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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『同級生』 概要

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©1992 ELF
同級生 (エルフ)

・1992年12月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 DOS/V用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1995年11月23日 PC-エンジン用 CD-ROM版
・1996年08月09日 セガサターン版 『同級生if
・1999年08月27日 Windows95/98用 CD-ROM版 (Window用リメイク)
・2007年03月01日 ダウンロード販売開始 『オリジナル版
・2008年10月30日 ダウンロード販売開始 『Windows版

90年代序盤の作品で、破天荒な主人公が同級生やナンパした女性を次々に口説き落としていく、フィールド探索型のアドベンチャー。空前の大ヒット作となり、その恋愛要素はアダルト、非アダルトを問わず、以後の美少女ゲームに大きな影響を与えた。

主人公「たくろう(名前変更可)」は、女好きで有名な先負学園の3年生。女の子とデートする資金を稼ぐため、夏休み前半をバイトに費やした彼は、学生生活最後の甘酸っぱい思い出を作るべく、街中や学校内をうろついて同級生、教師、OL、近所の人妻、看護婦、風俗嬢などに声をかけていく。

システムはRPG風の2Dフィールドを歩き回り、21日間を使って女の子との接触を繰り返していく時間消費型のADVである。駅前、喫茶店、公園などを巡回して女の子を探し、何度も会って会話を進展させていく。

デートの約束を取り付け、デート中に口説き、さらに後日ヒロインから告白されてセックス、お互いのために距離を置く、というのが基本パターンで、それが14人のヒロイン毎に並行して起こる。最終日には、セックスに至った相手の中から一人を選んで告白することにより、個別のエンディングを迎える。

訪問できる場所やヒロイン数が多いため、非常に自由度が高い反面、フラグの発生条件を見つけるのが難しく、自力攻略の難易度はすさまじい。当時のPCソフト情報誌に連載されていた断片的な攻略情報などを頼りに、セーブ・ロードを繰り返しながら、自分なりのスケジュール表を作っていく独特なやり込みゲームだったようだ。

主人公が当初は恋愛に興味がなく、セックスやHなイタズラを目的に行動している点はそれまでのナンパ物と同じで、強引にキスやセックスを迫ることが多い。一方、主人公が暴漢に襲われるヒロインを助ける、怪我をしたヒロインを運ぶ、彼氏との関係の相談にのる、といった流れの中で惚れられる展開もあり、ツンケンしたヒロインが急にデレたり、純情なヒロインがけなげに慕ってくれる場面があったりと、ドラマチックでこそばゆい恋愛描写を一部に含んでいた。

ELLE』(1991年)から受け継いだアイコンクリックによる愛撫で進行するセックスシーン、シュールでHなオマケ要素など、アダルト方面も充実している。ヒロイン毎にテーマBGMがあったり、テキストの文字色が固定だったりと、ヒロインの個性を際立たせる演出も特徴的である。

明るくコミカルな主人公の言動、当時の業界水準を圧倒した竹井正樹の画力も人気に火をつけ、PC向けアダルトゲームとして初の10万本を超えるセールスを記録している。

続編は、さらなる大ヒットとなった『同級生2』(1995年)の他、後継に『下級生』(1996年)のシリーズがある。また、派生作品としてPS用ソフト『同級生麻雀』、セガサターン用『麻雀同級生Special』、Windows用『エルフオールスターズ脱衣雀2』に本作のヒロイン達が登場している。OVA版、小説版などゲーム以外への展開も盛んだった。

個人的な印象として、当時としてはユニークな点の多い作品だが、後世からみて最も画期的な点を挙げるなら、「青春恋愛ドラマ」と「ヒロイン選択」になるだろう。それまでのアダルトADVでも、女の子が主人公にベタ惚れになる、苦労の果てにメインヒロインと結ばれる、といった描写はあるものの、展開に自由はなく、恋愛模様を段階的に丁寧に描いた作品はほとんどなかった。

この作品でも、女の子は何とか言いくるめて犯す対象、もしくは据え膳状態で、結末は本命を除いて「やり捨て」という主人公のスタンスは従来通りである。しかし、展開の自由度の高さ、ヒロイン達の扱いの平等さ、甘く切ない青春要素から、当時のプレイヤーには新鮮な「恋愛シミュレーション」と受け止められたようだ。

プレイヤー自身の好みと感情移入が大切にされ、それが展開を変える仕組みを備えた「擬似学生恋愛」の登場は、以後のアダルトADVのみならず、『ときめきメモリアル』(1994年)などの全年齢の恋愛シミュレーションの登場にも影響を与えたと考えられる。

調査担当

『大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~』 概要

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©2013 AUGUST
大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~
【注意】15歳以上推奨作品です。

・2013年08月10日 Windows用 DVD-ROM コミックマーケット84にて先行販売
・2013年09月27日 Windows用 DVD-ROM 一般販売
・2014年09月05日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2015年02月15日 PS Vita用 『大図書館の羊飼い -Library Party-』に収録

