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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『BUNNYBLACK』 概要

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©2010 ソフトハウスキャラ

BUNNYBLACK
 (ソフトハウスキャラ)

・2010年07月30日 Windows用 DVD-ROM版 【駿河屋】【Amazon
・2015年05月29日 ダウンロード販売開始 【DLsite


10年年代初頭の作品で、ダンジョン防衛をテーマにしたRPGシリーズの1作目。ゲーム性のある作品を数多く手がけるソフトハウスキャラの16作目にあたる。

舞台は中世ファンタジー風の世界。主人公「ダークス」は無類の女好きな冒険者である。仲間と共に魔王の討伐に向かい、瀕死の重傷を負ったダークスは、魔王の気まぐれで命を救われ、彼女に忠誠を尽くすことになった。ダークスの使命は魔物たちと協力して、ダンジョンに挑む人間の冒険者たちを追い払うこと。捕えた女や口説いた魔物を好きに犯せることに魅力を感じた彼は、魔物たちと交流を深め、功績を集めて昇進し、次第に迷宮の幹部として名を馳せていく。

ゲームシステムはダンジョン探索型のRPGで、ミッション選択と3Dダンジョン探索の組み合わせである。装備を整え、パーティメンバーとして様々な魔物を雇い、提示された中から身の丈に合った任務を選んでこなしていく。金銭やレベル、功績が貯まるにつれて、雇える魔物の種類が増え、様々なスキルを取得でき、高難度の任務を選べるようになっていく。

ストーリーは王道的なファンタジーと真逆で、ダンジョンに挑む冒険者たちを、魔物の一員として撃退していく物語である。魔王から注入された魔力の影響により、主人公が強烈に女の身体を欲するため、捕虜を相手に陵辱が発生するのが特徴だが、元々楽天的で物怖じせず、極端に女好きで強姦も厭わない性格なため、陵辱メインながら雰囲気は暗くない。

また、同社の作品ではおなじみの、陵辱の中で好意が芽生えていく恋愛観も独特で、物語が進展するにつれて捕虜も積極的になり、味方とはハーレムを形成していくこととなる。そのため、アダルト要素も和姦と陵辱でバランスを取った構成となっている。

続編に『BUNNYBLACK 2』(2012年)、『BUNNYBLACK 3』(2013年)がある。

個人的な印象としては、選べる装備や仲間、任務、スキルの種類が豊富なため、自由度の高いやり込み系のRPGといえるだろう。一方、ゲームバランスがやや乱暴な面があり、序盤がつらかったり、後半は楽過ぎたり、金銭が余ったりと、ゲーム性に関しては好みが分かれそうだ。陵辱物に耐性があり、軽めのRPGをお探しの方にお勧めしたい。


公式HP
http://shchara.co.jp/04develop/16bunny/bunny_top.htm

公式PV



調査担当

『悪夢 ~青い果実の散花~』 概要

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akumuakumu
©1996 Studio Mebius
悪夢 ~青い果実の散花~ (スタジオメビウス)

・1996年04月26日 PC-9801用 3.5インチFD版 CD-ROM版
・1997年03月28日 Windows95用 CD-ROM 『悪夢95 ~青い果実の散花~』としてリメイク
・2004年04月23日 Windows用 DVD-ROM 『めびにゃ!』に収録
・2006年03月10日 Windows用 DVD-ROM 『悪夢 Standard Edition
・2009年04月24日 Windows用 DVD-ROM 『悪夢 絶望 Twin Pack Edition
・2011年02月04日 Windows用 DVD-ROM 『メビウス暗黒BOX』に収録
・2011年02月10日 ダウンロード版 販売開始 【DMM】【Gyutto】【DL.Getchu】【DLsite

