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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『ランス・クエスト』 概要

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©2011 ALICESOFT
ランス・クエスト (アリスソフト)

・2011年08月26日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【駿河屋
・2011年08月26日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite


10年代序盤の作品で、鬼畜な冒険者を主人公にしたアダルトRPG。長寿ファンタジー『Rance』シリーズの1つ。『戦国ランス』(2006年)の続編で、『ランス8』にあたる。

(あらすじ) 前作にて氷漬けにされてしまった奴隷「シィル」を助けるため、呪いに詳しいカラーの一族の女王「パステル」の元に忍び込んだランスだったが、いつも通り欲情して襲い掛かってしまい、頼み事どころではなくなる。激怒したパステルにより、「禁欲モルルン」という呪いを掛けられたランスは、戦闘レベルが35以上の女性でないと勃たなくなってしまう。更に、抱いた女はLv1になってしまう、しばらくセックスしないとホモに目覚める、というオマケつき。かくして、セックス可能な強い女の子を探す、欲望まみれの新たな冒険が幕を開ける。

ゲームシステムは、ミッション選択型のRPGである。提示されたクエスト一覧の中から、実力に見合ったものを選び、見下ろし型のマップ上を自キャラを動かして探索し、アクティブタイムのコマンドバトルをこなしていく。

パーティは最大5人だが、戦闘コマンドは使用回数に制限があり、残り回数が極端に少ないため、何十人ものストックメンバーの中から、消耗に応じて次々に入れ替えなければならないのが特徴的である。

育成面に比重が高いRPGで、レベルアップに応じて貰えるボーナスポイントを、ステータスに直接割り振るのではなく、「武器攻撃1」「逃げる」といったコマンドの回数を増やしたり、「剣の知識」「回避強化」「炎耐性」といった能力底上げに使ったり、「罠回避」「お宝鑑定」といった探索サポートを身に付けたりと、特技を獲得して伸ばしていくことになる。

また、Lv35以上の女性キャラは、ランスとセックスすることでLv1に戻ると同時に、LV上限が開放され、スキルポイントや初期ステータスで有利になるため、これを繰り返すことでパワーアップしていく。同じキャラでも、育て方によって全く別の役割をこなせたり、工夫次第で弱キャラが強キャラに化けたりする自由さがあり、主な戦略要素となっている。

世界観は中世ファンタジー風だが、シュールでとぼけた設定が目立つギャグ作品である。シナリオは、従来通りのスケベで強引な主人公が、セックス可能な強い冒険者、指名手配犯、悪党の女ボスを求めて依頼をこなしたり、Lv35以上に育ったメンバーをベッドに連れ込んだり、何気ない日常をこなす内に、拠点となる城が建ち、仲間も続々と増えていく流れである。過去作品のヒロインたち、マイナーな脇役も再登場し、仲間だけで60名近いオールスター的な賑やかさとなっていく。

Hシーンは凌辱メインだが、上記の通り雰囲気はコミカルで明るい。ただし敵による集団暴行、凄惨な性暴力の表現も含まれるため、苦手な方は注意が必要である。Hシーンにボイスなしという点は、シリーズの伝統ではあるものの、10年代の作品として非常に珍しい存在となった。

拡張パックとして、クエストやメインストーリー、新キャラを追加する『ランス・クエスト マグナム』(2012年)が続いた。シリーズは1作目のリメイク『ランス01』(2013年)を挟み、『Rance IX -ヘルマン革命-』(2014年)が続いている。派生作品にコミック版がある。関連商品はサントラフィギュアなど。

個人的な印象としては、女の子キャラクターが豊富で、育成の自由度が高く、可能性の広がりを感じさせる魅力的な作品である。3DCGになった敵キャラの動き、ファミコン時代を思わせる電子音風の効果音も楽しい。しかし、ボリュームの割にメインストーリーの盛り上がりが不足し、女の子も人数が多い分、個別エピソードが簡素だったり省かれたりで、後半は物足りなさが募ってしまう。追加ソフトの『ランス・クエスト マグナム』を導入することで、ようやく一本の作品といえるだろう。