大図書館の羊飼い』(2013)のスピンオフ作品で、汐美学園を舞台に甘酸っぱい三角関係を描く恋愛アドベンチャー。定価1500円の短編で、対象年齢は15歳以上推奨である。

巨大な学校、汐美学園にある「ネコ写真部」は部員二人だけののんびりした部活。所属する主人公「慶」と「のぞみ」は同郷の幼馴染で、一人暮らしのマンションも隣同士の親友である。特に男女を意識することもなく過ごしてきた慶だったが、田舎からもう一人の幼馴染「朔夜」が家出同然で入学し、3人での共同生活が始まったことから、その関係に変化が訪れようとしていた。一方、学園内の野良ネコを撮影する絶好のスポット、通称「ネコ広場」には新校舎の建設計画が進められていた。3人は空き地を守るため、生徒会や噂の図書部に相談を持ちかけるが…?

システムは途中一箇所の選択肢で分岐するADVである。シナリオは新キャラクター3人によるほのぼのとしたラブコメディーで、ネコ写真部の活動や、生活感のある日常風景の中で恋が進展していく流れとなっていた。生徒会や図書部の面々も脇役として登場する。

スピンオフだった本作に対して、王道的なファンディスクとして図書部の面々と結ばれた後日談を収録した『大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-』(2014)が続いており、それとセットになった形でサントラやビジュアルブック等がリリースされている。


『大図書館の羊飼い~放課後しっぽデイズ~』Web Site
http://august-soft.com/daito_sd/index.html




調査担当

『大図書館の羊飼い』 概要


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©2013 AUGUST
大図書館の羊飼い (オーガスト)

・2013年01月25日 Windows用 DVD-ROM 初回版
・2014年01月31日 Windows用 DVD-ROM 通常版
・2014年08月27日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2015年02月12日 PS Vita版 『大図書館の羊飼い -Library Party-

巨大な学園を舞台に、一風変わった図書部の活躍を描く恋愛アドベンチャー。オーガストの9作目にあたる。

学生数5万人、生徒の自主性を重んじる、独特の校風を持つ汐美学園。主人公「筧 京太郎」は、軽い予知能力を持つ読書中毒の学生である。人との関わりを極力避け、たった一人の図書部で悠々自適の読書三昧を送っていたが、クラスメートの「白崎つぐみ」を脱線事故から救った事から、騒動に巻き込まれ、マイペースで純真な彼女に引きずられていく。同時に「羊飼い」を名乗る謎の存在に導かれ、図書部には男女6人のメンバーが集まった。白崎率いる新生図書部の目標は、学園をもっと楽しくする事。協力しつつも、心の底では距離を置いていた筧だが・・・?

ゲームシステムは、選択肢分岐型の一般的なアドベンチャーである。長めの導入部分、共通パート、個別ルートの三段構成で、共通パートと個別ルートの冒頭に、それぞれ別のOPムービーが用意されていた。また、クリア後にも真ルートとして別の形のHAPPY ENDや物語の核心部分が語られる奥行きのある作りとなっていた。メインヒロイン5人の他、サブヒロイン3人にも個別シナリオがHシーン付きで用意されている。

シナリオは王道的な青春ストーリーで、共通パートではビラ配りやゴミ拾い、お悩み相談、イベント主催、「羊飼い」の情報集めなどを通してメンバーの結束と親睦の深めていく。個別ルートはヒロイン達が抱える家庭環境や進路、人間関係の悩みに迫っていく中、距離が縮まっていく流れとなっていた。

演出面では大学風の学園風景や学内を走る路面電車、学園ウェブニュースなど、近未来的で垢抜けた描写が目を引く。携帯画面を使ったメール等のやり取りが多く、登場人物の携帯ごとに着信音が異なる等、細かい描写の多さが特徴的である。照明や夕日の逆光を使って立ち絵を背景に溶け込ませる演出も印象的である。

Hシーンは本編中に1人あたり3つ程だが、クリアの状況に応じて、APPENDIXとして後日談やギャグ設定のショートシナリオが開放されていく仕組みで、追加Hシーンを含んでいた。

ファンディスクとして一般向け『大図書館の羊飼い〜放課後しっぽデイズ〜』(2013)、18禁の『大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-』(2014)の2作品がリリースされている。関連商品としてサントラ、ボーカルCD、コミック、小説版などがある他、2014年にはTVアニメが放映された。

個人的な感想として、機知に富んだ会話のやり取りが非常に印象的で、人間関係にはさりげない気遣いと節度があり、行動力もあって、見た目より落ち着いた大人の雰囲気の作品である。ボリューム感、背景美術、BGM、ボーカル曲の多さ、機能設定など地味な部分で充実していて、派手さや目新しさはないが、オーガストらしい隙の無い作品といえるだろう。


大図書館の羊飼いOfficial Web
http://august-soft.com/daito/




調査担当

『葵屋まっしぐら』 概要

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©2000 ソフトハウスキャラ
葵屋まっしぐら (ソフトハウスキャラ)

・2000年02月25日 Windows95/98用 CD-ROM版

00年代初頭の作品で、温泉旅館を舞台にした経営シミュレーション+恋愛アドベンチャー。ソフトハウスキャラのデビュー作である。

舞台は片田舎、奥山村のさらに奥にある老舗旅館「葵屋」。高校卒業後に旅館を継いだ主人公「葵恭介」だったが、ライバル店の躍進で経営は傾く一方。なんとか立て直そうと躍起になるが、従業員は一癖も二癖もある奴ばかりで頼りにならない。更にスポンサーである村長の孫娘や、商売敵のお嬢様、観光資源の開発担当者にも振り回されて…?

