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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『愛姉妹 ~二人の果実~』 概要

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©1994 Silky's
愛姉妹 ~二人の果実~ (シルキーズ)

・1994年09月30日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・****年**月**日 DOS/V用 3.5インチFD版
・1995年11月17日 Window3.1用 CD-ROM版 (CGリニューアル)
・2000年05月26日 Window用 CD-ROM版
・2007年06月01日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃の作品で、卑劣な主人公が美人姉妹を陥れていくアダルトアドベンチャー。

主人公「丈人」は悪名高い不動産会社「野川産業」の社長の一人息子。ある日、事務所に小遣いをたかりにきていた丈人は、父親の車と接触事故を起こした女性ドライバーとの示談を任された。彼女を篭絡できれば仕事を手伝わせてやる、という条件に勇んだ丈人は、当の人妻「幸絵」を騙して借用書を作り、脅迫して体を開かせることに成功する。丈人の謀略はそれで終わらず、幸絵の二人の娘、同じ学園に通う美人姉妹に狙いを定めて…?

操作はコマンドと選択肢の混合型である。基本的に移動先に自由があるタイプで、教室や体育準備室、美術準備室、屋上などを巡り、姉妹のどちらかを見つけ、「話す」「見る」といったコマンドでシナリオを進展させていく。しかし行き先の数は少なく、コマンドも簡素で探索には比重がない。

システムはむしろ同社の『河原崎家の一族』のような選択肢分岐型に近く、その日は姉妹のどちらをターゲットにするか、優しく接するか否か、といった選択肢により複雑に分岐し、その経路により11種類のエンディングを迎える仕組みとなっていた。

シナリオは悪党風の主人公が、父親が帰るまでの5日間を期限に、父親の秘書の由美と協力し、脅迫とセックステクニックで姉妹を手なずけ、従順になるまで調教していく流れである。エンディングは主人公が失敗して鉄格子の中に入るパターン、完全に堕ちたヒロイン達に客を取らせるパターン、ヒロイン達に気に入られて家族として受け入れられるパターンなど様々である。

アダルトシーンは全部で27つもあり、シナリオが短い割にかなり比重が高い。2、3度のプレイで全部見るのは不可能で、セーブ、ロードを繰り返してのやりこみ要素となっていた。セックス描写は主人公による煽り、罵り、鬼畜ゼリフが特徴的だが、ヒロイン達の物理的な抵抗はなく、順応も早い。一部に薬物の使用、緊縛、(男1人女複数での)3P、4Pの表現を含んでいた。

Windowsに移植された際はCGが一新され、ブランドも母体のエルフに変更された。派生作品にOVA版実写AV版、DVD-PG版などがある。続編として『愛姉妹・蕾 …汚してください』(2004)、『愛姉妹 〜どっちにするの!!〜』(2006)、『愛姉妹IV 悔しくて気持ち良かったなんて言えない』(2014)が続き、初代から20年を数える長寿シリーズとなった。

個人的な印象として、主人公が知的で陰険な性格なのが特に目を引く部分である。女性を手篭めにする主人公像はアダルトゲームの黎明期から存在したが、80年代は陵辱系でも知性に乏しく、陽気で行き当たりばったりな性格が普通で、作風もコミカルなのものが多かった。罪のない女性達を巧妙な罠にはめ、弄んでいくタイプのシリアスな作風はこの頃から現れ始め、00年代序盤にかけて流行していく。


調査担当

『Blue Moon Story Part1』 概要

Blue Moon Story Part1 Blue Moon Story Part1
Blue Moon Story Part1 Blue Moon Story Part1
©1989 ソフトシェル/ドット企画
Blue Moon Story Part1 (ソフトシェル/ドット企画)

・1989年11月17日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末期の作品で、ある女子学生が不良グループに目をつけられ、陵辱されていく様子を描いたストーリー重視のクイズゲーム。タイトルに『PartⅠ』の表記があり、物語も中途半端な所で終わっているが、続編がリリースされた形跡はない。

ある日、主人公の探偵『真木省吾』は、女教師からの手紙を受け取る。そこには、不運にも不良達に絡まれた女子生徒が、無理矢理に処女を奪われ、スケバン達からは嫌がらせを受け、庇おうとした教師ごと陵辱を受けている、といった内容が詳細に記されていた・・・。

