title01

古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『TRIGGER2』 概要

trigger2_00trigger2_01
trigger2_02trigger2_05
©1995 Zyx
TRIGGER2 (ZyX)

・1995年08月25日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1996年11月22日 PC-9801/FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、オムニバス形式のアニメーションアダルトゲーム。『TRIGGER』(1994年)に続くシリーズ2作目。

ストーリーは、地獄の番犬ケルベロスと女の子のコンビが婦女連続暴行事件に挑む『FILE #4 闇の番犬』、現代の普通の女の子が異世界に召還され、Hな儀式で伝説のロボット兵器のエネルギーを充填していく『FILE #5 淫力機神リュード』、西部開拓時代を舞台に、女ガンマンが賞金首に挑む『FILE #6 She's Wild!』の3本となっている。

システムは移動先に自由がないタイプのコマンド選択型で、「見る」「話す」「考える」などのコマンドを総当りすることで進展していく。ゲームオーバーはないが、淫力機神リュード以外は一箇所で分岐があり、それぞれ別のセックスシーンとエンディングが用意されていた。

シナリオは1話完結の読み切り漫画のような雰囲気で、いずれも短く、アダルト重視な作風である。セックスは陵辱系のハードなプレイがほとんどで、魔物による異種姦、触手姦、悪漢たちによる輪姦、鞭やろうそく、三角木馬を使ったSMプレイなどの表現を含んでいた。

前作に続き、アニメ調の大きな動きのあるアニメーションと音声がついているのが売りとなっていて、特にセックスシーンでは、服が破かれる瞬間や愛撫による乳房の変形、ピストン、フェラチオなど、ほとんどのシーンに何らかの動きが施されている。音声があてられているのはごく一部で、主に女の子の悲鳴や嬌声だが、銃声や爆発音、服の破ける音、鞭の当たった音などの効果音も施されているのが印象的だった。


調査担当

『淫獣学園 La☆Blue Girl』 概要

labluegirl00labluegirl12
labluegirl07labluegirl09
©1995 DEZ CLIMAX
淫獣学園 La☆Blue Girl (DEZ CLIMAX)

・1994年03月22日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、くノ一の主人公が異世界の怪物たちと対決していくアダルトアドベンチャー。前田俊夫の成人向け漫画『La☆BlueGirl』のゲーム化作品。

舞台は現代の学園。主人公「ミコ」は一見普通の女子校生だが、実は弥勒衆と呼ばれる忍者の一派、美童家の正統後継者である。本来なら異世界の怪物達、色魔衆と盟約して彼らを使役する立場のミコだったが、事故により敵となる盟約を交わしてしまい、彼らからつけ狙われることとなった。人間を快楽の虜にすることで破滅させる色魔衆は、人間の中に紛れてミコの瑞々しい体に迫っていく…。

システムはコマンド選択型で、移動先に自由があるタイプのADVである。行き先やコマンドは多いが分岐はなく、展開は一本道である。一部に自分視点のガンシューティングのようなミニゲーム要素も取り入れられていた。ゲームオーバーはあるが、その場からすぐにやり直せるので難易度は易しい。

ストーリーはおっちょこちょいのくノ一とお調子者の小忍者のコンビが、学園内や色魔淫界と呼ばれる異世界を舞台に、怪物達と対決していくバトル物の展開である。移動先を巡回する中で女の子を襲っている色魔を見つけ、交戦するもののあっけなく破れ、陵辱されて快楽に飲まれる寸前、様々な要因でピンチを脱する、というのが基本パターンのアダルト重視な作風となっていた。

ビジュアルは陰影が濃く暗めの印象だが、主人公達に悲壮感はなく、絵文字が多用されるなど、作風は全体的にコミカルで明るい。アダルトシーンは怪物たちの触手による陵辱がほとんどだが、一部にレズや人間の男との絡みも含まれていた。

アニメ版が大ヒットしたことで知名度が高い作品だが、本作品のキャラクターデザインやシナリオは漫画版ともアニメ版とも異なり、ゲーム独自の大胆なアレンジが加えられている。

個人的には、ビジュアルのレベルの高さと詳細さが非常に印象的だった。ストーリーも起伏に富んでおり、ボリューム感もあって、触手系が好みに合えば実用性は高かったことだろう。気になるのは必要なコマンドの手数が多い所で、ミステリー作品のように何度も同じメッセージを見ることになる辺り、ややテンポを悪くしているか。

