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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『EVE burst error』 概要

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©1995 C’s ware
EVE burst error (C’s ware) 

・1995年11月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版 (18禁)
・1997年01月24日 セガサターン用 初回版 通常版 (18歳以上推奨)
・1997年05月30日 Windows95用 CD-ROM 初回版 通常版 (R指定) 
・1997年08月29日 セガサターン用 廉価版 (18歳以上推奨)
・1998年07月02日 セガサターン用 『EVE burst error&EVE The Lost Oneバリューパック
・1999年07月16日 Windows98用 DVD-ROM版 (R指定)
・2003年07月24日 PS2用 『EVE burst error PLUS』 限定版 通常版 (CERO:C(15歳以上))
・2003年11月28日 WindowsXP用 DVD-ROM 『EVE』 (PS2版の18禁リメイク)
・2005年03月24日 PS2用 『EVE burst error PLUS』 廉価版 (CERO:C(15歳以上))
・2006年10月03日 DL販売開始 【DLsite】【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】(R指定版)
・2010年03月25日 PSP用 『burst error EVE the 1st』 (CERO:C(15歳以上))
・2016年04月28日 PS Vita用 『EVE burst error R』 初回版 通常版 (CERO:D(17歳以上))
・2016年04月28日 Windows用 DVD-ROM 『EVE burst error R』 (18歳以上推奨)
・2016年04月28日 DL販売開始 『EVE burst error R』 【DMM】 (18歳以上推奨)
・2016年11月25日 Windows用 DVD-ROM 『EVE burst error A』  (Rの18禁リメイク)
・2016年11月25日 DL販売開始 『EVE burst error A』 【DMM】 (18禁)

90年代中頃のミステリーアドベンチャー。元々はPC向けの18禁ゲームだったが、特に家庭用ゲーム機への移植版が大ヒットを記録し、知名度が非常に高い。続編や派生作品が多く、オリジナル版のリメイクも何度も行われている。

主人公の一人、「天城小次郎」は飄々として人を食った性格ながら、腕は一流の私立探偵である。ある事件がきっかけで羽振りの悪い小次郎は、法外な報酬に釣られ、資産家風の男から怪しい絵画の捜索依頼を引き受ける。同じ頃、もう一人の主人公、大雑把でくだけた性格のエリート捜査官「法条まりな」は、テロリストに狙われているという某国大使の娘の護衛を任命される。面識のない二人の主人公は、別々の事件を追いながらもニアミスを繰り返し、やがて共通の壁にぶつかるお互いの存在を認識し始める…。

ゲームシステムはコマンド選択式で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。怪しい場所を巡回し、「見る・調べる」「考える」等のコマンドを、総当りに近い形で選択することで進展していく。分岐やゲームオーバーはなく、展開は一本道である。攻略はさりげない会話中のヒントが頼りで、難易度はやや高い。

最大の特徴は「マルチサイトシステム」と呼ばれる構造である。『DESIRE』(1994年)の発展系で、男女二人の主人公がそれぞれ独立したシナリオを持ち、いつでも切り替えることができる。一方のプレイのみでは先に進めず、片方で事件を目撃したり、陰ながら協力する事でもう一方のフラグを立てなければならない。二重の視点を何度も切り替えながら殺人事件の謎を追っていくことで、奥行きのあるミステリー表現と推理の楽しさを実現している。

シナリオの核心部分はシリアスだが、主人公達は陽気な性格で、笑い、涙、猟奇、アクションの各要素バランスを取ったサスペンス風ドラマとなっている。

アダルト要素は同社の作品の中では控えめで、小次郎サイドはモテる主人公による据え膳的イベントが中心である。まりなサイドでは、開放的な彼女がレズプレイやラブロマンスに積極的に挑んでいく。 

セックスシーン等をカット、ボイスを追加したセガサターン移植版では、19万本を超えるセールスを記録し、ミステリーとしての完成度を見せつけた。 続編はコンシューマ向けを中心に『THE LOST ONE』(1998年)、『ADAM THE DOUBLE FACTOR』(1999年)、『EVE ZERO』(2000年)、『EVE new generation』(2006年) と続いた他、派生作品として『EVE雀』(2008年)や小説版がある。オリジナル版も20年を経て、当時の原画を担当した田島直氏が一部描き下ろす形でデジタルリマスター化され、話題となった。