90年代中頃の作品で、余命僅かな主人公が多数の少女たちを監禁し、陵辱していくアダルトアドベンチャー。

主人公(名前は任意)は、生まれてすぐに両親と死別するが、その財産を受け継ぎ、裕福な環境で育った御曹司である。普通の贅沢に飽き飽きしていた彼は、ある計画を思いついた。アイドルやお嬢様が数多く在籍する名門「聖エクセレント女学園」の生徒達を拉致し、好みの少女を好きな数だけ陵辱しようというのだ。忠実な3人の部下たちに修学旅行中のバスを襲わせ、山奥の廃校に移り住んだ主人公は、重い病と闘いつつ、選りすぐった10人の少女を1人ずつ連れ出し、自らを満足させる「夢」を叶えていく。

ゲームシステムはコマンド型で、スケジュール管理型のADVである。廃校内の自室を起点にして、毎朝目を覚ますところから始まり、少女を陵辱するか、解放するか、自分の体を休めるか、といったその日の行動を選んでいく。主人公が5日連続で行動すると、病が進行してゲームオーバーとなるため、適度に休みを入れる必要がある。

女の子は計23人も登場するが、主人公が選んだ10人と、部下たちの担当する13人に分かれている。部下の陵辱の場合は、定期的な現状報告に対し、適切な選択肢を選ぶことで、部下が少女を陵辱する様子がビデオテープとして一本ずつ届き、好きな時に鑑賞できる仕組みである。

主人公の陵辱の場合は、「指を入れる」「ナニを咥えさせる」「激しく腰を動かす」といったコマンドを、総当りで何度も選択することで進展させていくコマンド進行である。部屋に連れ出した回数によって1人当たり3段階の変化があり、1度目は痛がり泣き叫ぶ相手への陵辱、2度目は元気がなくなり、涙ながらに哀訴する相手への陵辱、3度目は精神的に壊れ、生気を失った相手への陵辱、というのが基本パターンとなっている。

一部に媚薬、拘束具、ナイフなどの道具類を使う描写はあるが、SM要素は薄い。プレイは愛撫、フェラ、通常の挿入、時々アナルといった感じで、行為自体はノーマルである。しかし、主人公が腕力と怒声で従わせる点、女の子が行為で感じる事はほとんどなく、激しく出血し、泣き叫び、最後まで痛がる点が特徴的である。

普通に遊んだ場合や、鬼畜の限りを尽くした場合は主人公の病が悪化しての死亡エンドだが、一切陵辱せずに片っ端から解放し、待遇も良くしてやった場合のみ、真エンドとも取れる特殊なエンディングを迎える仕組みとなっていた。

Windows95に移植された際は、『悪夢95』として、ボイスやエンディングが追加されている。関連商品は小説版、漫画版など。

個人的な印象としては、女の子の数が多い割に、反応が同じで凄惨なシーンの繰り返しとなるので、単調に感じてしまうし、主人公の特殊な嗜好に馴染めないと辛い。アダルト重視でストーリー性・ゲーム性は低く、実用面では人を選ぶ作風だったといえるだろう。エンディングとゲームオーバーに差がないので達成感に欠けるのも、後に改善されたようだが、オリジナル版の欠点となっている。


スタジオメビウス公式HP
http://studio-mebius.product.co.jp/


調査担当

『脅迫』 概要

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©1996 AIL
脅迫 (AIL)

・1996年04月27日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1998年12月17日 Windows用 CD-ROM 『脅迫 ~終わらない明日~』 初回版 通常版
・2005年07月15日 ダウンロード販売開始 【DLsite】【DL.Getchu】【DMM】【Gyutto

90年代中頃の作品で、大人しい少女を主人公に、わずかな隙から女の悪意や男達の欲望に運命を絡め取られていく様子を描いた陵辱系のアドベンチャー。

主人公「明日香」は控えめな性格で、男子からの人気が高い女子生徒。同じ学校の「良介」から告白され、押し切られて付き合うことになるが、翌日から「別れろ」という脅迫状が届くようになる。脅迫状には、風呂場でオナニーにふける明日香の写真が同封されていた。友人と相談し、犯人を突き止めようとする明日香だが…?