システムは3択のクイズゲームで、物語の進行が28つのシーンに区切られており、新しいシーン毎にクイズが一問出題される。不正解だと持ち点が減っていき、10回間違うとゲームオーバーである。クイズのジャンルはストーリー内に出てきた人物や物に関するもので、テキストを丁寧に読み進めていく必要があり、観察力が必要とされる場合もあった。

シナリオは、保健室で休んでいたアイドル似の女子生徒『愛実』が、悪い男子生徒3人に次々と輪姦される場面、愛実が女教師『香先生』に事件を打ち明け、体で慰めてもらう場面、愛実がスケバン2人組に呼び出され、嫌がらせを受ける場面、愛実を人質にされた香先生が、男達から陵辱される場面の4つから成っていて、一本道の展開である。

主人公は冒頭と幕引きに登場するが、手紙を読んで感想を述べるだけで、何の行動にも出ていない。クリア後に続編に続く旨のメッセージが表示されるものの、結局Part2が発売されることはなかったようだ。

80年代のアダルトゲームは、主人公が(ランスのように)軽いノリで女の子をレイプしてまわったり、女主人公があっちこっちでHな悪戯されたり、あるいは男主人公が陵辱されている女の子を助けたり、といった展開の中で強姦自体はよく見かける。しかし、「女の子が悪漢達に輪姦される様子」をメインテーマに陰気なタッチで描いた作品は当調査員の知る限り皆無で、本作品はかなり異質な印象である。90年代に流行する『陵辱モノ』のはしりといっていいかもしれない。

調査担当

『ウェディングラプソディー』 概要

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ウェディングラプソディーウェディングラプソディー
©1989 QueenSoft
ウェディングラプソディー (クイーンソフト)

・1989年06月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代末頃の作品で、学校を舞台に男子学生が3人の花嫁候補の女の子と出会い、口説き落としていく探索系のアドベンチャー。クイーンソフトの2作目である。

主人公「誠」は、大川財閥の跡取り息子。17才の誕生日を迎えた彼は、大川家に伝わる儀式として、コンピューターの割り出した理想の結婚相手、3人の女学生を口説き落とすことになった。親公認で女遊びができることに魅力を感じた誠は、身分を隠して普通の転校生となり、女の子達と仲良くなる隙を窺っていく。

ゲームシステムは、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。「教室」「体育館」といった学校内の施設を中心に繰り返し巡り、コマンドを繰り返す事で、新たなアイテムや情報を入手していく一本道の構造となっていた。難易度は高いが、進展に合わせてコマンドが細かく増減するのが特徴的で、正解への誘導も多く、テンポ、操作性は良好である。

シナリオの前半は、軟派な主人公がターゲットの女の子を尾行したり、周辺人物に聞き込みをしたり、プライバシーを暴いたりしている内に、女の子と接近するチャンスを掴んでいく流れとなっている。後半はやや雰囲気が変わり、誘拐事件が絡んだサスペンス調の展開である。

ヒロインは、厳格な家庭で育った正統派の美少女、百合でツンケンした性格の後輩、男女交際禁止の校則廃止を目論む生徒会長の3人となっていた。セックスシーンは1人あたりCG3、4枚で、部分的なアニメーションが多用されており、前作『PURE』よりはるかに充実をみせている。局部は無修正だが扱いは小さく、簡単な縦筋一本で表現されていた。

ビジュアルが質、量ともに非常に充実しており、PC-8801版のCGが最大8色だったのに対して、同時期に発売されたPC-9801版では最大16色で作り分けてあるという、ビジュアルへのこだわりが感じられる作品である。

後に主流となる、学園を舞台にした恋愛ゲームだが、目的(セックス)の為なら手段を選ばない主人公が印象的である。基本的には女の子のピンチを救い、惚れさせていく普通の主人公像だが、時には金の力でターゲットの家族を買収したり、女教師の弱みを握って脅迫したり、ヒロインを縛りあげてレイプしたり、といったモラルに欠ける一面を見せている。結果的にすべてのヒロインが主人公にベタ惚れ状態となるが、主人公の結婚相手は不明のまま終わっており、後の恋愛ゲームとは趣を異にする、80年代らしい作風といえるだろう。

調査担当

『ラブリーGAL』 概要

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©1987 CHAMPION SOFT
ラブリーGAL (チャンピオンソフト)

・1987年08月**日 PC-8801用 FD版
・1987年**月**日 FM-7/77用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代後半の作品で、現代風の街中と遠い宇宙にある星を舞台に、様々なタイプの女の子に悪戯していくファンタジックなアドベンチャー。

