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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『しゃぶり姫 ~陰の章~』 概要

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©1997 Mink
しゃぶり姫 ~陰の章~ (ミンク)

・1997年04月05日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版 
・1997年09月05日 Windows95用 CD-ROM版
・2005年02月25日 Windows用 CD-ROM 『陰の章 ~しゃぶり姫~』としてリメイク
・2008年04月11日 DL販売開始  【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM】【DLsite
・2014年11月21日 DL販売 『ミンクブランドパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2014年12月12日 DL販売 『Minkオールスターボリュームパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-Dark-』に収録 【DMM
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-FULL POWER-』に収録 【DMM

90年代後半の作品で、美少女一人を相手に嗜虐的な”躾”を施していく調教シミュレーション。前年の『ぺろぺろCandy ~陽の章~』(1996年)と対をなす、陰惨な雰囲気の作品である。

主人公「拓也(名前変更可)」は若い写真家。冬山の撮影に来ていた拓也は、怪我を負って山奥の洋館にたどり着き、そこに住む二人の人物、老紳士「黒岩」と美少女「姫乃(名前変更可)」の厚遇を受けた。拓也を気に入ったという黒岩老人は、彼に奇妙な依頼をする。それは、姫乃に女の色艶や悦びを身につけさせ、女として完成させて欲しいというものだった…。

ゲームシステムは『ぺろぺろCandy ~陽の章~』と似ており、ヒロイン一人に対して「場所は?」「衣装は?」「道具は?」といった7つの項目を選択し、プレイを組み立てていくセックスシミュレーターである。大きな違いは姫乃に「従順度」「奉仕テクニック」「性感度」「色気」といったパラメータがある点で、全体の印象としては簡素な調教SLGになっている。

プレイの組み立て、会話や突発イベントでの選択肢によりパラメータは増減し、その総量によって「完成度」が高まっていく。 完成度の上昇に伴ってメインシナリオが進行していき、諸条件によりグッドエンド、バッドエンドなど様々なマルチエンディングを迎える仕組みとなっていた。

シナリオは単一ヒロインもので、従順で清楚な美少女に対し、「躾」と称して過酷な調教を施していくサディスティックな展開である。主人公は一見、温和な常識人だが、躾が絡むと途端にスイッチが入り、姫乃に理不尽な怒りをぶつけたり、姫乃の痴態を他人に見せびらかしたりと、高圧的で狂人的な面を見せるのが特徴的である。

アダルト要素の比重は高く、パターンも豊富である。はじめは数種類しかプレイが選べないが、回数をこなす内に行き先や衣装が増え、最終的に400以上の組み合わせになる。ノーマルなプレイでも言葉による煽り、罵りが基本で、ムチやロープ、ローソクを使ったSM要素、水責めなどの拷問要素、鶏や犬、ウナギを使った獣姦要素、浮浪者を使った寝取らせ要素など、暴力的で過激な表現を含んでいる。

後に『陰の章 ~しゃぶり姫~』(2005年)としてリメイクされた。関連商品に小説版、実写AV版、DVD-PG版などがある。

個人的な印象としては、主人公達の目的のあやふやさ、性格のブレが気になり、どうにも作品世界に馴染めなかった。やり込み要素はあるものの、単調でSLGとしての深みは感じない。冒険度の高いプレイと合わせ、人を選ぶ作風といえるだろう。


公式HP
http://www.mink.co.jp/product/other/shaburi/index.html
 
調査担当

『ぺろぺろCandy ~陽の章~』 概要

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©1996 Mink
ぺろぺろCandy ~陽の章~ (ミンク)

・1996年07月27日 PC-9801用 3.5インチFD版
・1996年12月20日 Windows95/98用 CD-ROM版
・2005年02月25日 Windows用 CD-ROM 『陽の章 ~ぺろぺろCandy~』としてリメイク
・2008年04月09日 DL販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DL.Getchu】【DMM】 
・2014年11月21日 DL販売 『ミンクブランドパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2014年12月12日 DL販売 『Minkオールスターボリュームパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-Sweet-』に収録 【DMM
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-FULL POWER-』に収録 【DMM