個人的な印象としては、ミステリー自体も凝っており、日常会話は軽妙、ビジュアルのレベルが高くスタイリッシュな点に加え、泣き要素があるのが印象的だった。当時は悲劇的なロマンスがスパイスになっているアダルト作品が流行りだした頃だったが、この作品は美少女ゲームの枠に囚われない野心的なところがあり、その中でも異質に思える。『YU-NO』と共通する、奇抜なアイデアと完成度の高さ、独特の作家性が光る作品だった。


【EVE burst error R】 公式サイト
http://eve.el-dia.net/ 


調査担当

『ロマンスは剣の輝き -THE LAST CRUSADER-』 概要

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©1995 FAIRYTALE/F&C co.,ltd.
ロマンスは剣の輝き -THE LAST CRUSADER- (フェアリーテール)

・1995年06月23日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代中頃の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたアダルトRPG。

主人公「ルーン」は孤児出身で、スケベで情熱的な冒険者である。ふとした偶然から王女「セシル」の窮地を救い、一目惚れしてしまったルーンは、再び彼女に近づくチャンスを得るため、国王の主催する冒険者の祭典「アドベンチャーレース」への参加を決める。ルーンの身を案じて付いてきた幼馴染の魔術師ミルフィと神官のミネル、旅の途中で知り合った神官戦士リーナ、竜のアルビオンをパーティに加え、一行は課題となったアイテムを求めて西に東に冒険を繰り広げる。

ゲームシステムは半フィールド型のRPGである。街中や街道、山道などの探索フィールド(ダンジョンにあたる)は通常の自由に動ける2D見下ろし型だが、街から街へ、街から探索フィールドへ、といった移動部分は自由がなく、縮小マップを使って過程が省略されている。

他にも変わった仕様が多い作風で、例えば戦闘画面は「タクティカルコンバット」と呼ばれる、SLGのような移動に自由があるコマンドバトルである。また、戦闘で得た経験値は全員で共用で、任意のメンバーの好きなステータスに振り分けられるため、育成の自由が非常に高い。さらに、装備品は基本的に初期装備だけで、ショップで金銭を払い、錬金術を使って強化していく仕組みとなっていた。

シナリオの序盤は、一本気な若者の主人公が、国王に認められて王女と添い遂げるため、指定されたアイテムの回収を目指す流れである。たどり着いた街では、モンスターの跋扈により住人が困り果てていて、その討伐がてら偶然に目当ての品が手に入るケースが多い。行き先が2択になっている場合があり、その選択により仲間に加わるメンバーが変わり、後のシナリオにも影響するなど、一部にマルチシナリオ要素を備えていた。

シナリオの終盤は、封印された魔王の復活をめぐる陰謀が絡んだシリアスな展開である。こちらもマルチシナリオ、共通パートが入り混じっており、結末はヒロイン二人のマルチエンドになっていた。一部に悲劇的なロマンス、ほろ苦い展開を含んでいるのが非常に特徴的である。

アダルト要素の比重は、全体のボリュームからすると平均的である。パーティメンバーが主人公の気持ちを知りつつ、頼み込んで一夜限りの思い出に抱いてもらうケースの他、たまたま無防備な姿を見てしまうケース、村娘がモンスターに襲われるのを目撃するケース、有料でエッチなサービスを受けるケースなど様々である。

続編として『ロマンスは剣の輝きII』(1999年)が続いている。関連商品に小説版がある。

個人的な印象として、操作の忙しさが足を引っ張っていて、戦闘の度に各ユニットを移動させながらのコマンド操作をこなさねばならず、『Rance4』(1993年)のようなオートモードもないため、ザコ戦が煩わしい。マウス頼みなのも長時間はつらいものがある。しかしビジュアルは当時のトップレベルで、自由度の高い育成要素は面白く、シナリオは硬軟併せ持ったバランスに仕上がっている。総合力においては高クオリティでユニークな作品といえるだろう。


調査担当

『DESIRE ~背徳の螺旋~』 概要

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©1994 C's ware
DESIRE ~背徳の螺旋~ (C's ware)

