時に本作品と『ドラゴンシティX指定』、『天使たちの午後III 番外編』、『天使たちの午後IV ~ゆう子~』が摘発され、回収処分となった。

摘発理由は無修正画像が含まれる事だったが、本作品の倒錯した性と中学生の組み合わせは世間を驚かせ、購入者の年齢に制限が無かったアダルトゲーム全体に逆風が及んだ。これに『電脳学園』の訴訟が重なり、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)の発足を促す事となる。

個人的な印象として、近親相姦や緊縛、調教をメインテーマに扱ったアダルトゲームはそれまでなく、事件がなくてもそれなりに特異な存在だったのではないだろうか。陰気な陵辱モノが普通になるのは90年代の中頃から、近親相姦が珍しくなくなるのはソフ倫の規制が緩まった2004年以降で、当時は十分に過激な内容だったことだろう。一方でAVのシチュエーション物のようにストーリー性は浅く、絵もリアル寄りで人を選ぶ作風である。

『禁断のパラダイス』 概要

禁断のパラダイス 禁断のパラダイス
禁断のパラダイス 禁断のパラダイス
©1989 ANGEL/全流通
禁断のパラダイス (ANGEL/全流通)

・1989年09月**日 PC-8801用 FD版
・1989年09月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末期の作品で、女ばかりの部族が暮らす島を舞台に、レズビアンの主人公が活躍するアダルトアドベンチャー。

日本人の主人公「沙織」は、文明から隔離された不思議な島に漂着する。その島ではアンティ族、エルザ族という二つの女部族が対立を続けていたが、数日前に女神の神託があり、お互いの部族の中から代表を選び、試練を乗り越えた者を統一の女王にする事になったのだという。お告げにより候補の一人に選ばれた沙織は、美女達の誘惑に屈して女王を目指すことになり、秘宝「女神の愛の雫」を求めて冒険に旅立つ。

システムは全流通のADVに共通する選択肢分岐型である。コマンド類はなく、選択肢のみでクリアに必要なアイテムや情報を探していく流れで、大筋は一本道だが多少のマルチシナリオ要素を含んでいた。不正解のルートに分岐したり、イベントを飛ばしてしまった場合もすぐ本筋に合流するので、一見正規ルートのように錯覚するが、後になって行き詰るため、行程の中の怪しい箇所を再検証していく部分がゲーム要素である。

シナリオはレズで肉食系な主人公が、女の子達の自慰やレズプレイを目撃して手を貸したり、誘われてHをしたり、蛇や豹、植物、敵対部族に襲われていやらしい目に遭ったりといった展開である。女の子達は裸かそれに近い格好で登場し、ほとんどのイベントはHシーンを含んでいる等、シナリオ性よりもアダルト要素の比重が圧倒的である。

また、(ギャグとして)主人公のメタ発言の多さ、CGが全画面で描かれている点、Hシーンのテキストでの描写が多い点などが特徴となっている。

『サッちゃんの大冒険』 概要

サッちゃんの大冒険 サンプル サッちゃんの大冒険 サンプル
サッちゃんの大冒険 サンプル サッちゃんの大冒険 サンプル
©1988 AGUMIX
サッちゃんの大冒険 (AGUMIX)

・1988年06月**日 PC-8801用 FD版
・1988年06月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代後半の作品で、学園を舞台にレズビアンの少女が活躍するアドベンチャー。緑川みゆきの漫画『燃える女さっちゃん』を原作とするゲーム版オリジナルストーリーである。

主人公「サチ」は500円玉と可愛い女の子が大好きな女子学生。ある日、同じ学校の生徒が珍しい500円玉を持っているという噂を聞き、可愛い女の子達に聞き込みをしていく。ついでについつい悪い癖で・・・?