90年代中頃の作品で、イメクラをテーマにしたセックスシミュレーションゲーム。陽気でポジティブな作風で、対となる姉妹作『しゃぶり姫 ~陰の章~』(1997年)が続いている。

主人公「純平(名前変更可)」は、女にデートの約束をすっぽかされてイラついていた時、イメージクラブ「Mink」と出会い、明るくテクニシャンな女の子「Candy(名前変更可)」とのひと時を楽しんだ。Candyをすっかり気に入った純平は、その後も店に通うようになり、様々な役になりきってプレイを楽しんでいく。一方、街中で出会うCandyそっくりの女の子「友佳」も気になる存在で…?

ゲームシステムはセックスのプレイ内容を編集するシミュレーターと、ADVの組み合わせである。公式のジャンル呼称は「マルチシチュエーション秘め事シミュレーター」となっている。最初に病院、学校、電車内など中から場所を選び、白衣、セーラー服などの服装を指定し、道具を使うか否か、前戯はフェラか69か、挿入はどの体位か、フィニッシュはどこに発射するか、といった項目を指定していく。

入力後は選択肢もコマンドもない読み物で、オートによる手放しプレイも可能である。場所と服装によって展開が全く異なり、合計12パターンのショートストーリーが楽しめる。また、膨大な項目の中から特定の条件を揃えないと見られないレアなCGもあるため、CGを自力でコンプリートするのは労力がかかりそうだ。

そして単純なイメクラシミュレーターでは終わらず、「好感度」のパラメータがあるのが特徴である。入店時の何気ない会話、イメージプレイの組み合わせ、突発イベントの選択肢によって上下する仕組みで、上昇につれて特殊イベントが進行し、最終的にハッピーエンドを迎えられるようになっていた。

シチュエーションは女医と患者、車掌と女子学生、新婚夫婦など様々で、受け責めも設定ごとに異なり、二人は完全に役になりきってシーンを演じていく。一方が強引にセックスに持ち込むケースが多いが、プレイ自体はノーマルで、SM要素もほとんどない。

対となる作品に『しゃぶり姫 ~陰の章~』(1997年)がある。また、続編に『Lovely Angels ぺろぺろCandy2』(2000年)があり、本作品のヒロイン「キャンディ」が新設定で再登場している。関連商品は実写AV版、小説版、DVD-PG版など。

電撃姫の’96人気ランキングで18位と、当時それなりにヒット作となったようだ。個人的には、『カスタムメイト』(1993年)のようなシミュレーターのヒロインを一人に絞り、メインストーリーで完結させたような印象である。シナリオ的にやや物足りないが、アダルト要素やビジュアルが充実しているので実用性は高かったことだろう。


公式HP
http://www.mink.co.jp/product/other/candy/index.html

調査担当

『愛姉妹 ~二人の果実~』 概要

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©1994 Silky's
愛姉妹 ~二人の果実~ (シルキーズ)

・1994年09月30日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・****年**月**日 DOS/V用 3.5インチFD版
・1995年11月17日 Window3.1用 CD-ROM版 (CGリニューアル)
・2000年05月26日 Window用 CD-ROM版
・2007年06月01日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃の作品で、卑劣な主人公が美人姉妹を陥れていくアダルトアドベンチャー。

主人公「丈人」は悪名高い不動産会社「野川産業」の社長の一人息子。ある日、事務所に小遣いをたかりにきていた丈人は、父親の車と接触事故を起こした女性ドライバーとの示談を任された。彼女を篭絡できれば仕事を手伝わせてやる、という条件に勇んだ丈人は、当の人妻「幸絵」を騙して借用書を作り、脅迫して体を開かせることに成功する。丈人の謀略はそれで終わらず、幸絵の二人の娘、同じ学園に通う美人姉妹に狙いを定めて…?

