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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『DE・JA』 概要

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©1990 ELF
DE・JA (エルフ)

・1990年06月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・2004年05月28日 Window用 CD-ROM 『DE・JA マルチパック』にてリメイク
・2017年06月20日 ダウンロード販売開始 【DMM
・2017年06月20日 ダウンロード版『DE・JA マルチパック』に収録 【DMM

90年代初頭の作品で、若い考古学者が古代の秘宝の謎に迫っていくアダルトアドベンチャー。

主人公「はつしば りゅうすけ(名前変更可)」は、若い考古学者。奇抜な学説で知られ、テレビにも出演する有名人だが、権威に物怖じしない性格のため、日本の考古学会からは出入り禁止を食らっている異端児である。そんな彼の元に、不思議な骨董品を調査して欲しいという依頼が舞い込む。依頼者の老紳士「斉藤」は、その杖を手に入れてからというもの、金髪の美女が手招きする夢を毎夜見るというのだ。興味をもった主人公は、早速友人の考古学者「がちゃ子」と共に調査に乗り出すが、斉藤は依頼直後に不審な死を遂げていた・・・。

システムはコマンド選択式で、移動先に自由があるタイプの探索アドベンチャーである。フェアリーテールの『リップスティックADV』(1988)の流れを汲んでおり、類似点が多い。各移動先で情報を集め、研究所に帰って「考える」ことで謎を解明し、ストーリーを進展させていく一本道の構造となっていた。プレイヤー自身が暗号や謎掛けを解かなければならない謎解き要素も備えている。

シナリオは学者の主人公が、不思議な杖に隠された秘密をめぐり、対立するライバルの様々な妨害を乗り越え、古代文字やメッセージを読み解き、徐々に謎の核心部分へと迫っていく展開である。とぼけた性格の脇役達が繰り広げるシュールな会話が特徴的で、雰囲気は明るい。

アダルトシーンはエンディング付近に集中しており、数はそれなりである。女の子の陰部に修正はないが、無毛無陰唇で太い縦筋一本という当時のエルフ特有の表現になっていた。(当時はアダルトゲームが摘発された例がなく、各社が独自の裁量で規制していた。)

CGアーカイブをおまけディスクに収録するのではなく、スタートメニューから経験済みのHシーンを回想できる先進的な仕組みを備えていた。

続編として『DE・JA2』(1993)が続いた他、2000年代になってDE・JA1・2をまとめてリメイクした『DE・JA マルチパック』(2004)が発売されている。

個人的な印象として、無数の伏線や謎が張り巡らされた本格的なミステリーアドベンチャーで、会話パターンの多さ、小ネタの数々、ビジュアルのクオリティの高さも相まって、一般向け作品にも匹敵する大作となっていた。難点は必要なコマンドが多すぎて手数が膨大になり、特に詰まった時の総当たりが煩わしく感じる点だろうか。また、序盤から中盤にかけてアダルト要素はパンチラ止まりのことが多く、結局脱がない女の子も多いので、アダルトゲームらしさを期待したプレイヤーは焦れてしまったことだろう。

調査担当

『殺しのドレス2』 概要

殺しのドレス2 殺しのドレス2
殺しのドレス2 殺しのドレス2
©1989 Fairytale
殺しのドレス2 (フェアリーテール)

・1989年09月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1989年09月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版

80年代末期の作品で、探偵の主人公が殺人事件に巻き込まれ、事件の裏に隠された謎に迫っていくサスペンスアドベンチャー。『殺しのドレス』(1987)の続編。

都内に事務所を構える主人公「五郎」は、女たらしの私立探偵。浮気調査などの小さな仕事で生計を立てていたが、ある日、美人OL「恵美」から偽装結婚の新郎役を務めるよう依頼される。翌日に式を挙げるという慌しさを奇妙に思いながらも、報酬と相手の美貌に釣られる五郎。しかし、式の最中に恵美が何者かに射殺されてしまい・・・?