公式HP
http://www.alicesoft.com/rance8/
ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-17.html
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調査担当

『アリス2010』 概要

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©2009 ALICESOFT
アリス2010 (アリスソフト)

・2009年12月18日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【駿河屋

00年代末の作品で、RPGやSLG、ADVなど多数のコンテンツを収録したミニゲーム集。アリスソフト伝統のファンディスク『ALICEの館』シリーズの流れを汲み、独立パッケージとして発売されたものとしては『ALICEの館7』(2004年)に続く7作目にあたる。主な内容は以下の通り。

◆ランス02
 『Rance II -反逆の少女たち-』(1990年)のリメイクとなるミニRPG。後にリメイクされた『01』『03』と異なり、当時の古めかしいテイストを残すよう配慮されているため、CGやゲーム画面が一新された以外は、テキスト、ゲームシステム、ゲームバランスが当時のまま再現されている。時代に合わせたアレンジを加えた『ランス02改』のパッチも同梱している。

◆超昂閃忍ハルカ ハルカVSエスカレイヤー
 『超昂天使エスカレイヤー』(2002年)と『超昂閃忍ハルカ』(2008年)のヒロインが共闘するミニADV。『ハルカ』でハーレムエンドを迎えた後日談にあたり、途中の選択肢によってHシーンが変わるマルチシナリオとなっている。一部に寝取られ、触手などの表現を含んでいる。

◆ばにしゅ!~この手のひらにおっぱいを~
 『ばにしゅ!~おっぱいの消えた王国~』(2009年)の後日談となるミニADV。小さな見た目のまま成長が止まってしまった女性たちを相手に、スケベな主人公がHなイタズラを仕掛けていく。

わいどにょ
 『ままにょにょ』(2003年)のリメイクとなるシミュレーションRPG。ステージが横方向に拡張された他、登場キャラが増え、ゲームバランスも手が加えられている。

はるうられ -校内赤線区域-
 オリジナルの経営SLG。主人公の通う六年一貫制の学校は、教師ぐるみで悪事に手を染めていた。「奉仕クラブ」に所属する主人公は、学校の実態に嫌悪感を抱きつつ、流されるまま学園の女教師、女生徒の拉致・監禁に手を貸し、校内で強制的に客をとらせ、その収益を元にして、設備や女の子をさらに充実させていく。

アリスのおもちゃ箱
 スタッフの個人制作によるミニゲーム、WEB公開作品、CG、データなど。

大帝国 traller movie
 開発中だった『大帝国』(2011年)の予告動画。

スタッフコーナー
 スタッフ22人から寄せられたコメント。

壁紙集
 本作品に収録された5作品の壁紙に加え、『闘神都市III』や個人作品の壁紙、落書きなどを収録。

その他
 闘神都市IIIのカレンダー、サウンドトラックCD2枚、設定原画集が付属した。


公式HP
http://www.alicesoft.com/alice2010/
ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-27.html


調査担当

『戦国ランス』 概要

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©2006 ALICESOFT
戦国ランス (アリスソフト)

・2006年12月15日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【駿河屋
・2010年08月27日 DL販売開始 【DLsite】【DL.Getchu】【Gyutto】【DMM
・2014年12月19日 Windows用 DVD-ROM 廉価版 【Amazon】【駿河屋

10年代中頃の作品で、日本の戦国乱世をモチーフにした世界を舞台に、武力で領地を拡大していく戦略シミュレーションゲーム。『Rance VI -ゼス崩壊-』(2004年)の続編で、『ランス7』にあたる。地域制圧ゲームとしては『鬼畜王ランス』『大悪司』『大番長』に続く4作目。

(あらすじ) 主人公「ランス」は運と実力があり、大軍を動かす駆け引きも得意ながら、女を犯すことで頭が一杯の鬼畜な冒険者である。前作の後、美人と評判の「香姫」をコマすためにJAPANを訪れたランスは、大らかで飄々とした殿様「織田信長」と出会い、意気投合してしまう。病弱な信長から織田家の一切を任されたランスは、JAPANが戦乱期なのをいいことに、隣国の美女たちを狙い、織田家の領土を次々に拡大していく。一方、遥か昔に封印された魔人ザビエルは、信長の体を徐々に乗っ取り、ランスを利用して復活の機会を窺っていた…。