操作はコマンドと選択肢の混合型である。基本的に移動先に自由があるタイプで、教室や体育準備室、美術準備室、屋上などを巡り、姉妹のどちらかを見つけ、「話す」「見る」といったコマンドでシナリオを進展させていく。しかし行き先の数は少なく、コマンドも簡素で探索には比重がない。

システムはむしろ同社の『河原崎家の一族』のような選択肢分岐型に近く、その日は姉妹のどちらをターゲットにするか、優しく接するか否か、といった選択肢により複雑に分岐し、その経路により11種類のエンディングを迎える仕組みとなっていた。

シナリオは悪党風の主人公が、父親が帰るまでの5日間を期限に、父親の秘書の由美と協力し、脅迫とセックステクニックで姉妹を手なずけ、従順になるまで調教していく流れである。エンディングは主人公が失敗して鉄格子の中に入るパターン、完全に堕ちたヒロイン達に客を取らせるパターン、ヒロイン達に気に入られて家族として受け入れられるパターンなど様々である。

アダルトシーンは全部で27つもあり、シナリオが短い割にかなり比重が高い。2、3度のプレイで全部見るのは不可能で、セーブ、ロードを繰り返してのやりこみ要素となっていた。セックス描写は主人公による煽り、罵り、鬼畜ゼリフが特徴的だが、ヒロイン達の物理的な抵抗はなく、順応も早い。一部に薬物の使用、緊縛、(男1人女複数での)3P、4Pの表現を含んでいた。

Windowsに移植された際はCGが一新され、ブランドも母体のエルフに変更された。派生作品にOVA版実写AV版、DVD-PG版などがある。続編として『愛姉妹・蕾 …汚してください』(2004)、『愛姉妹 〜どっちにするの!!〜』(2006)、『愛姉妹IV 悔しくて気持ち良かったなんて言えない』(2014)が続き、初代から20年を数える長寿シリーズとなった。

個人的な印象として、主人公が知的で陰険な性格なのが特に目を引く部分である。女性を手篭めにする主人公像はアダルトゲームの黎明期から存在したが、80年代は陵辱系でも知性に乏しく、陽気で行き当たりばったりな性格が普通で、作風もコミカルなのものが多かった。罪のない女性達を巧妙な罠にはめ、弄んでいくタイプのシリアスな作風はこの頃から現れ始め、00年代序盤にかけて流行していく。


調査担当

『野々村病院の人々』 概要

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©1994 Silky's
野々村病院の人々 (シルキーズ)

・1994年06月30日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 DOS/V用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・****年**月**日 Windows3.1用 CD-ROM版
・1996年04月26日 セガサターン版 (X指定18歳以上)
・1996年09月01日 Windows95用 CD-ROM版
・2003年10月24日 Windows用 CD-ROM 『野々村病院の人々&河原崎家の一族 マルチパック
・2008年05月19日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃の作品で、破天荒な探偵が病院内で起こった殺人事件の謎に迫る、ミステリー物のアダルトアドベンチャー。

主人公「海原 琢麻呂」は自称天才の私立探偵。たびたび珍事件を引き起こし、週刊誌を賑わせる有名人である。バイク事故で足を骨折した海原は、たまたま入院した野々村病院で、妖艶な院長夫人から事件の捜査を依頼される。一週間前に起こった院長「野々村 作治」の死亡が、自殺ではなく他殺だったことを証明して欲しいというのだ。興味を引かれた海原は、知人の雑誌記者の力を借りつつ、院内の人々の隠す秘密に迫っていく…。

ゲームシステムは『河原崎家の一族』 (1993)の流れを汲んだ選択肢型である。複雑に分岐と合流を繰り返すのが特徴で、例えば「屋上を調べる」「看護婦から事情を聞く」といった移動先の選択、「院長が注射したのはシアン化合物だ」「濃硫酸だ」といったクイズ形式の推理、「(ヒロインの)身体をいただいてしまう」「そんな事をしている場合ではない」といった行動の分岐など、数多くの選択肢が出現し、辿った経路により10種類以上のエンディングを迎える。