 
調査担当

『TRIGGER』 概要

trigger01.pngtrigger02
trigger04.pngtrigger06.png
©1994 ZyX
TRIGGER (ZyX)

・1994年06月17日 PC-9801 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、オムニバス形式のアダルトアドベンチャー。動きの大きなアニメーションや音声付きのシーンがセールスポイントとなっていた。ZyX(ジックス)の二作目。

シナリオは家電製品好きの女性が不思議なビデオデッキに出会い、ビデオの世界に入り込んでしまう『トラブルビデオ』、女探偵が誘拐事件に挑み、犯人に捕まって陵辱される『D・ガール』、男勝りな女海賊が敵対する宇宙海賊に捕まり、隙を突いて脱出するまでの冒険を描いた『Let's! パイレーツ』の三本である。

システムはコマンド選択型で、一部にバッドエンドとなる分岐も存在するが、大抵の場面で一通り選択するだけで進行するため、ゲーム性は低い。

ソニアの『VIPER』シリーズと同じく、全画面での動きの大きなアニメーションが見所となっていて、全シーンとまではいかないが、特にセックスシーンではピストン運動など多数のアニメーションが施されている。また、ヒロインの台詞の一部が音声で再生される仕様で、時代的に早めである(HDへのインストール必須)。更に、車のエンジン音や愛撫による水音といった効果音も所々に挿入されており、臨場感を高めている。

セックスシーンは一部に和姦のレズシーンがあるものの、触手による異種姦、悪漢達による強姦、緊縛、SMプレイなどサディスティックな描写がメインとなっている。

続編として『TRIGGER2』(1995年)が続いている。また、本作のショートストーリーの内の一つ『Let's! パイレーツ』が後にWindows95/98用ソフトとしてリメイクされている。

個人的な印象としては、ビジュアル面でもアニメーションの質でも先行した『VIPER』シリーズに見劣りするものの、音声や効果音が入っている点が大きなアドバンテージといえる。音声入りのアダルトゲームはそれまでもあったが、音質は割れて聞き取りづらく、演技力も素人くさいものだった。本作も低容量とサウンドカードの制約で多少のノイズが残るが、ボイス入りの作品が一般化するのはCD-ROMの時代になってからで、数年ほど時代を先取りした形となった。

調査担当

『妖獣戦記 -A.D.2048-』 概要

yoju2048_00.jpg yoju2048_04.jpg
yoju2048_01.jpg yoju2048_03.jpg
©1993 D.O.
妖獣戦記 -A.D.2048- (D.O.)

・1993年09月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 CD-ROM版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年03月14日 Windows95用 CD-ROM版
・2006年02月24日 Windows用 CD-ROM 『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(リメイク)
・2008年09月19日 ダウンロード版『真・説・序・章』 【DLsite】【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM

90年代序盤の作品で、近未来を舞台に異形のモンスターを退治していくシミュレーションRPG。『妖獣戦記』シリーズの一作目。

「The Third」と呼ばれる核戦争で荒廃した世界。流出した生物兵器と残留放射能から生まれた新生物「妖獣」は、人間の女性を母体に繁殖し、人類を追い詰めていた。城塞都市ソフィアポリスは、これに対抗するため特殊警察「A.S.S.P.」を組織し、高い戦闘力を持った女性型の人工生命体、「バイオソルジャー」を配備する。心理学者の主人公(男)は、なぜかASSPの戦闘隊長に抜擢され、バイオソルジャー達を指揮して、重要施設を占拠している妖獣を駆逐し、次第に彼女達の信頼を得ていく。

システムはシミュレーションRPGである。レベルアップはあるが、クラスチェンジや装備品の変更、回復アイテムのない簡素な仕様となっている。ステージ毎に8人の女性の中から6人を選び、マップ内の妖獣の全滅を目指していく。ステージは病院、空港、女子校の3つで、それぞれ3面あるので、合計9つのマップを攻略すればクリアとなる。Mac OS風のウィンドウとスクロールバーを使ったマップ表示が印象的である。