ゲームシステムはコマンド型と選択肢型の中間のような仕様である。普段は「話す」「考える」といったコマンドで場面を転換させ、重要な場面では「行く」「行かない」、「渡す」「渡さない」といった選択肢で分岐していく。

エンディングは24種類もあるが、構造は比較的単純で、2~3本の大筋からバッドエンドが1つずつドロップアウトしていく形に近い。分岐点でヒントや正解の選択肢を教えてくれるよう設定できることも合わせると、難易度は易しい。

シナリオは、押しに弱い女の子が、恥ずかしい写真をきっかけに脅迫され、様々な結末を迎えていく。恋人と破局を迎えたり、弱みを握った体育教師に付け込まれたり、不良グループに調教されたり、家族を巻き込んで陵辱されたり、売春婦に身を落としたり、怪しい薬で気がふれたりと、かなり陰惨な結末が多い。

一般的なゲーム目標は、様々な選択肢の中で主人公の処女を守り、良介と結ばれ、ピンチをくぐり抜けて幸せなエンディングを迎えることだが、陵辱シーンの方に圧倒的な比重があるため、未回収のHシーンを探す点が主なゲーム要素といえるかもしれない。

アダルト要素は一部にアナル、顔射、拘束、ボンデージ、ムチ打ち、3P、生け花などの描写があるが、物理面ではそれほどハードな嗜虐性はなく、行為自体はノーマルなことが多い。

『脅迫 ~終わらない明日~』としてWindowsに移植された際は、ボイス追加、新キャラ追加、CGやシナリオの加筆等のリメイクを受けた。シリーズは『脅迫2~傷に咲く花 鮮血の紅~』(2005年)、『脅迫3~遙かに響く光と影の淫哀歌~』(2011年)と続いている。更に、JHVからゲーム内容はそのまま、CGを実写に差し替えた『脅迫 ~終わらない明日~ 実写版』(2000年)が発売されている。関連商品はOVA版、DVD-PG版など。

個人的な印象としては、不気味なほど丁寧・親切な作品で、スキップ機能やシーン回想など、当時の最先端の装備をもち、ヒント機能のON/OFFもユニークである。筋書きはそれほど凝っているわけではないが、怯えた表情や泣き顔に迫力があり、シチュエーションの多彩さでボリューム感は高い。理想の陵辱へのこだわりの深さ、粘っこい情熱のようなものを感じる作品である。


アイル公式HP
https://www.ail-soft.com/frame.html

調査担当

『しゃぶり姫 ~陰の章~』 概要

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©1997 Mink
しゃぶり姫 ~陰の章~ (ミンク)

・1997年04月05日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版 
・1997年09月05日 Windows95用 CD-ROM版
・2005年02月25日 Windows用 CD-ROM 『陰の章 ~しゃぶり姫~』としてリメイク
・2008年04月11日 DL販売開始  【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM】【DLsite
・2014年11月21日 DL販売 『ミンクブランドパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2014年12月12日 DL販売 『Minkオールスターボリュームパック』に収録 【DL.Getchu】【Gyutto
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-Dark-』に収録 【DMM
・2015年07月10日 DL販売 『ミンク大大大感謝セット-FULL POWER-』に収録 【DMM

90年代後半の作品で、美少女一人を相手に嗜虐的な”躾”を施していく調教シミュレーション。前年の『ぺろぺろCandy ~陽の章~』(1996年)と対をなす、陰惨な雰囲気の作品である。

主人公「拓也(名前変更可)」は若い写真家。冬山の撮影に来ていた拓也は、怪我を負って山奥の洋館にたどり着き、そこに住む二人の人物、老紳士「黒岩」と美少女「姫乃(名前変更可)」の厚遇を受けた。拓也を気に入ったという黒岩老人は、彼に奇妙な依頼をする。それは、姫乃に女の色艶や悦びを身につけさせ、女として完成させて欲しいというものだった…。

