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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『淫獣学園 La☆Blue Girl』 概要

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©1995 DEZ CLIMAX
淫獣学園 La☆Blue Girl (DEZ CLIMAX)

・1994年03月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、くノ一の主人公が異世界の怪物たちと対決していくアダルトアドベンチャー。前田俊夫の成人向け漫画『La☆BlueGirl』のゲーム化作品。

舞台は現代の学園。主人公「ミコ」は一見普通の女子校生だが、実は弥勒衆と呼ばれる忍者の一派、美童家の正統後継者である。本来なら異世界の怪物達、色魔衆と盟約して彼らを使役する立場のミコだったが、事故により敵となる盟約を交わしてしまい、彼らからつけ狙われることとなった。人間を快楽の虜にすることで破滅させる色魔衆は、人間の中に紛れてミコの瑞々しい体に迫っていく…。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプのADVである。行き先やコマンドは多いが分岐はなく、展開は一本道である。一部に自分視点のガンシューティングのようなミニゲーム要素も取り入れられていた。ゲームオーバーはあるが、その場からすぐにやり直せるので難易度は易しい。

ストーリーはおっちょこちょいのくノ一とお調子者の小忍者のコンビが、学園内や色魔淫界と呼ばれる異世界を舞台に、怪物達と対決していくバトル物の展開である。移動先を巡回する中で女の子を襲っている色魔を見つけ、交戦するもののあっけなく破れ、陵辱されて快楽に飲まれる寸前、様々な要因でピンチを脱する、というのが基本パターンのアダルト重視な作風となっていた。

ビジュアルは陰影が濃く暗めの印象だが、主人公達に悲壮感はなく、絵文字が多用されるなど、作風は全体的にコミカルで明るい。アダルトシーンは怪物たちの触手による陵辱がほとんどだが、一部にレズや人間の男との絡みも含まれていた。

アニメ版が大ヒットしたことで知名度が高い作品だが、本作品のキャラクターデザインやシナリオは漫画版ともアニメ版とも異なり、ゲーム独自の大胆なアレンジが加えられている。

個人的には、ビジュアルのレベルの高さと詳細さが非常に印象的だった。ストーリーも起伏に富んでおり、ボリューム感もあって、触手系が好みに合えば実用性は高かったことだろう。気になるのは必要なコマンドの手数が多い所で、ミステリー作品のように何度も同じメッセージを見ることになる辺り、ややテンポを悪くしているか。

 
調査担当

『妖獣戦記 -A.D.2048-』 概要

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©1993 D.O.
妖獣戦記 -A.D.2048- (D.O.)

・1993年09月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 CD-ROM版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年03月14日 Windows95用 CD-ROM版
・2006年02月24日 Windows用 CD-ROM 『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(リメイク)
・2008年09月19日 ダウンロード版『真・説・序・章』 【DLsite】【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM

90年代序盤の作品で、近未来を舞台に異形のモンスターを退治していくシミュレーションRPG。『妖獣戦記』シリーズの一作目。

「The Third」と呼ばれる核戦争で荒廃した世界。流出した生物兵器と残留放射能から生まれた新生物「妖獣」は、人間の女性を母体に繁殖し、人類を追い詰めていた。城塞都市ソフィアポリスは、これに対抗するため特殊警察「A.S.S.P.」を組織し、高い戦闘力を持った女性型の人工生命体、「バイオソルジャー」を配備する。心理学者の主人公(男)は、なぜかASSPの戦闘隊長に抜擢され、バイオソルジャー達を指揮して、重要施設を占拠している妖獣を駆逐し、次第に彼女達の信頼を得ていく。

システムはシミュレーションRPGである。レベルアップはあるが、クラスチェンジや装備品の変更、回復アイテムのない簡素な仕様となっている。ステージ毎に8人の女性の中から6人を選び、マップ内の妖獣の全滅を目指していく。ステージは病院、空港、女子校の3つで、それぞれ3面あるので、合計9つのマップを攻略すればクリアとなる。Mac OS風のウィンドウとスクロールバーを使ったマップ表示が印象的である。

味方は数で圧倒的に劣る上、全ての敵がスタート時から味方に向かって殺到してくるのが特徴で、ボヤボヤしていると包囲されてしまうため、狭い地形や壁役、射程の長さを上手く活用できるかが戦術要素となっていた。