謎の老人から「3つの秘宝を手に入れれば世界はお前のもの」という予言を受けた主人公は、道端でお金を拾ったり、路上駐車の車からアイテムをくすねたり、行く先々で女の子を押し倒しながら、秘宝に関する情報を集めていく。ついに3つの秘宝が集まった時、主人公は地球から遠く離れた不思議な星に立っていた…。

ポップレモン』『幻夢の城』の流れを汲むADVだが、コマンドは「ハナス」「ミル」といった動詞部分がファンクションキーに割り当てられた選択式、「オンナノコ」「ハリガミ」といった名詞部分は一文字一文字を打ち込んでいくコマンド入力式の新システムとなっている。

一本道のシナリオでマップ等はなく、道なりに進んで女の子に出会い、プレゼントやお世辞、合言葉、購入、愛撫、暴力、脅迫など様々な方法で新しい情報やアイテムを引き出し、次の女の子へ進む流れである。倫理感に乏しくマイペースな主人公と、脈絡のない展開、緩くシュールな世界観が印象的である。

最大の特徴は前2作と同様、難易度が異様に高いことで、フラグとなるキーワードはヒントが乏しく、時に突飛で、プレイヤーが類推するのを拒絶するかのようである。また、わずかなミスが後々ゲームオーバーに繋がり、自動セーブで詰んでしまうシビアな作りとなっていた。

80年代初頭~中頃のゲームは容量の制約から、内容の乏しさを高難易度で補う面があったが、このシリーズはボリューム的に大作なだけに異質で、攻略の難しさが際立っている。操作性ではコマンド選択式のアドベンチャーが主流になりつつある中、動詞部分を選択制にした事で配慮を見せているが、慣れるまで結構かかり、かえってややこしくなってしまった徒花的な印象である。

調査担当

『ほっとMILK』 概要

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©1987 F&C
ほっとMILK (フェアリーテール)

・1987年06月**日 PC-8801用 5インチFD版
・1987年06月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版

80年代中頃の作品で、学校や公園を舞台に少女達をレイプしていくアダルトアドベンチャー。『ふぇありぃてぃる』『麗奈』に続くフェアリーテールの3作目である。

主人公「変人28号」は、ゴーグルにマスクで変装した変質者。これまで994人の女の子を犯してきた彼は、歴史に残るスーパーレイプマンを目指し、自作のランキング1位~6位の女の子を狙って、学校帰りを待ち伏せたり、放課後の校舎を探索していく。果たして彼は、学園No.1アイドル「今日子」にたどり着けるだろうか?

システムはコマンド選択式で、移動先に自由がないタイプのADVである。テンキーに割り当てられた「話す」「取る」といったコマンドを、状況に合わせて選択し、場面を転換させていく。コマンドは種類が多いが、重要アイテムやゲームオーバーが少ないため、難易度は低めである。

シナリオは変質者の主人公が、目当ての女の子を草むらに連れ込んだり、失神させたり、拘束したりして無理矢理犯した後、その場で次の女の子の攻略に繋がる情報やアイテムを手に入れて、次のシーンへ移るのが基本パターンである。

局部は無修正だが、クッキリと描かれている訳ではなく、着色で輪郭をボヤかす表現がとられていた。

作風はコミカルで、特に主人公のキャラクターが強烈である。目立ち過ぎる変質者ルックと、「うひょひょ!」「いいとおもってまぁーすっと!!」等の軽薄さをアピールする口調、そして女の子を殴ったり怒鳴ったりといった凶暴さを見せつつ、飄々とした明るい態度で一貫しており、ノリでその場を切り抜ける計画性の無さもインパクトが大きい。女の子達はあっさり騙されたり、快楽に流されてしまうといった描かれ方で、全体的におバカな雰囲気である。

本作は極端な例になるが、高名なRPG「ランス」シリーズを見ても分かる通り、80年代のアダルトゲームの主人公は、多かれ少なかれ強引で粗暴、モラルに乏しく楽天的な性格をしていて、陵辱系ゲームも能天気に明るい場合が多い。草食系の主人公や、暗く陰湿な陵辱モノが一般的になるのは90年代の中盤以降である。

テキスト中に「へへへへっ >(^o^)< おらおらっ」という表現があり、国産ゲームで初めて顔文字が使用された例である可能性を提起しておく。

調査担当

『幻夢の城』 概要

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©1987 ChampionSoft
幻夢の城 (チャンピオンソフト)