コマンド選択式で、セーブ機能や漢字混じりのテキストなど、当時の先進的な装備を備えていた。移動先に自由があり、教室や食堂、体育館、放送室などの学校施設を巡って、コマンド総当りでフラグとなるアイテムや情報を引き出していくのが基本的な流れである。

シナリオはギャグタッチで、ヤンチャな性格の主人公が女の子を押し倒したり、各所で目撃する百合現場に混ざったりしている内に、500円玉に繋がる次の情報を手に入れていく流れである。登場人物は女の子ばかりで、Hシーンが物語の大半を占めている。

セックスパートは「なめる 首すじ」「さわる 太もも」といった風に、合計49種類にのぼるコマンドの組み合わせの中から、相手の弱い所を探っていく攻略要素を持っていた。

当時の漫画では時々見かける表現だが、主人公だけが極端に黒目勝ち、というか目全体が黒目で宇宙人のような風貌になっているのが妙に印象的である。コミック出身だけあって性格に味があり、寡黙な主人公が多かった当時のADVの中では会話のやりとりが軽妙で、賑やかな雰囲気の作品である。

『クリスチーヌ』 概要

クリスチーヌ サンプル クリスチーヌ サンプル
クリスチーヌ サンプル クリスチーヌ サンプル
©1986 PSK
クリスチーヌ (PSK)

・1986年**月**日 FM-7/77用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1986年**月**日 PC-8801用 FD版
・1986年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版
・1986年**月**日 X1turbo用 FD版

80年代半ばの作品で、女の子だらけの不思議な世界を舞台にしたアドベンチャー。『イエローレモン』『コスモエンジェル』に続くAKIRA MIYATA氏の3作目である。

主人公「みずきちゃん」は、石にされてしまった恋人「ただしくん」を助けるため、魔法使い「CHRISTINE」の助けを借りて、悪い魔女「JANE」のいる世界へやってきた。そこには様々なタイプの女の子が暮らしている一方、残酷な方法で殺された死体もゴロゴロしている世界。果たしてみずきちゃんは、数々の罠を乗り越え、JANEを倒す事ができるだろうか・・・?

ALICE』(1984年)によく似たフィールド探索型のアドベンチャーで、コマンドがファンクションキーに割り当てられた選択式となったため、操作性はかなり向上している。4×4マス、計16個のフィールドを歩き回り、女の子の願いを叶えたり、魔女退治に繋がる情報を聞き込んでいく流れとなっていた。

作風はシュールな世界観と展開が特徴で、敵がなぜかセーラー服姿だったり、裸の少女のグロテスクな惨殺シーンが登場したり、唐突に主人公(女)が女の子を襲うコマンドが出たり、女の子の体をお金で買ったりと、少女+エロありきで脈絡のない不思議な雰囲気を作り出している。

ちなみに、無修正の過激な演出をすべて見る為には、スタート時のロード画面で秘密のコードを入力し、「裏版」と呼ばれるモードを起動させる必要があった。

ゲーム性は低いが、操作感の良さのおかげで、全体的にテンポ良く進められる作品である。ビジュアル面でも、前作と比べて大きく進歩している。中古市場では現在も高値がついている作品の一つである。

『天使たちの午後II 〜美奈子〜』 概要

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©1987 JAST
天使たちの午後2 ~美奈子~ (JAST)

・1987年10月**日 PC-8801用 5インチFD版
・19**年**月**日 FM-77用 3.5インチFD版
・19**年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版
・19**年**月**日 PC-9801用 5インチFD版/3.5インチFD版
・19**年**月**日 PC-8801用 5インチFD 廉価版(SELON販売)
・19**年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD 廉価版(SELON販売)
・19**年**月**日 MSX2用 3.5インチFD 廉価版(SELON販売)
・19**年**月**日 PC-8801用 5インチFD 廉価版(SOFBOX)
・1991年07月01日 PC-9801用 5インチFD/3.5インチFD 廉価版(SOFBOX)
・19**年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD 『天使たちの午後 Collection』にリメイク版が収録

80年代後半のアダルトゲームで、レズビアンの女子学生を主人公にした学園モノのアドベンチャー。『天使たちの午後』(1985)の続編、シリーズ通算3作目である。

主人公の美奈子はお嬢様学校に通う、女性が大好きな女の子。情欲を抑えられない性質で、友人の杏子とは体の関係をもっているが、美人教師の瞳先生やクラスメートの玲子とも機会をみてレズプレイに及んでいく。そんな美奈子も、自分が男に興味が持てないことに思い悩んでいた。ある日、杏子に付き合ってナンパ男の車に乗ってしまい・・・?

