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©1995 SOGNA 
VIPER-V12 (ソニア)

・1995年04月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年02月27日 Windows95用 CD-ROM版
・2002年09月27日 Windows用 CD-ROM 『CLASSIC COLLECTION
・2002年09月27日 Windows用 CD-ROM 『VIPER COLLECTION BOX』に収録
・2006年05月24日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DMM】【DL.Getchu

90年代中頃の作品で、三つの異なるストーリーを収録したアニメーションアダルトゲーム。『VIPER』のVシリーズ4作目。

前作『VIPER -GTS-』が非オムニバスで長めの単話だったのに対し、本作品は再びオムニバスのショートストーリー集となっている。ストーリーは、女の子二人組の宇宙海賊が貨物船に進入し、捕まって陵辱されてしまう『ANGEL・DUST』、悪の女幹部が怪人を送りこみ、正義のヒーローの相棒の女の子を誘拐する『未来特捜ブレイバン』、魔法少女に選ばれた女の子が大人の姿になり、魔法のステッキの力で次々にイカサマを働いていく『魔法の賭博師トトカル☆チョミ』の三本である。

システムは選択肢分岐型のADVで、選択肢によって展開が異なったり、バッドエンドを迎える仕様である。選択肢の数は少なく、ストーリー自体も非常に短いので難易度は易しい。

シナリオはアダルト重視で、セックスシーンに比重が高い。そのほとんどが陵辱プレイで、輪姦、怪人達による異種姦などを含んでいた。ただし、未来特捜ブレイバンを除いて女の子に悲壮感が乏しく、明るくコミカルな結末で締めくくられている。

大きく滑らかな動きのアニメーションがシリーズを通しての売りとなっていて、本作品でも日常風景から変身シーン、口淫やピストン運動、乳揺れにいたるまで、無数のアニメーションが施されている。また、この作品の前後に『V6 RS』など、PC-98版の過去作品に音声をあてる追加データが発売されているが、本作品はPC-98版にはじめから声優によるボイスが入ったシリーズ初の作品となった。

シリーズは『V16』が同年に続いた。また、本作品に収録された『魔法の賭博師トトカル☆チョミ』の続編として、『VIPER BTR 魔法の賭博師 トトカル☆チョミ』(1996年)が発売され、『未来特捜ブレイバン』は『VIPER -F50- 未来特捜ブレイバン』(1999年)が続編として続いている。

パソコンの主流がNECのPC-9801だった時代の末期にあたり、フロッピーディスクの容量の限界に迫った作品といえるだろう。フルボイスとまではいかないが、特にセックスシーンではクリアな音声が多数収録されており、動きの多さと合わせ、フロッピー10枚(14.4MB)以内に収まったのが不思議なくらいである。

 
調査担当