味方は数で圧倒的に劣る上、全ての敵がスタート時から味方に向かって殺到してくるのが特徴で、ボヤボヤしていると包囲されてしまうため、狭い地形や壁役、射程の長さを上手く活用できるかが戦術要素となっていた。

アダルト要素は、「祖体」と呼ばれる強めの妖獣に攻撃を仕掛けた際に起こり、触手に犯される一般人のCGが1体につき2枚表示される。各マップに祖体は2~3体いるので、陵辱CGは合計42枚と、かなりのボリュームである。それぞれ詳細なタッチの全画面表示で、一枚一枚に触手や舌先が妖しく蠢く部分的なアニメーションが施されていた。また、戦闘で隊員のレベルを3つ上げれば、幕間に休暇を一緒に過ごす個別イベントが発生し、デートとセックスのシーンがそれぞれ一枚表示される和姦要素も備えていた。

続編として『続・妖獣戦記 ~砂塵の黙示録~』(1993年)、『妖獣戦記2 -黎明の戦士たち-』(1995年)が続き、00年代になって『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(2006年)としてリメイクされている。『妖獣戦記カスタム』(1994年)に本作品のCGが流用されているが、こちらはSLGなしの安価な神経衰弱ゲームだったようだ。派生作品に小説版がある。

妖獣クラブ』(1990年)の流れを汲むタイトルで、淫獣ファンからもSLG好きにも人気が高かった作品である。個人的な印象として、SLGとしてシンプルながらよく出来ており、触手嫌いの当調査員も夢中で遊んでしまった。それだけにストーリーの短さが残念。目玉となる陵辱CGの力の入れようを考えるとやむなしか。

調査担当

『うろつき童子』 概要

urotsukidoji00urotsukidoji01
urotsukidoji04urotsukidoji05
©1990 FAIRYTALE
うろつき童子 (フェアリーテール)

・1990年04月21日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版

90年代初頭の作品で、同名の成人漫画『うろつき童子』(1986年)をゲーム化したホラー系ファンタジーのアダルトアドベンチャー。

主人公「天邪鬼」は獣人界、魔界でも名の知られた獣人の実力者である。新世界を創造するといわれる存在「超神」に興味をもつ彼は、超神の力をもった人間を500年も捜し続け、ついに現代日本の「盟神学園」で濃厚な気配を嗅ぎつけたのだった。超神の候補はバスケ部の尾崎、生徒会長の宮沢、テニス部の坂本の3人で、いずれも女性から熱い視線をうける色男たち。主人公は転校生「天野一」として学園に潜り込み、子分の「黒子」と共に一人一人を調査していく。

システムは当時一般的だった移動先に自由があるタイプの探索アドベンチャーである。主に学園内が舞台で、教室や体育館、保健室、宿直室などを巡り、遭遇した人物との会話の中で情報をあつめ、物語を進行させていく。

シナリオは硬派な主人公が"超神"の正体を突き止めるため、当たりをつけた人物の動向を探っていくうちに妖魔達の企みを知り、超神や人間達を守るために対決していく展開である。一部にグロテスクな惨殺シーン、アニメーションやエフェクトを用いたアクションシーンを含み、見所となっていた。

原作漫画は"淫獣"や"触手"を使った異種姦物のアダルトアニメの原点となった作品だが、本作品でのアダルト描写は、主人公が女子の着替えやカップルのセックス、乱交、レイプを目撃するといったケースが多く、妖魔による異種姦はさほど比重がない。主人公自身は直接関わらないのも大きな特徴といえる。

キャラクターデザインは、漫画ともアニメ版とも大きく異なり、ゲーム独自の大胆な改変がなされている。シナリオもゲーム用にアレンジが加えられ、かなりマイルドな印象になってしまったものの、軟派な作風の多かった当時のアダルトADVには珍しい、妖しくシリアスな雰囲気と熱血の入り混じった、異色の作品に仕上がっている。

調査担当

『妖獣クラブ2』 概要

youjuuclub46.png youjuuclub43.png
youjuuclub41.png youjuuclub48.png
©1990 D.O.
妖獣クラブ2 (ディーオー(D.O.))