ゲームシステムは『ぺろぺろCandy ~陽の章~』と似ており、ヒロイン一人に対して「場所は?」「衣装は?」「道具は?」といった7つの項目を選択し、プレイを組み立てていくセックスシミュレーターである。大きな違いは姫乃に「従順度」「奉仕テクニック」「性感度」「色気」といったパラメータがある点で、全体の印象としては簡素な調教SLGになっている。

プレイの組み立て、会話や突発イベントでの選択肢によりパラメータは増減し、その総量によって「完成度」が高まっていく。 完成度の上昇に伴ってメインシナリオが進行していき、諸条件によりグッドエンド、バッドエンドなど様々なマルチエンディングを迎える仕組みとなっていた。

シナリオは単一ヒロインもので、従順で清楚な美少女に対し、「躾」と称して過酷な調教を施していくサディスティックな展開である。主人公は一見、温和な常識人だが、躾が絡むと途端にスイッチが入り、姫乃に理不尽な怒りをぶつけたり、姫乃の痴態を他人に見せびらかしたりと、高圧的で狂人的な面を見せるのが特徴的である。

アダルト要素の比重は高く、パターンも豊富である。はじめは数種類しかプレイが選べないが、回数をこなす内に行き先や衣装が増え、最終的に400以上の組み合わせになる。ノーマルなプレイでも言葉による煽り、罵りが基本で、ムチやロープ、ローソクを使ったSM要素、水責めなどの拷問要素、鶏や犬、ウナギを使った獣姦要素、浮浪者を使った寝取らせ要素など、暴力的で過激な表現を含んでいる。

後に『陰の章 ~しゃぶり姫~』(2005年)としてリメイクされた。関連商品に小説版、実写AV版、DVD-PG版などがある。

個人的な印象としては、主人公達の目的のあやふやさ、性格のブレが気になり、どうにも作品世界に馴染めなかった。やり込み要素はあるものの、単調でSLGとしての深みは感じない。冒険度の高いプレイと合わせ、人を選ぶ作風といえるだろう。


公式HP
http://www.mink.co.jp/product/other/shaburi/index.html
 
調査担当

『遺作』 概要

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©1995 ELF
遺作 (エルフ)

・1995年08月25日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 DOS/V用 3.5インチFD版
・1997年05月30日 Windows95用 CD-ROM版
・1999年02月26日 Windows95/98用 CD-ROM 『リニューアル版
・2000年03月31日 Mac用 CD-ROM版
・2008年05月21日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃のアダルトゲームで、古びた旧校舎からの脱出を描くサスペンス系のアドベンチャー。

主人公「健太」はぶっきらぼうな性格ながら、逆境に強く、お人よしな面のある学生である。夏休みの登校日にラブレターを受け取った健太は、期待を胸に旧校舎の5階へ向かうが、それは彼をおびき出す為の罠だった。そこに集まったのは、脅迫やタレコミなど様々な文面の手紙で呼び出された、学園の生徒7人と教師1人、いずれも不気味な用務員「遺作」と因縁を持つ人物たち。旧校舎に閉じ込められてしまった彼らは、一向に姿を現さない遺作に怯えつつ、遺作の用意した仕掛けを解いて鍵を手に入れるため、廃墟の中をさまよっていく…。

ゲームシステムは移動先に自由があるタイプの探索ADVで、移動シーンは古いRPGのように3D視点のダンジョンを歩き回る形式である。80年代に流行した形式だが、当時は廃れていて珍しい。一方、部屋に入った際や何か見つけた際は『ELLE』(1991)のような、マウスカーソルを使ったコマンド型で、気になる部分や人物の口をクリックしていく。

舞台となる木造校舎は5階建てで、それぞれの階の下に通じる階段に鍵がかけられているため、鍵を求めて謎のメッセージの暗号を解いたり、不自然な場所に置かれたアイテムを拾ったり、道具を組み合わせて仕掛けを解除していくミステリー風の流れである。プレイヤー自身が謎を解かなければならない本格派で、行き先や試せるコマンドが膨大なため総当りが通じにくく、選択肢分岐もあり、難易度は非常に高い。