システムは経営シミュレーション風になっており、9種類のコマンドで施設・温泉・料理・土産・総(総合)のパラメータを上げ、1年という期間内で客数を増やすのが建前上のゲーム目的である。実際にはヒロイン選択型の恋愛ADVに近く、狙っている相手の出没するイベント、コマンドを積極的にこなすことで、個別のエンドを迎えられるようになっていた。

シナリオは、温泉旅館を舞台にしたコミカルな日常劇で、次々に起こるトラブルを乗り越え、季節ごとの行事をこなしつつ、ヒロイン達との仲を深めていく流れである。ヒロインは幼馴染の仲居など6人で、妖怪や龍神の一族なども混じっている。クリア後にはオマケ要素のショート会話集などが開放されていく仕様となっていた。

デビュー当時は全く話題にならなかった本作だが、その後ソフトハウスキャラが躍進し、その作品群では、「葵屋」という名称や、登場人物の血を引く人物達がゲスト出演するのが伝統となったため、ファンには知名度が高いのが特徴で、中古市場では2014年現在も高額ソフトに名を連ねている。

個人的な印象としては、例えばヒロインの攻略だけを目指す場合、ヒロインと会話するコマンドを選び続け、合間を縫って適当に経営してもクリアできてしまう。すべてのCGを回収しようとすると結構な手間なのだが、経営SLGとしては残念ながらゲーム性が低い。また、Hシーンもメインヒロイン以外はテキスト描写なしだったりと貧弱で、ADVとして同世代と比べてもインパクトは今ひとつだった。


公式HP
http://shchara.co.jp/04develop/aoiya/aoi.htm

調査担当

『どらぺこ! ~おねだりドラゴンとおっぱい勇者~』 概要

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©2013 ALICESOFT
どらぺこ! ~おねだりドラゴンとおっぱい勇者~ (アリスソフト)

・2013年06月28日 Windows用 DVD-ROM版
・2013年06月28日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【DLsite】【Gyutto

王道ファンタジー風の世界を舞台に、エロエロ王子とお腹を空かせたドラゴンの少女、おっぱいの大きな勇者がドタバタを繰り広げる、一風変わった形式のアドベンチャー。

マーメイド、オーガ、ユニコーンなど、人智を超える存在「霊王類」が人々の尊敬と信仰を集める世界。ドラゴンの導きで発展した王国、ドラゴンバレイの王子「エスト」は、幼少の頃にドラゴンの化身と名乗る少女「クゥ」に出会い、お互いを助け合う契約を交わして別れた。それから月日は流れ、エストはメイド達とエッチ三昧の中で成長し、溢れる程の王の資質を持ちながら、どこへ出しても恥ずかしいと評判のエロ王子に変貌していた。突然のクーデターにより捕らえられたエストは、クゥの助けで城を脱出するが・・・?

システムはかなり特殊で、シナリオの分岐先が明白なヘックス状のマップを中心にした、選択肢分岐型のアドベンチャーである。バッドエンドやHシーン、どのヒロインのエピソードに寄り道するかもあらかじめ予測可能で、セーブ機能は自動セーブしかなく、好きな時にマップ上の好きなマスから再開できるのが特徴である。

細かい分岐が多く、バッドエンド見え見えの選択肢も多数出現し、バッドエンドを経験する事で主人公の戦闘レベルがアップしていく仕様である。戦闘はジャンケンのような三すくみのコマンドを使ったシンプルな物で、頻度は多くないが攻略に重要な要素となっている。また、ヒロインの好感度パラメータの上昇に応じてサイドエピソードが開放されていく育成シミュレーション的な要素も含まれていた。

ヒロインはのじゃロリ風のドラゴン、幼馴染で生真面目な勇者、起伏に乏しい体型のミステリアスな踊り子、妄想癖のある宿の女主人の4人である。ストーリーは主人公が王に復位するため、ドラゴンの授ける試練として困っている人々を助けていく中、ヒロイン達との仲を深めていく流れとなっている。善人ながら下半身中心の思考から抜け出せない主人公を中心に、ギャグメインでコミカルに展開していく。

軽いやりこみ要素となるアイテム類や条件付きのルートを備え、アダルト要素も多く、ポップなデフォルメ演出とボードゲーム的な雰囲気が印象的な作品である。


『どらぺこ! ~おねだりドラゴンとおっぱい勇者~』 公式Webサイト
http://www.alicesoft.com/drapeko/




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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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