操作は「しらべる からだ」といった具合に一文字一文字打っていくコマンド入力式だが、移動が方向キーになった事で煩わしさはやや緩和されている。移動先にあまり自由がないタイプのADVで、一本道のシナリオの中、出会った女の子に一人ずつ悪戯を仕掛けたり、流されるままにセックスしていく流れとなっていた。

シナリオは前作と同じく、好色な主人公があちこちで女の子をつまみ食いしつつ、最終的に憧れのヒロインと結ばれるまでの放蕩ストーリーである。ただし、本作ではお年頃の主人公が性について思い悩む青春ドラマ要素が展開の中心になっていて、全体的に百合傾向が強い。

アダルトシーンは多めで、主人公と女の子達が絡むレズシーンがほとんどだが、自慰シーン、男女のセックスを目撃してしまうシーンなどもある。当時の通例でテキストでの細かい情景描写はなく、CGに簡単なセリフが添えられるのみである。局部は無修正だが、扱いは小さく数も少ない。

前作と同じく別売りの外部機器「JAST sound」に対応していたらしく、音声の一部が出力できたようである。また、指先の動きやまばたきなどの部分的なアニメーションも、後に一般的になるが、当時は流行し始めたばかりで印象的だったかもしれない。

本作のストーリーの舞台裏を描いた『天使たちの午後II 番外編』が翌年に続いた他、シリーズは計15タイトルにのぼる長寿作品となった。

『ALICE』 概要

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ALICE サンプル ALICE サンプル
©1984 PSK
ALICE (PSK)

・1984年05月**日? FM-7用 5インチFD版
・1984年07月**日? PC-8801用 5インチFD版
・1984年**月**日? FM-11用 ??

童話を題材にしたファンタジックなコマンドアドベンチャー。PSK(パソコンショップ高知)によるロリータシリーズの一つである。

主人公の少女アリスは、時計を気にするバニーを追う内に、不思議な荒野に迷い込んでしまった。元の世界に帰る為、蛇の形をした岩、人の姿をした猫、変質者など、奇妙な住人達からのお願いを叶えていく。

操作は『ロリータ2(下校チェイス)』(1983)の流れを汲んだコマンド入力式で、「OPEN DOOR」といった風に、日常会話レベルの英単語を一文字一文字打ち込んでいく。東西南北に移動可能なフィールド探索ADVだが、全体図は表示されないので、手描きでマッピングしていく事がゲーム要素の一つになっていた。

コマンドはマニュアルに一覧が記載されており、正解も比較的素直だが、途中でJAWON文字なるオリジナルな暗号が登場し、作中のヒントだけで五十音に対応するJAWOM文字一覧を作らなければならないという、ゲームブックのような凝ったゲーム性になっていた。

作風は童話を土台にしながら、宇宙船やロボット、ドラゴン、現代的な変質者などが入り混じったシュールな世界観になっていて、女の子は丸みをもった未成熟な描かれ方になっているのが特徴的である。

通常プレイでのアダルト表現は少ないが、ゲームオーバーになるのと引き換えに、「RAPE (相手の名前)」と入力する事で、アリスが女の子を襲うCGが見られるというオマケ要素を備えていた。

剣と魔法のファンタジー要素は副次的だが、アダルト作品の中で登場するのは初ではないだろうか。後にファンタジー特有の表現となる「ビキニアーマー」姿も、OVA『幻夢戦記レダ』(1985)やアクションゲーム『夢幻戦士ヴァリス』(1986)に先駆けて披露しており、日本における西洋風ファンタジーの原形の一端を窺う事ができる。

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