シナリオは終始、重くシリアスな雰囲気で、登場人物たちも互いに仲が悪く、いくつかのグループに分かれて行動してしまうことが多い。女の子が単独行動を取ろうとするイベントを放置すると、その女の子が遺作に捕まってしまい、1人、また1人と仲間が消えていくサイコホラー風の展開となっていた。

ハッピーエンドを迎えるためには、誰一人遺作に捕まらずに脱出する必要があるが、その際のアダルト要素はパンチラ、用便中のトイレを開けてしまった、といった程度のもので、和姦要素はほとんどない。主なアダルト要素は遺作による陵辱シーンで、各女の子1人につき1つ、女の子が消えた後に現れるビデオテープを、主人公がデッキで再生してしまう、という形を取っている。言葉責め、縛り、ロウソク、剃毛といったSM要素や、放尿、アナルといったプレイの他、珍しく男が男を辱める男色シーンも一部に含んでいる。

ファンディスクとしてサブヒロイン達とのハッピーエンドやパロディを収録した『盗作』が通信販売されている。続編に『臭作』(1998年)、『鬼作』(2001年)があり、後に「伊頭家シリーズ」「おやぢシリーズ」と呼ばれ、この時代を代表する人気シリーズとなった。派生作品としてOVA版小説版がある。

個人的な印象としては、ビジュアルも音楽も雰囲気にマッチしていて、なかなかの緊迫感が楽しめる作品である。難しい謎解きが人を選びそうだが、理不尽さはそれほどでもないので、マメさと根気があれば自力攻略できたかもしれない。ホラー系の陵辱モノながら行為自体はソフトなことが多く、極端な暴力描写やグロ要素がないのも印象的だった。


調査担当

『ランス03 リーザス陥落』 概要

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©2015 ALICESOFT
ランス03 リーザス陥落 (アリスソフト)

・2015年08月28日 Windows用 DVD-ROM版
・2015年08月28日 ダウンロード販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite

10年代中頃の作品で、鬼畜な英雄の冒険を描くファンタジー系のRPG。1991年の『RanceⅢ -リーザス陥落-』のフルリメイク作品であり、『ランス01 光をもとめて』(2013)、『ランス02 反逆の少女たち』(2009)の続編。

前作からしばらく経った頃、ランス01の舞台となったリーザス王国では大事件が起こっていた。城内に突如現れた隣国へルマンの大軍により、王都が占拠されてしまったのだ。リア王女直属の忍者かなみは、王女から重大な任務を託され、陥落寸前の城から命からがら脱出、リア王女の信頼の厚い冒険者ランスの元へ向かう。ところが当のランスは王家に伝わる聖剣、聖鎧を生活費のために売り払ってしまっていて…?

システムは『ランス01』の流れを汲む独特な形式のRPGである。移動先を選択するマップ画面は1991年のオリジナル版と同じだが、ダンジョン内はカードをめくっていくコース選択型、戦闘画面は移動のないコマンドバトルとなった。パーティメンバーの編成も自由になったが、メンバーそのものではなく、メンバーのスキルを選んでコマンドメニューを編成する点が特徴的で、ダンジョンや敵の特性に合わせて様々なスキルを組み合わせていく所が戦略要素である。

シナリオの流れはオリジナル版の通りで、わがままで女好きな冒険者の主人公が、仕事にかこつけて女の子に襲い掛かったり、強引に「お礼」をしてもらったりしている内に、国家間の戦争や魔人の陰謀が絡むシリアスな展開に巻き込まれていく。一方で簡素だったエピソードや人物が深く掘り下げられたり、前後の作品の登場人物がゲスト的に登場していたりと、細部では異なっている場面が多い。中世ファンタジー風の世界観が土台ながら、とぼけた設定が多く、作風はシュールでコミカルなのがシリーズを通しての特徴となっている。