・1991年08月23日 X68000用 FD版
・2002年08月30日 Windows用 CD-ROM 『D.O.Classics Vol.3 「妖獣クラブ 2」』(リメイク)
・2006年02月24日 Windows用 DL販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite

90年代はじめ頃の作品で、"妖獣"をテーマに扱った陣取りパズルアクションゲーム。『妖獣クラブ』の続編。

ゲームシステムは、ほぼ前作と同じで、クイックス風の陣取りゲームにアダルト要素を付加したものである。プレイヤーである怪物の武器は、敵陣地を縦断・横断した際に描く軌道が閉じたとき、密閉された図形が自陣地になる点で、妨害してくる女の子を閉じ込めたりしながら、画面の80%を手に入れればクリアである。

女の子1人につき2ステージあり、10人なので合計20ステージとなる。面が進むごとに敵の動きは速くなっていく。CGは1人あたり3枚で、着衣状態に始まり、ストーリーを感じさせる段階的な異種姦シーンが描かれている。

相変わらずゲーム難易度は高いが、設定でEASY、NORMAL、HARDの三種類からモードを選ぶことができ、残機も調整できるなど、前作に比べるとやや緩和されている。また、到達したステージまでのCG閲覧も可能で、前作のディスクがあれば、妖獣クラブ1のCGも見ることができるなど、オマケ機能が充実をみせている。

PC-9801移植版として『妖獣倶楽部カスタム』があり、CGは妖獣クラブ1、2から流用されたものの、ゲームは神経衰弱となった。また、「妖獣」を扱った作品としてシミュレーションRPG『妖獣戦記』(1993)が続き、D.O.を代表する人気シリーズとなっている。

調査担当

『妖獣クラブ』 概要

youjuuclub01.png youjuuclub02.png
youjuuclub13.png youjuuclub28.png
©1990 D.O.
妖獣クラブ (D.O.(ディーオー))

・1990年06月29日 X68000用 FD版
・2002年03月15日 Windows用 CD-ROM 『D.O.Classics Vol.2 「妖獣クラブ」』(リメイク)
・2006年02月24日 Windows用 DL販売開始 【DMM】【DL.getchu】【Gyutto】【DLsite

90年代初頭の作品で、妖獣に襲われる女の子をテーマにした陣取りパズルアクションゲーム。アダルトゲームとしては"淫獣"による陵辱をメインテーマに扱った最古の作品である。

ゲームシステムはタイトーの人気アーケードゲーム、『QIX(クイックス)』(1981年)にアダルト要素を加えたような、パズルアクションゲームである。ゲームの背景画面がご褒美CGを兼ねた絵柄となっており、自機を操作して、敵陣地を四角く切り取る事で自分の陣地を広げ、下敷きの画像を露出させていく。プレイヤーは一匹のモンスターとなり、境界線上を追いかけてくる天使、敵陣地内を跳ね回る女の子達を避けながら画像を切り取り、80%を占有すればクリアとなった。

CGは女の子一人あたり3枚用意されていて、それが三層に積み重なっている演出となっているため、最後まで見るにはコンテニュー無しで2連続クリアする必要がある。女の子の数は10人なので、ステージは合計20面である。敵の動きが速く、アクションゲームとしては非常に難易度が高かった。

アダルトCGは、女の子の背後に異形のモンスターが現れる場面に始まり、服を破かれる第二枚目、陵辱される第三枚目、とストーリー性を感じさせる構成になっている。巨大なモンスターによる拘束、長い舌や触手、レズビアンによる陵辱の表現などを含み、異種姦を強調する点が特徴的である。

続編として、同じX68000用に『妖獣クラブ2』が続いた。PC-9801用に『妖獣倶楽部カスタム』が発売されたが、こちらはCGを妖獣クラブ1・2から流用しているものの、ゲームは神経衰弱となっていた。2000年代に入ってから再び陣取りゲーム『妖獣クラブ(D.O.Classic Vol.2)』(2002年)としてリメイクされたが、CGはすべて新規のものに差し替えられた。

コンセプトの似た作品に、カネコのアーケードゲーム『ギャルズパニック』(1990年)のシリーズがあり、タイトーが販売も手がけた正規許諾品だったが、脱衣+QIXの着想は本作品の土台となった『ときめきチェリーボックス』(1990年)が最も早かったようだ。