・1994年07月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-9821用 CD-ROM版
・1997年09月11日 セガサターン版 『DESIRE
・1998年02月26日 セガサターン版 『DESIRE プレミアムパック
・1998年02月26日 セガサターン版 『EVE burst error&DESIRE バリューパック』に収録
・1998年05月07日 セガサターン版 『EVE The Lost One&DESIRE バリューパック』に収録
・1998年06月05日 Windows95用 CD-ROM 『DESIRE 完全版』 初回限定版 通常版
・1999年07月16日 Windows98用 DVD-ROM 『DESIRE 完全版/DVD版
・2000年05月26日 Windows98用 CD-ROM 『DESIRE 完全版 ミレニアムBOX2000
・2004年09月30日 PS2版 『DESIRE
・2005年10月27日 PS2版 『DESIRE』 ベスト版
・2006年10月13日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite
・2017年04月27日 Windows用 DVD-ROM 『DESIRE remaster ver.』 初回限定版 通常版
・2017年04月27日 PS Vita用 『DESIRE remaster ver.』 初回限定版 通常版
・2017年04月27日 ダウンロード版 『DESIRE remaster ver.』 【DMM

90年代中頃の作品で、絶海の孤島にある研究施設を舞台にした、サスペンス系のアダルトアドベンチャー。

主人公の一人「アルバート(アル)」は一見軽薄な女たらしだが、情に厚い一面をもつ若手記者である。南海の孤島にある謎の研究施設「デザイア」の取材に訪れたアルは、恋人でありデザイア技術主任の「マコト」との逢瀬を楽しみにしていたが、浜辺に打ち上げられた謎の少女「ティーナ」との出会いや、他の女性職員たちとの接触の中ですれ違ってしまう。もう一人の主人公、真面目で寂しがりな性格のマコトは、アルの浮気現場を目撃したショックを卑劣漢「カイル」につけこまれ、体を許したばかりか脅迫され、次第に淫らな素質を開花させていく。同じ頃、研究所の内外では不審なトラブルが相次いでいた。立場の異なる二人の主人公は、別々の視点からデザイアの研究目的に疑念を抱き、その謎に迫っていく。

後に『EVE burst error』(1995)に用いられたマルチサイトシステムの原型のような構造になっていて、冒頭でアルとマコト、二人のうち一人の主人公を選んでプレイすることになる。EVEと違って視点の途中切り替えは無く、一方のプレイ内容がもう一方に影響を与えることもないが、互いが互いの舞台裏として描かれているため、片方だけでは不明瞭な点が多く、両方とその先の謎解き編をプレイして、ようやく全容を把握できる仕組みになっていた。

システムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。分岐やゲームオーバーはない一本道で、宿舎や研究所、飛行場、医療施設などを巡り、主に出会った人物との会話で進行していく。行き先は多いが、プレイヤー自身の謎解き要素はなく、コマンドの種類も少ないので難易度は控えめである。

ストーリーは謎に包まれた「デザイア」を巡り、様々な人々の思惑や謀略が交錯するサスペンスドラマが主軸になっていて、そこに何も知らない二人の主人公が巻き込まれていく形である。序盤から中盤にかけては普通のアダルトADVだが、終盤からサスペンス要素が濃くなり、やがて不可思議でドラマチックな結末をむかえるのが特徴的である。

アダルト要素は、男性主人公が整備士や秘書など様々な女性達から信頼を得て、ノーマルな和姦に到るケースが多いのに対し、女性主人公は基本的に受け身で、同僚の女性や男性から迫られ、言葉では嫌がりながらも体が淫らに反応してしまい、やがて屋外でのスリルセックスなどの変態的な行為にも応じてしまう濃い目の描写となっていた。

家庭用ゲーム機に移植された際はアダルト要素が省かれ、グラフィックは新規のものに差し替えられ、ボイスが追加されるなど大幅にリメイクされている。さらにWindows版では、家庭用ゲーム機版をベースにグラフィックとエンディングが追加され、『DESIRE 完全版』としてフルリメイクされた。派生作品に小説版がある。

個人的な印象として、主人公達の不自然な下半身優先の行動が鼻につき、アダルトゲームとしては正解だが、シリアスなサスペンス物としては緊張感に欠ける。謎も肝心な所が解明されないため、十分なカタルシスを得られない。それにも関わらず印象深い作品なのは、真ヒロインの存在がアダルトゲームの域を超えて異彩を放っているからである。泣きゲーのルーツにあたる、この不思議で報われないヒロイン像は、『EVE burst error』(1995)など、菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ)氏のヒット作に受け継がれていく。


DESIRE remaster ver.【全年齢向け】の公式サイト
http://el-dia.net/desire/

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パソコンの登場と共に生まれた学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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