20年以上の伝統を破り、シリーズで初めて登場人物に声があてられ、主人公以外はフルボイスとなった。

アダルトシーンは多めで、主人公が強引に迫る場合が多く、その巨根と底なしの精力で女の子達をヘロヘロにしていく。また、敵によって味方の女の子が陵辱されるシーンにも比重があり、オリジナル版よりもハードで凄惨な描写になっている印象である。他に女の子モンスターを捕獲した際に見られるCG、特殊なHシーンが見られるラレラレ石などがあり、非アダルトの「鏡の破片」や特殊スキルの収集と合わせてやり込み要素となっていた。

関連商品に『アリスサウンドアルバム vol.28 ランス01 & ランス03』があり、ダウンロード販売にも対応している。


『ランス03 リーザス陥落』 公式サイト
http://www.alicesoft.com/rance03/ 



調査担当

『愛姉妹 ~二人の果実~』 概要

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©1994 Silky's
愛姉妹 ~二人の果実~ (シルキーズ)

・1994年09月30日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 FD版
・****年**月**日 DOS/V用 3.5インチFD版
・1995年11月17日 Window3.1用 CD-ROM版 (CGリニューアル)
・2000年05月26日 Window用 CD-ROM版
・2007年06月01日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃の作品で、卑劣な主人公が美人姉妹を陥れていくアダルトアドベンチャー。

主人公「丈人」は悪名高い不動産会社「野川産業」の社長の一人息子。ある日、事務所に小遣いをたかりにきていた丈人は、父親の車と接触事故を起こした女性ドライバーとの示談を任された。彼女を篭絡できれば仕事を手伝わせてやる、という条件に勇んだ丈人は、当の人妻「幸絵」を騙して借用書を作り、脅迫して体を開かせることに成功する。丈人の謀略はそれで終わらず、幸絵の二人の娘、同じ学園に通う美人姉妹に狙いを定めて…?

操作はコマンドと選択肢の混合型である。基本的に移動先に自由があるタイプで、教室や体育準備室、美術準備室、屋上などを巡り、姉妹のどちらかを見つけ、「話す」「見る」といったコマンドでシナリオを進展させていく。しかし行き先の数は少なく、コマンドも簡素で探索には比重がない。

システムはむしろ同社の『河原崎家の一族』のような選択肢分岐型に近く、その日は姉妹のどちらをターゲットにするか、優しく接するか否か、といった選択肢により複雑に分岐し、その経路により11種類のエンディングを迎える仕組みとなっていた。

シナリオは悪党風の主人公が、父親が帰るまでの5日間を期限に、父親の秘書の由美と協力し、脅迫とセックステクニックで姉妹を手なずけ、従順になるまで調教していく流れである。エンディングは主人公が失敗して鉄格子の中に入るパターン、完全に堕ちたヒロイン達に客を取らせるパターン、ヒロイン達に気に入られて家族として受け入れられるパターンなど様々である。

アダルトシーンは全部で27つもあり、シナリオが短い割にかなり比重が高い。2、3度のプレイで全部見るのは不可能で、セーブ、ロードを繰り返してのやりこみ要素となっていた。セックス描写は主人公による煽り、罵り、鬼畜ゼリフが特徴的だが、ヒロイン達の物理的な抵抗はなく、順応も早い。一部に薬物の使用、緊縛、(男1人女複数での)3P、4Pの表現を含んでいた。

Windowsに移植された際はCGが一新され、ブランドも母体のエルフに変更された。派生作品にOVA版実写AV版、DVD-PG版などがある。続編として『愛姉妹・蕾 …汚してください』(2004)、『愛姉妹 〜どっちにするの!!〜』(2006)、『愛姉妹IV 悔しくて気持ち良かったなんて言えない』(2014)が続き、初代から20年を数える長寿シリーズとなった。

個人的な印象として、主人公が知的で陰険な性格なのが特に目を引く部分である。女性を手篭めにする主人公像はアダルトゲームの黎明期から存在したが、80年代は陵辱系でも知性に乏しく、陽気で行き当たりばったりな性格が普通で、作風もコミカルなのものが多かった。罪のない女性達を巧妙な罠にはめ、弄んでいくタイプのシリアスな作風はこの頃から現れ始め、00年代序盤にかけて流行していく。