タイトルは当時の成人漫画家、前田俊夫氏の作品の影響をうけたものと思われる。この作品以後、女の子が「淫獣」「妖獣」と呼ばれる奇怪なモンスターに襲われる異種姦物は、アダルトゲームにも定着し、マイノリティながら一定の需要を誇るジャンルとなった。ただし、触手に襲われる表現は前年あたりから流行しており、異種姦も『グラムキャッツ』(1988年)の例があるため、表現自体が元祖という訳ではない。

調査担当

『禁断のパラダイス』 概要

禁断のパラダイス 禁断のパラダイス
禁断のパラダイス 禁断のパラダイス
©1989 ANGEL/全流通
禁断のパラダイス (ANGEL/全流通)

・1989年09月**日 PC-8801用 FD版
・1989年09月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末期の作品で、女ばかりの部族が暮らす島を舞台に、レズビアンの主人公が活躍するアダルトアドベンチャー。

日本人の主人公「沙織」は、文明から隔離された不思議な島に漂着する。その島ではアンティ族、エルザ族という二つの女部族が対立を続けていたが、数日前に女神の神託があり、お互いの部族の中から代表を選び、試練を乗り越えた者を統一の女王にする事になったのだという。お告げにより候補の一人に選ばれた沙織は、美女達の誘惑に屈して女王を目指すことになり、秘宝「女神の愛の雫」を求めて冒険に旅立つ。

システムは全流通のADVに共通する選択肢分岐型である。コマンド類はなく、選択肢のみでクリアに必要なアイテムや情報を探していく流れで、大筋は一本道だが多少のマルチシナリオ要素を含んでいた。不正解のルートに分岐したり、イベントを飛ばしてしまった場合もすぐ本筋に合流するので、一見正規ルートのように錯覚するが、後になって行き詰るため、行程の中の怪しい箇所を再検証していく部分がゲーム要素である。

シナリオはレズで肉食系な主人公が、女の子達の自慰やレズプレイを目撃して手を貸したり、誘われてHをしたり、蛇や豹、植物、敵対部族に襲われていやらしい目に遭ったりといった展開である。女の子達は裸かそれに近い格好で登場し、ほとんどのイベントはHシーンを含んでいる等、シナリオ性よりもアダルト要素の比重が圧倒的である。

また、(ギャグとして)主人公のメタ発言の多さ、CGが全画面で描かれている点、Hシーンのテキストでの描写が多い点などが特徴となっている。

調査担当

『グラムキャッツ』 概要

gramcats00gramcats01
gramcats03gramcats04
©1988 ドット企画
グラムキャッツ (ドット企画)

・1988年08月10日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1988年**月**日 MSX2/MSX2+用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 FD 『リバイバル版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版

80年代後半の作品で、女子校を舞台に超能力に目覚めた少女が活躍するSFアドベンチャー。最大8色によるグラフィックが一般的だった中、最大16色の美麗なグラフィックを誇り注目を浴びた。

西暦20XX年、人類は友好的な異星人を受け入れ、一見平和に暮らしていた。しかし異星人たちの真の目的は、人体に含まれる成分を食料として摂取する事にあり、生気を抜かれた奇妙な死体が発見され始めていた。明るく自由奔放な性格の少女「浅見さやか」は、潜在していた猫に変身できるという超能力を見出され、地球防衛組織「イーグル」の諜報員として協力を強いられるが・・・?

システムはコマンド選択式で、状況に合わせて「見る」「きく」「話す」などの動詞コマンドを選んでいく。移動先に自由があり、女子寮、イーグル司令部、アカデミー(学園)を行き来し、部屋を一つ一つ訪ねて超能力のトレーニングをしたり、事件の手がかりとなる情報を集めていく流れである。寮内を歩く時は私服に着替え、学校内や司令部では制服、特定の場所に潜りこむ時は猫の姿に変身、といった風に、移動先ごとに姿を使い分ける必要があるのが特徴である。

シナリオはアダルト重視で、主人公さやかが屋上や個室など様々な場所でセックスを目撃したり、レズの女性に絡まれたり、逆に情報を得るため女の子同士のHにもち込み、性技を駆使していく展開となっていた。

アダルト描写は過激で、当時は珍しいフィストファック、触手責めの表現が一部用いられていた。局部はフィルター状の修正が入っているが、モノクロになっているだけで形状は丸分かりであり、アンダーヘアも堂々と描かれている(当時は陰毛の写った映像・写真が摘発されていた)。