ゲームシステムは、地域制圧ゲームの流れを汲む戦略SLGである。隣接する地域に攻め込み、アクティブタイム制のコマンドバトルで優勢をもぎ取り、領地を拡大していく。地域イベントや捕虜から新たな武将(ユニット)を入手し、国力や資金をやり繰りして戦力を整え、さらなる侵略と敵からの反攻に備えていく流れである。

武将ごとに防御担当の足軽、攻撃担当の武士、後衛の弓兵・陰陽、サポート役の軍師・忍者、回復役の巫女、一撃必殺の鉄砲、といったユニットの種類が決まっており、その中から合戦ごとに6名を選んで、コンビネーションにより優勢勝ちを狙っていく。また、軍勢の強さと、軍勢の人数の多さ、武将個人の強さが分かれているため、合戦に備えて優秀なユニットの兵士数を増やすと共に、屋内のイベント戦に備えてダンジョンに通い、武将個人のレベル上げをする必要もある。

周回の利用も特徴的で、最初の一周はストーリーが選べないが、再スタート時からは進攻の順番、イベントの進め方によりメインヒロインが変わり、大筋で4種類以上のシナリオが楽しめる仕様となっていた。また、寄り道イベントの強敵の討伐、レアアイテムの入手、武将の個別イベントの完遂(キャラクリ)などが、クリア時に「得点」として評価される仕組みで、得点に応じて再スタート時に有利な特典が選べるため、主なやり込み要素となっている。

シナリオは、我がままな主人公が敵の城を乗っ取り、姫や現地の女をその場で凌辱する一方、大名や武将は男女に関わらず捕虜にして、牢に入れていく流れである。彼らのイベントを見るには、武将として召し抱え、戦闘参加やアイテムで信頼度を上げ、ADV風の会話イベントをこなしていく必要がある。その際、ほとんどの女武将はHシーンを含んでいる。

世界観はファンタジーながら、戦国から安土桃山にかけての日本がモチーフとなっており、織田信長、徳川家康、武田信玄といった大名が実名そのままで登場することが多い。しかし上杉謙信が女の子だったり、伊達政宗が目玉の妖怪だったり、毛利の三兄弟がメイド服の三姉妹だったりと、考証は緩く、全体的にコミカルな雰囲気である。

ランスシリーズは『アリス2010』(2009年)に収録された2作目のリメイク『ランス02』を挟み、『ランス・クエスト』(2011年)が続いている。また、地域制圧ゲームとしては『大帝国』(2011年)が続いている。関連商品は設定資料集、小説版、コミック版上杉謙信フィギュアなど。

個人的な印象としては、非常に自由度が高く、ボリューム感があり、ゲーム性に優れた作品である。特にやり込み要素の得点システムがよく出来ていて、手間をかけるほど周回スタート時に高性能なチートアイテムが選べるため、難易度の高いイベントを起こすのに熱が入る、中毒性の高いSLGである。音声がないのは寂しいが、シナリオは奥行きがあり、ビジュアルのクオリティも高い。

また、上杉謙信や山本五十六といった、女性化した歴史上の人物が大人気を博したことから、後に一般的になる「武将萌え化」の火付け役といえるだろう。美少女ゲームのみならず、一般のラノベやTVアニメにも大きな影響を与えたと考えられる。


公式HP
http://www.alicesoft.com/rance7/
ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-19.html


調査担当

『Rance VI -ゼス崩壊-』 概要

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ランス6

©2004 ALICESOFT
Rance VI -ゼス崩壊-  (アリスソフト)

・2004年08月27日 Windows用 DVD-ROM版 【Amazon】【駿河屋
・2009年03月19日 Windows用 DVD-ROM 廉価版 【Amazon】 【駿河屋
・2011年11月25日 DL販売開始 【DMM】【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite

00年代中頃の作品で、鬼畜な冒険者の活躍を描くアダルトRPG。『ランス5D』(2002年)に続く、Ranceシリーズの通算9作目。

(あらすじ) 主人公のランスは、並外れた実力を持ちながら、スケベで尊大、自分勝手な冒険者である。前作の後、冒険依頼を受けて訪れたのは魔法王国ゼス…魔法を使えない者が差別され、奴隷のように扱われ、遊び感覚で殺される歪んだ国だった。些細なトラブルから奴隷観察場に放り込まれたランスは、レジスタンス組織「アイスフレーム」の手引きで脱出し、弱体化していた同組織を裏から乗っ取り、抵抗活動を名目に、美女との一発を狙って様々な依頼をこなしていく。

ゲームシステムは、これまでのシリーズと全く異なり、ミッション選択型のRPGである。レジスタンス拠点を基本画面にして、提示されたイベント一覧の中から、冒険依頼や会話イベント、セックス、新技の習得などを選んでこなしていく。この際、蟹玉、猿玉、鷲玉と呼ばれる3種の玉を消費するので、シナリオ進展や味方の強化のため、任務とは別にダンジョンに通い、玉を集めなければならない。

自由移動によるマップ探索は、ダンジョンの中だけである。古いRPGで見かける3D視点での探索だが、実際に3Dモデリングを使っているため表現が立体的で、ダンジョンは細かな昇り降りを駆使した三次元的な構造になっているのが特徴である。また、マップ制覇率や冒険功績、女の子モンスターの捕獲など、ダンジョン毎に豊富なやり込み要素が用意されていた。

戦闘は、ターン制のコマンドバトルである。パーティは最大6人だが、16人の中から途中入れ替えが出来るのが大きな特徴となっている。メンバーそれぞれに「SP」と呼ばれる気力値があり、戦闘の参加回数が制限されているため、長い探索に備えて先発メンバー、中継ぎ、対ボス戦用など、役割分担を決めて戦力を温存したり、節約して粘り強く探索する点が戦略要素となっている。

育成に適度な自由があるのも魅力である。会話イベントやプレゼントによる親密度ボーナス、武器防具の購入・強化、ドロップアイテムのアクセサリー、パラメータ上昇アイテム等の強化要素がある。更に仲間が女の子の場合、ランスとHすることで才能限界(LV上限)がアップする。このため、初期メンバーでも手間と資金、アイテムを集中すれば長く使うことができる等、育成の優先度によってパーティに個性が生じていく。

シナリオは、従来通りの粗暴で欲望に忠実な主人公が、レジスタンスの一隊長となり、世直しを口実に銀行を襲ったり、高官の娘とのセックスを狙ったり、ご褒美目当てに賊を退治していくコミカルな展開である。それと同時に、ゼスの上層部やテロ組織、魔人の勢力の思惑が交錯するシリアスな状況も描かれ、楽天的で軽はずみなランスの行動をきっかけに、物語は世界を揺るがす重大な事態に発展していく。

アダルト要素は、主人公による強引なセックスが中心である。立場を利用して味方に迫るパターン、敵におしおきするパターン、救出した相手から強引にお礼をもらうパターンなど、シチュエーションは様々で、底なしの精力で相手をヘロヘロにしていく。また、敵による一般人への陵辱も多数あり、今回は特に凄惨で暴力的なシーンが多い印象で、以後のシリーズにも引き継がれている。

公式通販の特典としてデータCDが付属し、『大悪司』の岳画殺が登場する等のオマケ要素を備えていた。続編は『戦国ランス』(2006年)、『ランス・クエスト』(2011年)、『Rance IX -ヘルマン革命-』(2014年)、『Rance X -決戦-』(2018年)が続いている。