調査担当

『Hercequary』 概要

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©1994 ZyX
Hercequary (ZyX)

・1994年04月19日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代中頃の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたアダルト格闘アクションゲーム。おそらくZyX(ジックス)のデビュー作である。カナ表記は『ハースキュアリー』。

八つの民が独自の文化・文明を持つ世界「ファーブラ」。その中央には「神々の集いし地」と呼ばれる山がそびえており、それぞれの民が聖地として崇め、やがて聖地を巡って凄惨な争いを始めた。これを憂いた神々は、民に一つの解決策を提案する。それは各民族が協力して山頂に神殿を作り、一年に一度、それぞれの民を代表する乙女を戦わせ、勝ち抜いた者を巫女として祭事を執り行わせるというものだった。それから年月は流れ、今年もこの試練に挑む8人の少女達が集う…。

ゲームシステムは一対一、多少の横スクロールがある画面、2ラウンド先取の一般的な格闘アクションである。ただし攻撃ボタンは『V.G.』や『人形使い』と同じくパンチとキックの2つしかない。剣や槍、短刀、棒術など武器を持って戦うキャラクターが多く、リーチの差が顕著なのが特徴である。

シナリオモードでは8人の女の子の中から1人を選び、他のキャラクターを倒して脱衣CGを鑑賞していき、7人全員を倒せば個別のエンディングを迎える仕組みとなっていた。他に二人対戦もできるVSモードも備えている。

アダルトCGは一人あたり4枚で、決着後にまとめて表示される。服を破かれる、脱衣、緊縛、陵辱の4段階が基本で、特に3段階目では緊縛、吊るし、ろうそく責め、三角木馬など、プレイヤー側の民(?)によるハードなSMプレイが特徴となっている。また、PC98ゲームとしては珍しく、すべてのアダルトCGにあえぎを含んだボイスがあてられていた。ただし音質は割れて不明瞭である。

個人的な印象としては、動きは比較的スムーズなものの、必殺技の入力がシビアで出しづらく、操作性が難点といえるだろう。ボイスの出力や登場シーンのアニメーション、陵辱要素など、後のZyXらしさは所々感じ取れるが、ビジュアルや肝心のゲーム性が足を引っ張り、あまり話題作にならなかったようだ。

調査担当

『VIPER-V10』 概要

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©1994 SOGNA
VIPER-V10 (ソニア)

・1994年03月11日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『VIPER V10 turboRS
・****年**月**日 Windows95用 CD-ROM版
・2002年09月27日 Windows95/98用 CD-ROM 『VIPER Classic
・2002年09月27日 Windows95/98用 CD-ROM 『VIPER COLLECTION BOX 』に収録
・2005年10月24日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DMM】【DL.Getchu】【アキバイン

90年代中頃の作品で、アニメーションを積極的に取り入れたオムニバスのアダルトADV。『VIPER』シリーズの三作目。

シナリオは恥ずかしい写真をネタに脅迫された女子学生が、幼い子供たちにエッチなイタズラをされてしまう『チルドレンズ・プレイ』、腕のたつ女の子の道場破りにあった剣道部の主将が、再戦に備えて練習に励む『ノーザン・ライト』、敵の軍勢に捕まった女兵士達が、ロボット兵により陵辱される『リア・アンダー』の三本を収録している。

『ノーザン・ライト』のみゲーム性があり、数箇所ある選択肢で間違うと、即ゲームオーバーを迎える仕組みになっていた。日常風景は静止画とテキストを中心に話が進むが、アダルトシーンには滑らかでダイナミックなアニメーションが多数施されている。