・1987年04月**日 PC-8801用 FD版
・1987年**月**日 FM-7用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代中頃の作品で、現代風の街中とファンタジックな城を舞台に、出会った女の子達へ悪戯していくアダルトアドベンチャー。メーカーによるジャンル呼称は『ロリベンチャー』である。

とある少女から相談を受けた主人公は、行方不明になった少女の姉を、一枚の写真を頼りに探しに行く事になった。道端でお金やアイテムを拾い、公園で遊ぶ少女を縛りあげ、電話で知り合った女の子と遊んだりしている内に、写真の女の子は「幻夢の城」に閉じ込められている事が判明する。果たして主人公はロリコンの野望を遂げ、無事に写真の女の子を救出することができるだろうか?

システムは『ポップレモン』(1986)とほぼ同じで、移動先に自由のないコマンド入力式である。「オンナノコ」と入力すると「話す」等の動詞は勝手に補ってくれるので、入力は一単語で済み、操作は効率化されている。ただし、コマンド選択型が一般化しつつある時期なので、既に時代遅れだった印象は否めない。

重要情報やアイテムの隠し方に理不尽さ、陰険さが目立ち、例えば「何もありませんでした」というメッセージが出た場所であっても執拗に調べる必要があったり、ノーヒントで背景の屋根の上や草むらなど、脈絡のない場所を調べる必要があったりと、非常に難易度が高く、それらのフラグが30以上あるので、自力攻略は絶望的な印象である。

ストーリーは、主人公が欲望のままにブラブラする内に、何となく何とかなってしまうという、エロありきでシュールな展開である。アダルト描写はソフトで無修正画像はなく、Hシーンも挿入はなく、「ムネ」「オシリ」などのコマンドで相手をイかせるまでとなっていた。10歳の子供をひん剥いて恐喝するシーンもあるが、露出は下着までで、さすがに行為には至っていない。

ボリューム感が高く、後世から見るとツッコミ所が満載なので、ネタとしては楽しめるゲームである。ただし、コマンドはカナ入力のみなので慣れが必要か。

調査担当

『ポップレモン』 概要

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ポップレモン サンプル ポップレモン サンプル
©1986 CHAMPION SOFT
ポップレモン (チャンピオンソフト)

・1986年12月**日 FM-7/77用 カセットテープ版 5インチFD版 3.5インチFD版
・1986年12月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代中頃の作品で、ロリコン主人公の冒険を描いたギャグタッチのアドベンチャー。

前作『フェアリーズレジデンス』(1984)で妖精たちと過ごした思い出が忘れられない主人公は、ロリコンの源である「エロス」を手に入れるため、様々な情報やアイテムを集めて禁断のパラダイス、白薔薇学園を目指していく、という筋書きになっている。序文では「フェアリーズレジデンス、パート2として開発されたスーパーロリコンソフト」という説明がなされている。

システムは移動先に自由がないタイプのADVで、操作はコマンド入力式である。ワンキー・コマンドと自称する、「オンナノコ」「ドア」「ススム」など、1単語の入力だけで進行できるシンプルな操作性が特徴である。

シナリオはシュールなギャグストーリーで、工事現場や郵便局、交番で働くハイティーンの女の子と会話を交わし、プレゼントで気を引いたり、襲い掛かって脅したり、愛撫で満足させてアイテムや情報を引き出していく流れとなっている。アイテムにはライフルや手榴弾などもあり、それらを使っても問題が生じない緩い世界観、マイペースな主人公、快楽にあっさり屈する女の子達が印象的である。

最大の特徴は、当時のアダルトADVとしてはボリュームが飛び抜けている事と、極端な難易度である。登場する女の子は20人以上、必須となるキーアイテムは50種類以上、パスワードは13個で、それらを回収するポイントは素通りしやすい理不尽な箇所に隠されているケースが多く、場面によっては運も必要で、自力攻略はかなりの時間と労力を要したと思われる。

番外編の『フェアリーズレジデンス スペシャル』シリーズは無修正が顕著となっていたが、本作では局部の描写は省かれており、アダルト要素も控えめである。

ゲーム性には問題が多いが、CGの枚数やフラグの作りこみ等、時代的にここまで凝ったアダルトゲームというのは珍しく、大作といえる仕上がりである。

「ロリコンゲーム」という言葉については、現在ではソフ倫によって使用が規制されており、俗称として使われる場合は「幼さ」を強調する作品を表すため、当時の標準的な年齢設定のこの作品では若干の違和感があるが、この頃はまだ言葉のイメージが固まっておらず、「美少女ゲーム」と同義で広範囲を表すことがあったようだ。