アダルト要素は、「祖体」と呼ばれる強めの妖獣に攻撃を仕掛けた際に起こり、触手に犯される一般人のCGが1体につき2枚表示される。各マップに祖体は2~3体いるので、陵辱CGは合計42枚と、かなりのボリュームである。それぞれ詳細なタッチの全画面表示で、一枚一枚に触手や舌先が妖しく蠢く部分的なアニメーションが施されていた。また、戦闘で隊員のレベルを3つ上げれば、幕間に休暇を一緒に過ごす個別イベントが発生し、デートとセックスのシーンがそれぞれ一枚表示される和姦要素も備えていた。

続編として『続・妖獣戦記 ~砂塵の黙示録~』(1993年)、『妖獣戦記2 -黎明の戦士たち-』(1995年)が続き、00年代になって『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(2006年)としてリメイクされている。『妖獣戦記カスタム』(1994年)に本作品のCGが流用されているが、こちらはSLGなしの安価な神経衰弱ゲームだったようだ。派生作品に小説版がある。

妖獣クラブ』(1990年)の流れを汲むタイトルで、淫獣ファンからもSLG好きにも人気が高かった作品である。個人的な印象として、SLGとしてシンプルながらよく出来ており、触手嫌いの当調査員も夢中で遊んでしまった。それだけにストーリーの短さが残念。目玉となる陵辱CGの力の入れようを考えるとやむなしか。

調査担当

『うろつき童子』 概要

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©1990 FAIRYTALE
うろつき童子 (フェアリーテール)

・1990年04月21日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版

90年代初頭の作品で、同名の成人漫画『うろつき童子』(1986年)をゲーム化したホラー系ファンタジーのアダルトアドベンチャー。

主人公「天邪鬼」は獣人界、魔界でも名の知られた獣人の実力者である。新世界を創造するといわれる存在「超神」に興味をもつ彼は、超神の力をもった人間を500年も捜し続け、ついに現代日本の「盟神学園」で濃厚な気配を嗅ぎつけたのだった。超神の候補はバスケ部の尾崎、生徒会長の宮沢、テニス部の坂本の3人で、いずれも女性から熱い視線をうける色男たち。主人公は転校生「天野一」として学園に潜り込み、子分の「黒子」と共に一人一人を調査していく。

システムは当時一般的だった移動先に自由があるタイプの探索アドベンチャーである。主に学園内が舞台で、教室や体育館、保健室、宿直室などを巡り、遭遇した人物との会話の中で情報をあつめ、物語を進行させていく。

シナリオは硬派な主人公が"超神"の正体を突き止めるため、当たりをつけた人物の動向を探っていくうちに妖魔達の企みを知り、超神や人間達を守るために対決していく展開である。一部にグロテスクな惨殺シーン、アニメーションやエフェクトを用いたアクションシーンを含み、見所となっていた。

原作漫画は"淫獣"や"触手"を使った異種姦物のアダルトアニメの原点となった作品だが、本作品でのアダルト描写は、主人公が女子の着替えやカップルのセックス、乱交、レイプを目撃するといったケースが多く、妖魔による異種姦はさほど比重がない。主人公自身は直接関わらないのも大きな特徴といえる。

キャラクターデザインは、漫画ともアニメ版とも大きく異なり、ゲーム独自の大胆な改変がなされている。シナリオもゲーム用にアレンジが加えられ、かなりマイルドな印象になってしまったものの、軟派な作風の多かった当時のアダルトADVには珍しい、妖しくシリアスな雰囲気と熱血の入り混じった、異色の作品に仕上がっている。

調査担当

『妖獣クラブ2』 概要

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©1990 D.O.
妖獣クラブ2 (ディーオー(D.O.))