その頃のアダルトゲームはNECのPC-8801向けを中心に展開しており、PC-9801やMSX2、X68000用のものは移植版という形だったため、グラフィックは最大8色という制限に縛られる事が多かった。本作はオリジナル版から最大16色(PC-9801用)で開発されたアダルトゲームの先駆け的な存在で、原画のレベルの高さと相まって非常に質感の高いビジュアルを実現している。また、主人公の歩行やまばたき、セックス時の指や口の動きなど細かいアニメーションが数多く施されている、凝った仕上がりとなっていた。

続編に『グラムキャッツ2』がある。

シナリオはやや強引な展開で、特にクライマックスにかけて説明不足な印象だが、それを補って余りあるほどのグラフィックのクオリティである。当時のPC98はビジネス向けとして普及していた機種だけに、プレイ人口は少なかったかもしれないが、デモや広告を目にした購入層のインパクトは相当なものだったに違いない。

調査担当

『ドッキン美奈子先生』 概要

ドッキン美奈子先生 サンプル ドッキン美奈子先生 サンプル
ドッキン美奈子先生 サンプル ドッキン美奈子先生 サンプル
©1988 テクトハウス
ドッキン美奈子先生 (テクトハウス)

・1988年08月**日 PC-8801用 FD版

80年代後半の作品で、夏の海辺を舞台にスケベな男子学生が冒険を繰り広げるアドベンチャー。漫画家わたなべわたる氏の代表作『ドッキン美奈子先生』シリーズのゲーム化作品である。

男2女4で大白浜海岸に遊びにきた主人公一行。スケベ小僧の主人公「けんた」は、スタイル抜群の「美奈子先生」との一発を狙って隙を窺っていたが、先生は突然行方をくらませてしまう。ホテルや浜辺で聞き込みをしていく中、けんたは波打ち際で物憂げな表情を浮かべる不思議な女の子に出会うのだった…。

システムは移動先に自由があるタイプのADVである。コマンド選択型だが、コマンドは一つ一つが長めで、選択肢に近い短文となっている。不正解のコマンドを選んでも同じ場面に戻ってくる事が多いのが特徴で、正解のコマンドを選ばない限り延々とループするので、難易度は易しく、Hシーンを無かった事にして何度も繰り返したりと、妙な遊び方ができた。画面の上の方にゲージがあり、全体の中の進捗状況が常に確認できる。

シナリオはやんちゃな性格の主人公が、Hな遊びに夢中になっている女の子達に混ざったり、一人一人を口説いたりしていく流れで、最終的な目標は担任の美奈子先生である。コミック調の幼い顔立ちと、巨大な胸を強調する構図、肉付きの良い身体の組み合わせが印象的である。

原作のタイトルは当時、少年誌に連載されていた人気お色気漫画『いけない!ルナ先生』の影響を受けたものだったようだ。ただし、ルナ先生は豊満な肉体を駆使して中学生の苦手科目を克服する内容で、本番行為は一切無かったのに対して、こちらはセックス中心の成人向け漫画である。連載終了後も『大好き美奈子先生!』『がんばれ美奈子先生!』とシリーズは続き、20作品以上の単行本がリリースされたようだ。

調査担当
記事検索
タグ絞り込み検索
調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

Key公式ページ

FANDC.CO.JP Official Web Site

アージュ公式ページ

アリスソフト公式ページ

Leaf公式ページ

AQUAPLUS公式ページ

エウシュリー公式ページ

オーガスト公式ページ

ねこねこソフト公式ページ

すたじお緑茶公式ページ

Navel公式ページ

CandySoft -オフィシャルホームページ-

みなとそふと公式ホームページ

ま~まれぇど公式ホームページ

リコッタオフィシャルウェブサイト

ぱれっとオフィシャルWEBページ

リリアンオフィシャルページ

TYPE-MOON Official Web Site

Lump of Sugar オフィシャルHP

ensemble OFFICIAL WEBSITE

Purple software 公式WEBサイト

SAGA PLANETS OFFICIAL WEBSITE

PULLTOP オフィシャルサイト

スミレ オフィシャルWEBサイト



広告
decolate_sub_bottom03