コマンド選択型のADVで、ストーリーは一本道である。行き先に自由はあるが、進行に合わせて常に1~3箇所に制限されており、巡回の手間を省くことで前作よりも難易度を低く抑えている。事件の関係者や事件現場、警察、友人、情報屋などを訪問し、会話や探索コマンドの中から手がかりを見つけ、「考える」ことで情報をまとめ、捜査を進展させていく流れとなっている。

ストーリーの基本は連続殺人や国際的な陰謀をテーマに扱ったシリアスなサスペンスドラマだが、主人公はややトボけた性格で、当時のアイドルのパロディなども登場し、コメディ的なノリも維持していく独特な雰囲気である。手がかりとなる人物が次々と殺されていく中、主人公自身も大きな犠牲を払い、その内面が変化していくドラマチックな展開となっていた。

ビジュアルはリアル路線で、大人向けの本格推理物を志向していたのが感じられる。当時の特徴で、まばたき、口パクなどのアニメーションが細かく施されている。立ち絵を背景と分離して使いまわす手法は前作と共通だが、この時期になってもアダルトADVでは一般化しておらず、目を引く部分である。

前作とは打って変わってアダルト描写は多く、主人公の恋人、依頼人、ソープ嬢、協力者などの女の子達が登場し、それぞれの立場で主人公に抱かれていく。セックスシーンは「さわる」「キスする」などのコマンド進行となっている。

個人的な印象としては、ラスト周辺の展開の安っぽさが気になるものの、純粋な推理物としてそれなりに面白く、特に中盤からの緊迫した雰囲気が小気味良い。システム面も親切で、難易度はサクサクとした進行ながら適度に推理の楽しみがあり、ビジュアルも凝っていて、成熟した大人のADVといった印象になっている。

調査担当

『ぴんきぃ・ぽんきぃ 第3集 ばとる・らばーす』 概要

ぴんきぃ・ぽんきぃ 第3集 ばとる・らばーす ぴんきぃ・ぽんきぃ 第3集 ばとる・らばーす
ぴんきぃ・ぽんきぃ 第3集 ばとる・らばーす ぴんきぃ・ぽんきぃ 第3集 ばとる・らばーす
©1989 elf
ぴんきぃ・ぽんきぃ 第3集 ばとる・らばーす (エルフ)

・1989年08月**日 PC-8801用 FD版
・1989年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版
・****年**月**日 X68用 FD版

80年代末期の作品で、5つの独立ストーリーからなるナンパアドベンチャーの3作目。『第1集』『第2集』も同時期にリリースされている。

ナンパ師の主人公「アキラ」※は、ふと立ち寄ったハンバーガーショップで好みの店員「ひろみ」に目をつける。あれこれと商品の好みについて語る内、ひろみの興味を引く事に成功したアキラは、彼女を大好きな中華料理の店に連れ出した。アキラの巧みな会話テクで次第に打ち解けていくひろみだが、食が進む内に様子がおかしくなってきて・・・?

構成、システムは前2作と共通しており、5つのエピソードが連なった一本道のストーリーである。主人公は共通だが、年齢や職業などはエピソード毎に微妙に違っているようだ。2~8択の選択肢の中から高得点のものを探り当て、チェックポイントで規定ポイントをクリアしていれば進行、規定に満たなかったり、一発アウトの選択肢を選ぶと女の子が怒り出し、次のエピソードへスキップしてしまう仕組みとなっていた。

本作のエピソードは、変な癖に悩むファーストフードの店員、高圧的な婦警さんの職務質問、恋人とその友達を交えての宴会、不倫相手と入れ違いに帰ってきた妻の質問、ドブスとセットになったテニス少女の5本となっていた。

見知らぬ女の子に声をかけ、口説き落とし、セックスを終えるまでがシリーズ共通の基本形だが、本作ではサブタイトル通り「戦い」が大きなテーマになっており、猛々しいヒロインや、浮気による修羅場からの脱出など、コミカルながら緊迫感のあるシナリオが多めになっている。

三部作を通して局部にモザイクなどの修正はないが、ハッキリとした描写は避け、グラデーションで溝となる縦筋をうっすらと表現するに止まっていた。(当時はソフ倫などの審査団体がなく、規制は各社毎の自主的なものに任されていた。)