個人的な印象としては、アダルトゲームである前にRPGとして優れた作品で、豊富なやり込み要素、クオリティの高いビジュアル、重厚なシナリオ、長大なボリュームが揃い、非常に充実した大型作品である。アダルトRPG自体が希少な時代に、中毒性のあるゲーム性で存在感を放った超一流作品だった。難点としては、一部に過激で凄惨な性暴力、グロテスクな表現を含むため、耐性のない方は注意が必要である。


公式HP
http://www.alicesoft.com/rance6/
ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-20.html
PV



調査担当

『ランス5D ひとりぼっちの女の子』 概要

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©2002 ALICESOFT
ランス5D ひとりぼっちの女の子 (アリスソフト)

・2002年10月25日 Windows用 CD-ROM版 【Amazon】【駿河屋
・2014年06月27日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite

00年代序盤の作品で、鬼畜な戦士の冒険を描くミニRPG。『鬼畜王ランス』(1996年)に続く、ランスシリーズの通算8作目で、定価は2800円(税抜)のロープライスだった。

タイトルは企画コードの「ランス5A」「5B」「5C」が、いずれもボツになった事に由来する。実質的に「ランス5」にあたる作品だが、資料によっては「4.2」と「5D」に間に、未発表の「ランス5」があるとされている。

(あらすじ) 主人公ランスは、美女とのセックスの為なら手段を選ばない、鬼畜な冒険者である。奴隷のシィル、人工生命体あてな2号を連れ、とある迷宮の探査をしていたランスは、出口を探してさまよう内に、和風の妖怪達が暮らす不思議な城下町に辿り付いた。城に住む訳ありな美女「リズナ」に頼まれ、彼女の処女を条件に、怪しいお願いを叶えてあげるランスだが…?

ゲームシステムは独特なRPGで、ルーレットやサイコロなど乱数要素を使ったRPG要素と、探索ADV風の謎解き要素の組合せである。セーブは自動セーブのみとなっている。

ダンジョンはマップがなく、巨大なルーレットで緑色に止まればシナリオ進行、橙色が出ればザコ敵と戦闘、黄色が出れば宝箱、といった具合に、ルーレットの出目によって次の展開を決定していく。戦闘は6面ダイス中心で、1~6の数字の一つ一つに「攻撃」「防御」といったコマンドが割り当てられており、ターン毎にサイコロを振って殲滅を目指していく。

ただし、全くの運任せという訳ではなく、ルーレットの出目を調整して進行を早めたり、コマンドの割り当てを編成することができる点が戦略要素となっている。アイテム類は豊富で、女の子モンスターを仲間にできるなど、ミニRPGにしては高い自由度を備えていた。

街中は探索ADV風で、井戸、城門、長屋といった場所を繰り返し巡り、人々と会話したり、怪しい箇所を調べたりする中で重要アイテムを入手し、イベントを進展させていく流れである。

シナリオは、従来通りのワガママな主人公が、適当な嘘で騙したり、立場を利用して女の子に悪戯を仕掛けていくコミカルな展開である。男や妖怪は容赦なく殺す酷薄さが目立つ一方、セックスは和姦傾向が強い。レギュラーメンバーは運勢占い大好きコパンドン、レア女の子モンスターの復讐ちゃん、騙されやすい金髪の和服美人リズナが初登場している。

続編は大作RPGの『Rance VI -ゼス崩壊-』(2004年)。以後、『戦国ランス』『ランス・クエスト』『Rance IX -ヘルマン革命-』と大型作品が続いていく。

個人的には、頭身が低く柔らかい雰囲気になったビジュアルと、ラップ入りで和風感も取り入れた軽快なBGMが印象的だった。ゲーム性も奇抜ながら丁寧な仕上がりである。シナリオは短いが、ロープライスの中でも安い価格だったことを考慮すると、かなり充実した内容だったといえるだろう。


公式HP
http://www.alicesoft.com/rance5d/

ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-21.html

PV



調査担当

『鬼畜王ランス』 概要

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©1996 ALICESOFT
鬼畜王ランス (アリスソフト)

・1996年12月19日 Windows95用 CD-ROM 初期ロット版
・1997年02月**日 Windows95用 CD-ROM 豪華版
・1997年04月**日 Windows95用 CD-ROM 普及版
・2006年09月**日 配布フリー宣言