調査担当

『177』 概要

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©1986 MACADAMIA
177 (マカダミアソフト)

・1986年09月**日 PC-8801用 FD版
・1986年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

デービーソフトのアダルト専門ブランド『マカダミアソフト』の2作目で、強姦をテーマとしたアクションゲーム。刑法第177条、強姦罪に由来する過激なタイトルで話題となり、同年の国会で有害ソフトとして取り上げられた事で非常に知名度が高い。

シナリオは工場勤務で内向的な性格の主人公が、帰りの電車でよく見かける女性に狙いを定め、追いまわして道端で押し倒し、性行為におよぶまでの展開となっている。主人公やヒロインの女性にフルネームと年齢、詳細なプロフィールが設定されており、生々しさを感じさせる。

ACT.ONEは強制横スクロールのアクションゲームで、動物や岩、扇風機、墓石などの障害物をジャンプでかわしたり、前方への爆弾投擲で破壊しながら女性を追いかけていく流れである。女性に接近した状態でキーを押すと衣服を一枚剥ぐことができ、上着、スカート、ブラ、パンツの順で回収して、全裸の状態で背後をとれば次のステージである。

ACT.TWOはいきなり挿入状態から始まるコマンドアクションで、テンキーの中から弱点となるコマンドを探っていき、自身の体力が尽きる前に女性をエクスタシーに導けばクリアとなった。ある程度責めると弱点は変更してしまうので、女性の表情の変化などを見ながら慎重に進める必要があるなど、ユニークな作りになっている。体位は押し倒した場所によって数種類あり、腰の動きなどは軽いアニメーションになっていた。

ちなみに失敗すれば強姦罪の条文が表示され、成功は花嫁姿の女性が表示されるというハッピーエンドである。

作中に性犯罪行為が描かれたゲームはそれまでもあったが、本作品は露骨、具体的で陰気さを感じさせるのが印象的である。イかせれば和姦の内容もさることながら、当時のアダルトゲーム購入に年齢制限がなく、小中学生がプレイしている可能性があり、これが国会で提議された最大の理由だったようだが、具体的な処分は下っていない。その知名度やゲームとしてのクオリティから非常に人気が高く、中古市場では後々まで高額ソフトに名を連ねている。

調査担当

『天使たちの午後』 概要

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©1985 JAST
天使たちの午後 (JAST)

・1985年07月**日 PC-8801用 カセットテープ版/FD版
・1986年**月**日 FM-7用 カセットテープ版/5インチFD版
・1986年**月**日 PC-8801用 FD 『バージョンアップ版
・1986年**月**日 FM-7用 3.5インチFD/5インチFD 『バージョンアップ版』
・****年**月**日 X-1用 FD版
・1987年**月**日 MSX2用 カートリッジROM版
・****年**月**日 PC-8801用 FD 廉価版(アクティブ)
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD/5インチFD 廉価版(SELON販売)
・1990年11月01日 PC-8801用 FD 廉価版(SOFBOX)
・19**年**月**日 PC-9801用 5インチFD 廉価版(SOFBOX)
・1995年02月22日 PC-9801用 3.5インチFD 5インチFD 『天使たちの午後 Collection』に収録
・****年**月**日 FM-TOWNS用 3.5インチFD 『天使たちの午後 Collection』に収録

80年代中頃の作品で、学生の主人公が少女達を次々に犯していくアダルトアドベンチャー。アニメ調のビジュアルのレベルの高さと過激な性描写で大ヒットとなり、非常に知名度が高い。

学園に通う主人公「あなた」の目標は、学園NO.1の美少女「由美子」を口説き落とす事。手がかりを探す主人公の前に、次々と現れる無防備な少女達。かわいければ誰でも押し倒す主人公だが、心に決めたのは由美子ただ一人。果たしてあなたはすべての少女達を攻略し、無事に由美子と結ばれることができるだろうか?