※主人公の名前はハード毎に異なるようです。

調査担当

『ぴんきぃ・ぽんきぃ 第2集 とわいらいと・げーむす』 概要

ぴんきぃ・ぽんきぃ 第2集 ぴんきぃ・ぽんきぃ 第2集
ぴんきぃ・ぽんきぃ 第2集 ぴんきぃ・ぽんきぃ 第2集
©1989 elf
ぴんきぃ・ぽんきぃ 第2集 とわいらいと・げーむす (エルフ)

・1989年08月**日 PC-8801用 FD版
・1989年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版
・****年**月**日 X68用 FD版

80年代末期の作品で、様々なシチュエーションで女の子を口説いていく、ストーリー仕立てのナンパアドベンチャーの2作目。『第1集』『第3集』も同時期に発売されている。

ナンパ魔王の異名をもつ主人公「くにお」は、通学中の電車の中で好みの女の子「みさこ」に目をつける。ナンパするつもりが結果として痴漢を追い払う事になり、お礼としてデートする事になった二人。ところが、満員の映画館の立ち見席で、みさこが突然胸をはだけて・・・?

構成は第1集と同様、5本の独立ストーリーからなる採点形式のADVで、主人公は共通だがヒロインが各話ごとに異なる。会話の中でヒロインの好みに合うように選択肢を選び、高得点をあげればシナリオが進行、規定の得点に満たなければチェックポイントで暗転し、シナリオ未消化のまま次の女の子のエピソードに飛ばされてしまう仕組みである。

シナリオは前作と同様、ナンパ目的の主人公が遊園地や夏祭り、ビーチなどで女の子に近づき、助けたり褒めたり、時には真面目な恋愛相談で相手の心を掴み、隙をみて押し倒す流れが基本である。ヒロインは痴漢にあっていた大人しそうな女の子、ビーチで出会った気の強い金髪ハーフ、金魚すくいの下手な浴衣の女の子、事故で一緒に閉じ込められたエレベーターガール、背伸びしたい年頃の女の子の5人となっていた。

サブタイトル通りの超常的な話がいくつかあり、切ない恋物語だったりする一方、口説き落とした後に難攻不落だったヒロインの性格が一変、押しかけ彼女となり、ナンパを続けたい主人公は逃げるというドタバタ展開になっているケースも複数ある。

同世代の他社の作品群と比べるとヒロイン達の個性、シチュエーションにメリハリがあり、男女間の駆け引きを楽しく体験できるよう工夫されている。また、よく見ると背景にシュールな物が描かれていたりといった得意のギャグ要素も散りばめられており、これらの特徴は同社のヒット作に受け継がれていく。

調査担当

『ぴんきぃ・ぽんきぃ 第1集 びゅーてぃふる・どりーむ』 概要

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ぴんきぃぽんきぃ サンプルぴんきぃぽんきぃ サンプル
©1989 elf
ぴんきぃ・ぽんきぃ 第1集 びゅーてぃふる・どりーむ (エルフ)

・1989年08月**日 PC-8801用 FD版
・1989年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版
・****年**月**日 X68用 FD版

80年代末期の作品で、ナンパ師の主人公が様々なタイプの女の子を口説き落としていく成人向けアドベンチャー。

(あらすじ) 主人公「ひろ」はナンパ魔王と呼ばれた男。年に一度の「ら・ふぇる女子高」の学園祭を訪れたひろは、さっそくタコヤキ屋台の女の子に目をつけ、猛アタックを開始するが、まるで相手にされず・・・?

5本のストーリーが連続する一本道の構成で、それぞれのシナリオ毎にヒロインの女の子が異なる。主人公も全て「ひろ」だが、シナリオ毎に年齢や職業が微妙に異なっているようである。

マップや移動、探索はなく、システムは会話のみで進行するシンプルな仕組みである。3~7択の選択肢の連続をこなしていく流れだが、後世の選択肢分岐とは違い、採点方式である。チェックポイントまでに規定の点数をクリアしていればシナリオ進行、満たなければ主人公が失神し、未消化のまま次の女の子のシナリオに移行する仕組みである。一問ごとに左のチビキャラの反応と得点変動を見て正誤を書きとめ、次回の参考にする点が攻略要素となっていた。