最大の特徴はシリーズで初めてCGが全画面表示になったことで、640×400ドットの迫力のある映像が目玉となっている。

翌年に音声などを追加するデータ集『V10 RS』が発売された。また、『ノーザン・ライト』に登場する剣道少女「あすか」はV6の「カルラ」に並ぶ人気キャラクターとなり、後に『VIPER CTR ~あすか~ 』(1997)として続編が作られている。

個人的な印象としては、後世の人間としてもアニメーションのクオリティに驚かされる。低容量のフロッピーディスクの時代としては飛び抜けた表現力といえるだろう。難点は1話につき10分程度で鑑賞できてしまう短さ、それに伴うストーリーの薄っぺらさだが、実用性は高かったに違いない。

調査担当

『妖獣戦記 -A.D.2048-』 概要

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©1993 D.O.
妖獣戦記 -A.D.2048- (D.O.)

・1993年09月17日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-9801用 CD-ROM版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年03月14日 Windows95用 CD-ROM版
・2006年02月24日 Windows用 CD-ROM 『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(リメイク)
・2008年09月19日 ダウンロード版『真・説・序・章』 【DLsite】【Gyutto】【DL.Getchu】【DMM

90年代序盤の作品で、近未来を舞台に異形のモンスターを退治していくシミュレーションRPG。『妖獣戦記』シリーズの一作目。

「The Third」と呼ばれる核戦争で荒廃した世界。流出した生物兵器と残留放射能から生まれた新生物「妖獣」は、人間の女性を母体に繁殖し、人類を追い詰めていた。城塞都市ソフィアポリスは、これに対抗するため特殊警察「A.S.S.P.」を組織し、高い戦闘力を持った女性型の人工生命体、「バイオソルジャー」を配備する。心理学者の主人公(男)は、なぜかASSPの戦闘隊長に抜擢され、バイオソルジャー達を指揮して、重要施設を占拠している妖獣を駆逐し、次第に彼女達の信頼を得ていく。

システムはシミュレーションRPGである。レベルアップはあるが、クラスチェンジや装備品の変更、回復アイテムのない簡素な仕様となっている。ステージ毎に8人の女性の中から6人を選び、マップ内の妖獣の全滅を目指していく。ステージは病院、空港、女子校の3つで、それぞれ3面あるので、合計9つのマップを攻略すればクリアとなる。Mac OS風のウィンドウとスクロールバーを使ったマップ表示が印象的である。

味方は数で圧倒的に劣る上、全ての敵がスタート時から味方に向かって殺到してくるのが特徴で、ボヤボヤしていると包囲されてしまうため、狭い地形や壁役、射程の長さを上手く活用できるかが戦術要素となっていた。

アダルト要素は、「祖体」と呼ばれる強めの妖獣に攻撃を仕掛けた際に起こり、触手に犯される一般人のCGが1体につき2枚表示される。各マップに祖体は2~3体いるので、陵辱CGは合計42枚と、かなりのボリュームである。それぞれ詳細なタッチの全画面表示で、一枚一枚に触手や舌先が妖しく蠢く部分的なアニメーションが施されていた。また、戦闘で隊員のレベルを3つ上げれば、幕間に休暇を一緒に過ごす個別イベントが発生し、デートとセックスのシーンがそれぞれ一枚表示される和姦要素も備えていた。

続編として『続・妖獣戦記 ~砂塵の黙示録~』(1993年)、『妖獣戦記2 -黎明の戦士たち-』(1995年)が続き、00年代になって『妖獣戦記A.D.2048 -真・説・序・章-』(2006年)としてリメイクされている。『妖獣戦記カスタム』(1994年)に本作品のCGが流用されているが、こちらはSLGなしの安価な神経衰弱ゲームだったようだ。派生作品に小説版がある。

妖獣クラブ』(1990年)の流れを汲むタイトルで、淫獣ファンからもSLG好きにも人気が高かった作品である。個人的な印象として、SLGとしてシンプルながらよく出来ており、触手嫌いの当調査員も夢中で遊んでしまった。それだけにストーリーの短さが残念。目玉となる陵辱CGの力の入れようを考えるとやむなしか。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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