ゲームシステムはコマンド入力式で、移動先にあまり自由がないタイプのADVである。学園内や夜の街を探索し、対話相手を見つけて「いしい はなす」「まり おかす」といった具合に一文字ずつ打ち込み、場面を転換させる単語の組合せを探っていく流れとなっていた。

シナリオは後の学園物と比べると荒っぽく、女の子との対話の中で「おかす」に成功すればその場でセックスシーンとなり、「やめる」と入力すれば次の女の子とのマップへ進む急展開となっている。一本道のストーリーながら、妹を犯そうとしてバッドエンドを迎えたり、別れたい彼女を抱いてしまい、攻略が行き詰まる場合があった。

スキャナーを使った原画取り込みによる人物描写は画期的で、この作品を境にアダルトゲーム全体に普及していったようである。また、アニメ調の作品の中では性描写が濃厚で、着衣のままの様々なシチュエーション、扇情的なポーズに加え、性器はラフな描写ながら無修正となっていた。

本編でボツになった過激なセックスシーンを収録したCG集が『天使たちの午後 番外編』として同年に通信販売されている。また、翌年に発売された『バージョンアップ版』では、テキストがカタカナ仕様から漢字・平仮名混じりとなり、別売りのPC接続機器『ジャストサウンド』を用いる事で、一部のセリフが音声として再生できるようになっていた。シリーズは『Ⅱ』『Ⅲ』・・・と続き、計18タイトルがリリースされた他、機種ごとの別パッケージや復刻版が非常に多い。

強姦魔のような乱暴な展開ながら、後にアダルトゲームの主流となる、アニメ調の美少女と「学園」というテーマ、登場人物に悪友、学園のアイドルなどの設定がある点など、驚くべき先見性を含んだ作品である。ただし、学園物がここからスタンダードになった訳ではなく、主流になるのは遥か先の『To Heart』(1997年)あたりからだろう。偶然姿が似たようなもので、直接の先祖ではない。

個人的な印象として、一部のコマンドが一覧から呼び出せるが、操作性は微妙で、ゲーム性も特別優れているとは言い難い。しかし過激さと絵の可愛さで革命をもたらし、その後のアダルトゲームに大きな影響を与えたと思われる。

調査担当

『ドンファン』 概要

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ドンファン サンプル ドンファン サンプル
©1984 dB-soft
ドンファン (デービーソフト)

・1984年03月**日 PC-8801用 FD版
・1984年**月**日 PC-9801用 5インチFD版
・1984年**月**日 MZ-1500用 FD版

パソコンゲーム黎明期の作品で、現代を舞台にドンファン(女たらし)の生き様を描いたコマンドアドベンチャー。一般ソフトを手がけていたデービーソフト初のアダルト作品である。

シナリオは会社員の「ドンファン」が、所持金5万円をやりくりして借金や公共料金の集金を追い払い、彼女を口説いて本番行為に至るまでの放蕩ストーリーである。

ゲームは3つのパートに分かれている。会社の出口で待ち受けている「サラ金」を、知恵を絞って振り切るまでの1部、様々な訪問客の中から、ガスや水道料金の支払いを追い返し、「彼女」だけを家に入れる2部、彼女を情熱的なセリフでその気にさせ、服を脱がせていく3部で構成されている。

システムはコマンド入力式で、1部では「サラ金が待っている。どうする?」といった質問に対して、「ニゲル」といった動詞を一文字一文字入力していく。2部は自宅にやってきた訪問者への対応を、2択の中から選んでいく選択式コマンドとなっていて、時間制限があり、何故か家に火を付けようとするタヌキによって緊迫感を演出している。

3部のベッドシーンでは、口説き文句を推測して彼女をその気にさせていく。ただし、「11文字で」「8文字で」というヒントだけで、「キミノスベテヲミタイ」「トテモキレイダ」といった長文のコマンドを当てなければならず、難易度が極端である。クリア後には、挿入シーンが部分的に動くアニメーションで表示される仕様となっていた。

作風は反社会的で、各種支払いはほぼ踏み倒すつもりでかからねばならず、借金の返済から逃れるためには、自分の女を差し出すのが正解となる。戯曲「ドン・ジュアン」の一部が元になっているようだが、舞台は現代に置き換えられており、筋書きも主人公の性格以外は共通点が少ない。

コマンドの理不尽さ、ストーリーの唐突さが目立ち、ゲームとしては決して褒められた出来ではないが、グラフィックの表示は速く、アニメーションを取り入れるなど意欲的な部分も感じられる作品である。デービーソフトは後にアダルト専門ブランド『マカダミアソフト』を立ち上げ、『マカダム』『177』といった、独特のヒット作を生み出すことになるが、この作品でもその片鱗が感じられる。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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