ヒロインは元気な女子高生、献身的なナース、キャバクラのホステス、真面目な家庭教師のお姉さん、町でナンパした傷心の女の子の5人で、それぞれ出会った場面から始まり、ナンパ目的の主人公が気の利いた受け答えで相手の心を掴み、最終的に騙したり、懇願したりで何とかエッチに持ち込んでいく流れが基本形となっている。

続編の『ぴんきぃ・ぽんきぃ2』『ひんきぃ・ぽんきぃ3』も同時期に発売されている。

選択肢の数は多いが、従来の探索型アドベンチャーと比べるとプレイヤーの負担は軽く、手軽に遊べる印象である。会話に終始している点は後の恋愛アドベンチャーと共通するが、主人公の興味が恋愛や交際になく、あくまでエッチな行為を目的としている直接的な面が80年代らしさと言えるだろう。ただし本作の場合、軽薄な主人公が最後には純愛に目覚めるという幕引きになっている。

調査担当

『PRIVATE SCHOOL』 概要

プライベート・スクール プライベート・スクール
プライベート・スクール プライベート・スクール
©1989 ELF
PRIVATE SCHOOL (エルフ)

・1989年03月13日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代末の作品で、美人ばかりの女子寮に隠された謎に迫る探偵物風のアドベンチャー。『ドキドキ!シャッターチャンス!!』とその追加データ集シリーズに続くエルフ最初期の作品である。

主人公「竜次」は、赤ん坊のお守りから工事現場の作業員まで何でもこなす「なんでも屋」である。ある日、竜次の所に奇妙な依頼が一方的に舞い込んできた。依頼者の男子大学生は、性格も見た目もまるで別人になり、音信不通になってしまった恋人の心変わりの理由が知りたいという。竜次はさっそく当の女子大生「菊奈」が住む女子寮に向かうが、なかなか彼女に会うことは出来ず、やがて大学や女子寮に不審な点がいくつも浮かび上がってくるのだった。

コマンド選択型のアドベンチャーで、システムや作風はフェアリーテールの『LIPSTICK. ADV』の流れを汲んでいる。聞き込みを繰り返して事務所で情報を整え、シナリオ進展の端緒を探っていく。行き先はさほど多くないが、必要なフラグが非常に多いため、同じ箇所を何度も巡ってコマンド総当りなど、攻略には地道な作業が必要な長編作品となっていた。

シナリオは掃除人となって女子寮に潜り込んだ主人公が、10人の個性的な女子大生の各部屋を巡って会話を交わしたり、大学の受付嬢や依頼人と会って情報を仕入れていく展開で、一部にプレイヤー自身の謎解き要素が含まれていた。特定のヒロインはなく、主人公は腕っぷしが強いものの三枚目で、全体的にギャグ傾向が強い。

性行為の描写はなく、露出は入浴シーンなどの裸までで、アダルト要素は乏しい。

個人的な印象としては、攻略の手間の多さにストレスを感じたものの、細部で推理する楽しみがあり、最後まで予断を許さない緊張感のある展開が嬉しい。ただ、アダルト要素の不足はどうしてもネックで、本作の評価を下げる主要因となっているようだ。

調査担当

『LIPSTICK. ADV』 概要

LIPSTICK. ADV サンプル LIPSTICK. ADV サンプル
LIPSTICK. ADV サンプル LIPSTICK. ADV サンプル
©1988 F&C
LIPSTICK. ADV (フェアリーテール)

・1988年11月15日 PC-8801用 FD版
・1988年11月15日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+/TurboR用 FD版

80年代後半の探偵物アドベンチャー。アダルトCG集『リップスティック』シリーズをADV化した物で、女の子のテーマが共通しており、CGの一部が流用されている。ボリューム感やシナリオの完成度から人気が高く、フェアリーテールの出世作となった。