90年代中頃の地域制圧型シミュレーションゲーム。『Rance』シリーズの番外編で、長大なボリュームとやり込み要素を誇り、数年をまたぐ大ヒット作となった。

(あらすじ)『ランスⅣ』の後、盗賊の首領となって面白おかしく暮らすランスだったが、ヘルマン軍の不意打ちに遭い、大切な奴隷シィルが捕われてしまった。復讐を誓ったランスは、やむなくリアと結婚してリーザス国王となり、またたく間に内乱を鎮圧し、立ち塞がる勢力や都市を制圧して、各国の美女達を獲得し、夜伽のコレクションに加えていく。

シナリオは、「もし、ランスが王様になったら…?」というifストーリーになっており、シリーズの本線から逸脱したパラレルワールドである。しかし、後のシリーズの舞台となる魔法王国ゼスやJAPAN、ヘルマンのマップもあり、各国の主要人物の原形が登場するなど、ランスの世界観を前倒しに、大雑把に完成させたような印象である。

ゲームシステムは戦略SLGの一種で、マップ上の街を1つ1つ制圧し、領土を拡大していく流れである。それと同時に、街の住人や元敵将たちをイベントを進めることで獲得し、ハーレムと配下の武将を充実させていく。一般的な戦略SLGに比べると、内政的なコマンドは簡素で、各キャラクターとの特殊イベント探しに比重が高い印象である。

戦闘は最大4対4のコマンドバトルである。各ユニットには、率いる軍勢の数、攻撃力や防御力といったパラメータの他、武将個人の強さやHP、特殊能力、必殺技が別にあるのが特徴的である。普通は軍勢の人数と攻撃力による力押しだが、「戦闘域」という制約要素や、一般人ではダメージを与えられない「魔人」の存在があるため、時には必殺技を使って武将を直接狙ったり、「作戦」や地形効果、装備品、特定の武将ペアによる補正を活用したり、といった戦術が求められる。

他国との戦争と別に、ダンジョン探索要素もあり、1ユニットを派遣して装備品や重要アイテムの獲得を目指していく。ダンジョンは計27つである。

配下になるユニットは51人、ハーレムに入る女性は50人で、登場するキャラクターは、端役も含めると200人近い。エンディングは6種類ほどあり、その際に女性キャラクター66名の「幸福」「不幸」判定が下る。これは後の「キャラクリ」にあたる仕組みで、中にはランスが全く関わらなかったことで幸福になる女の子も存在する。一度のプレイで全ての仲間を獲得し、イベントをコンプリートするのは不可能で、繰り返しプレイが必要な重度のやり込みゲームとなっている。

アダルト要素は、基本的に1人あたりCG1枚である。1つ1つの描写は短いが、とにかく数が多いので、全体の中での比重は高めである。ランスが相手の弱みを握り、取引や脅迫で寝室に呼び出し、無抵抗な相手に好き放題するケースが多い。それに相手から迫ってくるケースが続き、一部にランスがお仕置きとして強姦するケース、モンスター達による陵辱シーンなども含まれている。

人気の割に生産数が少なかった為、発売から数ヶ月間にわたって全国的な品切れ状態が続いたようだ。シリーズは『ランス5D -ひとりぼっちの女の子-』(2002年)、『Rance VI -ゼス崩壊-』(2004年)…と続いている。関連商品は設定資料集山本五十六フィギュアなど。

後の『大悪司』(2001年)、『大番長』(2003年)、『戦国ランス』(2006年)などに繋がる、地域制圧型SLGの一作目である。個人的な印象として、非常に自由度が高く、アダルトゲームとしては空前のボリュームとやり込み性を備えた作品である。世界観は重厚で、ビジュアルは丁寧、シナリオは続きが気になり、ノリノリのBGMも小気味良い。業界の主流と距離を置き、孤高のジャンルを開拓した作品だった。


ランスワールドノート【公式】
http://www.alicesoft.com/haniwa/rance/series/post-22.html


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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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