エンディングのほとんどはバッドエンドで、中にはヒロインが陵辱されるシーンや、主人公が妖婦に犯されながら死んでいくパターンなど、特殊なアダルト描写を含む場合があった。バッドエンド後には登場人物の一人が登場し、舞台裏のヒントコーナーとして、バッドエンドを迎えた理由をほのめかしてくれる仕組みになっていた。このため、分岐は膨大で複雑だが、難易度は控えめである。

シナリオは主人公が看護婦や入院患者、院長夫人に探りを入れ、病院内施設の探索の中で手がかりを見つけていく流れである。プロローグやタイトルイメージは『河原崎家の一族』と同じくおどろおどろしいが、とぼけた言動を繰り返す主人公のおかげで日常風景はコミカルである。ヒロインは看護婦達とライバルの探偵の計3人で、ラスト付近でそれぞれとのグッドエンドに分岐する仕様となっていた。

アダルト要素は1ヒロインに1箇所ずつ和姦シーンがある他は、上記の陵辱シーン、過去の回想などが少し描かれるのみで、比重は控えめである。

派生商品にアダルトOVA版実写AV版、DVD-PG版、小説版などがある。家庭用ゲーム機では性描写が薄められたものの、X指定(成人向)として発売された。また、『エルフオールスターズ脱衣雀 2』(2001)に本作のヒロイン達が登場している。

個人的な印象として、ストーリー自体は非常に短いが、数多くの分岐のおかげで毎回違った展開を楽しめる仕組みで、難易度も推理要素も適度にあって楽しい。Ctrlキーの長押しで選択肢までスキップできる操作性も親切である。また、バッドエンド後のヒントコーナーは画期的で、後世でも難易度の高いADVでは見かける仕様である。自信は無いがひょっとしたら元祖かもしれない。

調査担当

『河原崎家の一族』 概要

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©1993 SILKY'S
河原崎家の一族 (シルキーズ)

・1993年12月22日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1994年12月25日 DOS/V用 FD版
・1995年12月18日 Windows3.1/MacOS用 CD-ROM版
・1997年10月01日 Windows95用 CD-ROM 256色版
・2003年10月24日 Windows用 CD-ROM 『野々村病院の人々&河原崎家の一族 マルチパック
・2007年04月19日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代序盤の作品で、平凡な主人公が豪邸に暮らす人々の狂気に巻き込まれていく館モノのアダルトアドベンチャー。

大学生の「六郎」は、高額な報酬につられ、夏休みの一ヶ月間を大富豪「河原崎家」の使用人として過ごすことになった。屋敷に住むのは人使いの荒い夫人、高慢な長女、明るく奔放な次女、極端に無口な長男、狡猾そうな運転手、二人の美しいメイド、そして姿を見せない屋敷の主人…。彼らの奇妙な行動に振り回され、垣間見える狂態に好奇心をくすぐられる内、六郎は河原崎家に隠された秘密に共犯として巻き込まれていく。

システムは選択肢のみのADVである。複雑に分岐・合流を繰り返すマルチシナリオが特徴的で、例えば「免許を持っている」「持っていない」という選択肢により長女を迎えに行くか、長男の部屋を掃除するか、といった展開に分岐し、それぞれ別のアダルトCGを鑑賞した後、夜には合流する。

辿った経路により、4日目に20種類近い結末を迎えるマルチエンドとなっていた。そのほとんどはバッドエンドで、ハッピーエンドを迎える僅かな経路や、未回収のシーンを見つけ出す点がゲーム要素である。一周あたりのボリューム感は少ないが、分岐が非常に複雑なため奥行きがあり、難易度は高い。

シナリオは終始シリアスな雰囲気で、主人公は常識人ながら暗め、選択肢によっては陰湿でサディスティックな性格にもなるのが特徴的である。前半は屋敷の使用人としてこき使われる中、奇妙な仕事をさせられたり、屋敷内で繰り広げられる痴態を目撃したり、ルートによっては住人から誘われてセックスをこなしていく。後半は住人達の罠にはまった主人公が、ピンチをくぐり抜けて意中のヒロインと逃亡するまでのサイコホラー風の展開である。