主人公の「五郎」は、やや軽薄な性格ながら有能な私立探偵である。謎の大富豪「嵐山」から盗まれた家宝の捜索を依頼された五郎は、短期間のうちに解決して高額の報酬を得た。ところが、不審な電話で呼び出された隙に事務所は荒らされ、留守番をしていた近所の女子高生「音美」が誘拐されてしまう。嵐山の態度に不可解な物を感じた五郎は、音美を取り戻すべく、周辺人物に聞き込みを開始する。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプのADVである。事務所やホテル、病院、豪邸、学校、公園などを巡り、関係者に「話す」「聞く」「見せる」等のコマンドを試していく流れとなっている。行き先やコマンドが多く、ボリュームがある分だけ攻略は難しく、クリアにかかる手数の多さが特徴的である。

シナリオは本格的なミステリーだが、読者をからかうような主人公の言動や奇妙なコマンド、登場人物のシュールな一言が面白く、全体の印象は明るいギャグ作品である。当時としてはかなりの長編で、最後まで予断を許さないシナリオの完成度の高さも人気の一因となっている。

アダルトシーンは後半のクライマックス付近集中していて、CG集『リップスティック』のテーマに沿ってロリータ、女子学生、OL、看護婦、スチュワーデスなどが登場する。CGの流用はごく一部で、ほとんどが新たに描き起こされたものだった。

続編に『LIPSTICK. ADV2』、『リップスティックアドベンチャー3』、『Lipstick Adv.EX』、『Lipstick ADV.4』などがあり、EX以外は主人公五郎とヒロイン音美のコンビが続いてる。

個人的な印象としては、進展させる為のフラグが分かり辛く、同じ箇所を何度も巡ってコマンドを総当りする事になるので、労力の多い厄介なゲームである。しかし物語は面白く、後半になるにつれてエロの期待が高まるので退屈は感じなかった。同社の『殺しのドレス』(1987)と並んで、80年代後半を代表するアダルトミステリー作品といえるだろう。企画・シナリオには、後に『同級生』シリーズで一躍有名になった蛭田昌人氏の名前がクレジットされている。

調査担当

『すてぃる・そーど for adult』 概要

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すてぃる・そーど for adult サンプル すてぃる・そーど for adult サンプル
©1988 Fairytale
すてぃる・そーど for adult (フェアリーテール)

・1988年07月08日 PC-8801用 FD版

80年代後半の作品で、モンスターの徘徊する城を舞台に、女の子の勇者が活躍するアクションRPG。前年のフェアリーテールのデビュー作の一つ『すてぃる・そーど』のアダルト化、リメイク作品である。

5つの国で構成される中世風の世界フォルファラール。その美しさに嫉妬した魔女「インコーマ」は、邪悪な力で全土を瞬く間に制圧し、5人の姫たちをそれぞれの城に幽閉してしまう。世界が希望を失いかけた時、インコーマを倒すべく1人の少女が立ち上がった。

システムは2D見下ろし型で、フィールドは一部屋ごとに固定され、画面端でスクロールしていくタイプの迷宮探索アクションである。プレイヤーの武器はゼロ距離での剣撃で、経験値やお金、レベルアップといったRPG要素と組み合わされており、一つのステージ毎に5つの宝珠を集めてボス戦に挑んでいく。

ゲームシステムやステージはオリジナル版と共通点が多いが、登場人物や敵キャラはすべて入れ代わっており、シナリオは硬派な一般ゲームだったオリジナル版に対してコミカルな印象である。アダルト要素は各ステージの姫を救出した際のお楽しみとなっている他、主人公のライフが尽きた際にも脱衣CGが用意されていて、ステージが進む程過激になっていった。

当時の代表的なアクションRPG『ザナドゥ』や『イース』シリーズを彷彿とさせる作風で、ビジュアル部分のクオリティは高く、アダルト作品としてのゲーム性は高い方だったが、バグの多さが気になる所である。

調査担当

『ドラゴンナイトⅡ』 概要

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©1990 ELF
ドラゴンナイトⅡ (エルフ)

・1990年11月30日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・1992年09月04日 PCエンジン用 CD-ROM版