・1991年08月23日 X68000用 FD版
・2002年08月30日 Windows用 CD-ROM 『D.O.Classics Vol.3 「妖獣クラブ 2」』(リメイク)
・2006年02月24日 Windows用 DL販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite

90年代はじめ頃の作品で、"妖獣"をテーマに扱った陣取りパズルアクションゲーム。『妖獣クラブ』の続編。

ゲームシステムは、ほぼ前作と同じで、クイックス風の陣取りゲームにアダルト要素を付加したものである。プレイヤーである怪物の武器は、敵陣地を縦断・横断した際に描く軌道が閉じたとき、密閉された図形が自陣地になる点で、妨害してくる女の子を閉じ込めたりしながら、画面の80%を手に入れればクリアである。

女の子1人につき2ステージあり、10人なので合計20ステージとなる。面が進むごとに敵の動きは速くなっていく。CGは1人あたり3枚で、着衣状態に始まり、ストーリーを感じさせる段階的な異種姦シーンが描かれている。

相変わらずゲーム難易度は高いが、設定でEASY、NORMAL、HARDの三種類からモードを選ぶことができ、残機も調整できるなど、前作に比べるとやや緩和されている。また、到達したステージまでのCG閲覧も可能で、前作のディスクがあれば、妖獣クラブ1のCGも見ることができるなど、オマケ機能が充実をみせている。

PC-9801移植版として『妖獣倶楽部カスタム』があり、CGは妖獣クラブ1、2から流用されたものの、ゲームは神経衰弱となった。また、「妖獣」を扱った作品としてシミュレーションRPG『妖獣戦記』(1993)が続き、D.O.を代表する人気シリーズとなっている。

調査担当

『妖獣クラブ』 概要

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©1990 D.O.
妖獣クラブ (D.O.(ディーオー))

・1990年06月29日 X68000用 FD版
・2002年03月15日 Windows用 CD-ROM 『D.O.Classics Vol.2 「妖獣クラブ」』(リメイク)
・2006年02月24日 Windows用 DL販売開始 【DMM】【DL.getchu】【Gyutto】【DLsite

90年代初頭の作品で、妖獣に襲われる女の子をテーマにした陣取りパズルアクションゲーム。アダルトゲームとしては"淫獣"による陵辱をメインテーマに扱った最古の作品である。

ゲームシステムはタイトーの人気アーケードゲーム、『QIX(クイックス)』(1981年)にアダルト要素を加えたような、パズルアクションゲームである。ゲームの背景画面がご褒美CGを兼ねた絵柄となっており、自機を操作して、敵陣地を四角く切り取る事で自分の陣地を広げ、下敷きの画像を露出させていく。プレイヤーは一匹のモンスターとなり、境界線上を追いかけてくる天使、敵陣地内を跳ね回る女の子達を避けながら画像を切り取り、80%を占有すればクリアとなった。

CGは女の子一人あたり3枚用意されていて、それが三層に積み重なっている演出となっているため、最後まで見るにはコンテニュー無しで2連続クリアする必要がある。女の子の数は10人なので、ステージは合計20面である。敵の動きが速く、アクションゲームとしては非常に難易度が高かった。

アダルトCGは、女の子の背後に異形のモンスターが現れる場面に始まり、服を破かれる第二枚目、陵辱される第三枚目、とストーリー性を感じさせる構成になっている。巨大なモンスターによる拘束、長い舌や触手、レズビアンによる陵辱の表現などを含み、異種姦を強調する点が特徴的である。

続編として、同じX68000用に『妖獣クラブ2』が続いた。PC-9801用に『妖獣倶楽部カスタム』が発売されたが、こちらはCGを妖獣クラブ1・2から流用しているものの、ゲームは神経衰弱となっていた。2000年代に入ってから再び陣取りゲーム『妖獣クラブ(D.O.Classic Vol.2)』(2002年)としてリメイクされたが、CGはすべて新規のものに差し替えられた。

コンセプトの似た作品に、カネコのアーケードゲーム『ギャルズパニック』(1990年)のシリーズがあり、タイトーが販売も手がけた正規許諾品だったが、脱衣+QIXの着想は本作品の土台となった『ときめきチェリーボックス』(1990年)が最も早かったようだ。

タイトルは当時の成人漫画家、前田俊夫氏の作品の影響をうけたものと思われる。この作品以後、女の子が「淫獣」「妖獣」と呼ばれる奇怪なモンスターに襲われる異種姦物は、アダルトゲームにも定着し、マイノリティながら一定の需要を誇るジャンルとなった。ただし、触手に襲われる表現は前年あたりから流行しており、異種姦も『グラムキャッツ』(1988年)の例があるため、表現自体が元祖という訳ではない。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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