アダルト要素は多めで、同じシチュエーションでも複数のパターンとCGがある凝った作りになっている。強姦、剃毛、緊縛、放尿、三角木馬などアブノーマルな描写が多いが、ハッピーエンドのルートでは幸せなセックスシーンも用意されていた。

続編として『河原崎家の一族2』(2003年)が続いた他、派生商品にアダルトOVA実写アダルトビデオ、DVD-PG版、小説版、サントラ、原画+攻略本などがある。

操作がコマンド無し、選択肢のみでマルチシナリオを備えたアダルトゲームは『シンデレラペルデュー』(1986年)の頃からあり、特に全流通のゲームでは伝統的だったが、80年代は一般的にならなかった。この作品や『奈緒美 〜美少女たちの館〜』(1993年)の辺りから広く流行し始め、次第に主流になっていったようだ。一般ゲームだが、『弟切草』(1992年)のようなサウンドノベルのヒットも大きかったかもしれない。

調査担当

『母娘乱館』 概要

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©2012 ALICESOFT
母娘乱館 (アリスソフト)

・2012年09月14日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2012年09月28日 Windows用 DVD-ROM版

10年代序盤の作品で、母や姉妹達の貞操を守る育成系のアダルトシミュレーションゲーム。ダウンロード販売がDVD-ROM版に先行するという、同社でも珍しい販売順序となった。

舞台は現代の日本。古くから続く「神代家」の女は代々美しく、その体の具合は極上で、「宴」と呼ばれる儀式を通して賢く優れた子を孕むといわれていた。その特異性から、神代家は豪邸で裕福に暮らしていたが、娘達の体は財産家や村人から熱望されており、因習によって子を産む道具とされ、定期的に人々に提供されて現代に到っていた。幼い頃に神代家に拾われ、息子同然に育てられた主人公「護」は、屋敷の使用人となって恩返しを始めるが、彼を溺愛する姉が背負った過酷な運命を知ってしまい・・・?

システムは『妻みぐい』シリーズの流れを汲んでいて、簡素な育成シミュレーション風の作りである。主人公の体力やヒロイン達の貞操観念(防御力)、貞操ガード(ライフ)といったパラメータを維持しながら外敵の進入に備え、各ヒロインの愛情を高めてセックスを繰り返し、先に主人公の精子を着床させる事がゲーム目標である。

シナリオは純朴で誠実な主人公が、母や姉妹たちの貞操を守ろうと活躍する一方、母や姉妹達は彼を慕うあまり性的な行為に及んでしまい、次第にエスカレートしていく流れである。敵側は資産家やかかり付けの医者、村長、庭師、内気な少年、ヤンキーなど個性的なキャラクターが登場し、放っておくとそれぞれの寝取りイベントが段階的に進行していく。

基本的に純愛路線であり、敵に完全に寝取られてしまえばゲームオーバーだが、寝取られイベントのボリューム感もかなりのものである。寝取られの形態は寝ている隙にイタズラされるケース、和姦に応じてしまうケース、強引に押し倒されるケースなど様々である。主人公とのセックスも、もったいぶった進展具合で丁寧に描かれており、アダルト方面のボリューム感は全体的に高い。ソフ倫の審査を受けている作品の中では珍しい膣内断面図の演出を多用しており、内部全体をモザイク処理することでクリアしている。

ゲーム性は「OO日目までに××のイベントを進めておく」といったスケジュール管理が主で、自由度は高めである。外敵の完全シャットアウトを目指すもよし、ハーレムルートを目指すもよし、意思に反して男達の手管に淫らに反応してしまうヒロイン達のイベントをコンプリートするのもありで、幅広い需要に応える軽めのやりこみゲームといったところか。

派生作品として、実写AV版、アダルトOVA版がある。関連商品は莉々子&雪乃 抱き枕カバー、フィギュアなど。


『母娘乱館』公式サイト
http://www.alicesoft.com/oyakorankan/




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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
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