90年代初頭の作品で、ファンタジー系のRPGシリーズの第二弾。『ドラゴンナイト』の続編。

前作でストロベリーフィールズを救った主人公「タケル」は、再び放浪する中で、年寄りと若い女の子ばかりの街「フェニックス」にたどり着き、すべての女の子達が邪悪な魔女によって誘拐される場面に居合わせる。魔女はドラゴンナイトとの争いから男に逆恨みを抱いており、街から若い男を追い出したばかりか、自分を封印しようと企んだ住人達への報復に出たのだという。手厚い「お礼」を約束された主人公は、渋々ながら魔女の立てこもる塔への探索を開始する。

前作のシステムを受け継ぐ3D視点、階層式ダンジョンのRPGで、各階でレベルを整え、キーアイテムを探し出すことで上階への道が開けていく流れである。今回からパーティは最大3人で、シナリオ面もアダルト要素も大幅にボリュームアップしている。

本作品では、モンスターが全員女の子の姿をしているという、『カオスエンジェルズ』(1988)を彷彿とさせる設定となっているのが特徴的である。撃破する度に胸チラなどの艶姿を拝める他、解呪のキーアイテムを集めることで、一匹ずつ元の街の住人の姿に戻すことが出来、街での宿泊時に、それぞれが「お礼」として個性豊かな誘惑のアプローチを掛けてくる流れが待っている。モンスターは全部で28種類で、これが主なやり込み要素である。

演出面ではダンジョンの階層ごと、モンスターごとに違うBGMが設定されているという凝った仕様になっている。また、経験したHシーンを順に丸ごと回想するという先進的な機能を、同社の『DE・JA』から受け継いでいる。

続編として『ドラゴンナイトⅢ』(1991)、『ドラゴンナイト4』(1994)が続いた他、関連商品としてサントラ、PCエンジン版サントラなどがある。

調査担当

『ドラゴンナイト』 概要

ドラゴンナイト サンプル ドラゴンナイト サンプル
ドラゴンナイト サンプル ドラゴンナイト サンプル
©1989 ELF
ドラゴンナイト (エルフ)

・1989年11月01日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版
・****年**月**日 X68000用 5インチFD版
・1995年03月31日 PCエンジン用 CD-ROM 『ドラゴンナイト&グラフティ

80年代末の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたダンジョン探索RPG。一般ゲームに匹敵するヒット作となり、エルフの知名度を飛躍的に高めた。シリーズは当時を代表するアダルトRPGになっていく。

女だけの王国「ストロベリーフィールズ」は、悪の「ドラゴンナイト総統」とその配下によって降伏寸前に追い込まれていた。そこへスケベで軽薄な性格ながら、剣の腕は確かな放浪中の若者「ヤマト タケル」が訪れる。預言にあった勇者と見込まれたタケルは、石化されてしまった女神の封印を解くべく、ドラゴンナイト達が占拠する女神の搭に挑む。

システムは古典的な3D視点、階層式ダンジョンのRPGで、パーティは主人公一人である。地図表示がないため、プレイヤーが手書きで紙にマッピングしていく必要がある。各階層でレベルを整え、キーアイテムを入手することで上階への道を開き、街へ戻って装備を充実させていく。ゲームバランスが粗っぽいものの、非常にシンプルで取っ付き易いシステムとなっている。

RPGとしての特徴は美少女ゲーム要素を持ち込んだ点で、ストーリーの要所要所にADV風の大きくクオリティの高いビジュアルシーンが登場し、個性を与えられた三枚目風の主人公とツンケンしたヒロイン達、人間味のあるモンスター達によるテンポの良い会話劇が展開する。

一方、アダルト要素は控えめで、モンスター達による女戦士への陵辱も寸止めで終わっており、ご褒美CGも本番行為一切無しの脱衣物レベルだった。しかし、捕らえられた美女達を助ける過程で、露出や陵辱シーンが拝めるという形態は流行し、以後のアダルトRPGに欠かせない要素として根付いた。

本作品の大ヒットは無名だったエルフ躍進の原動力となり、シリーズが『ドラゴンナイトⅡ』(1990)、『ドラゴンナイトⅢ』(1991)、『ドランナイト4』(1994)まで続いた他、ボイス付きで家庭用ゲーム機にも移植され、全年齢OVA、15禁OVAなどの派生作品も生んでいる。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
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