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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『TRIGGER2』 概要

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©1995 Zyx
TRIGGER2 (ZyX)

・1995年08月25日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1996年11月22日 PC-9801/FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、オムニバス形式のアニメーションアダルトゲーム。『TRIGGER』(1994年)に続くシリーズ2作目。

ストーリーは、地獄の番犬ケルベロスと女の子のコンビが婦女連続暴行事件に挑む『FILE #4 闇の番犬』、現代の普通の女の子が異世界に召還され、Hな儀式で伝説のロボット兵器のエネルギーを充填していく『FILE #5 淫力機神リュード』、西部開拓時代を舞台に、女ガンマンが賞金首に挑む『FILE #6 She's Wild!』の3本となっている。

システムは移動先に自由がないタイプのコマンド選択型で、「見る」「話す」「考える」などのコマンドを総当りすることで進展していく。ゲームオーバーはないが、淫力機神リュード以外は一箇所で分岐があり、それぞれ別のセックスシーンとエンディングが用意されていた。

シナリオは1話完結の読み切り漫画のような雰囲気で、いずれも短く、アダルト重視な作風である。セックスは陵辱系のハードなプレイがほとんどで、魔物による異種姦、触手姦、悪漢たちによる輪姦、鞭やろうそく、三角木馬を使ったSMプレイなどの表現を含んでいた。

前作に続き、アニメ調の大きな動きのあるアニメーションと音声がついているのが売りとなっていて、特にセックスシーンでは、服が破かれる瞬間や愛撫による乳房の変形、ピストン、フェラチオなど、ほとんどのシーンに何らかの動きが施されている。音声があてられているのはごく一部で、主に女の子の悲鳴や嬌声だが、銃声や爆発音、服の破ける音、鞭の当たった音などの効果音も施されているのが印象的だった。


調査担当

『VIPER-V12』 概要

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©1995 SOGNA 
VIPER-V12 (ソニア)

・1995年04月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年02月27日 Windows95用 CD-ROM版
・2002年09月27日 Windows用 CD-ROM 『CLASSIC COLLECTION
・2002年09月27日 Windows用 CD-ROM 『VIPER COLLECTION BOX』に収録
・2006年05月24日 ダウンロード販売開始 【Gyutto】【DLsite】【DMM】【DL.Getchu

90年代中頃の作品で、三つの異なるストーリーを収録したアニメーションアダルトゲーム。『VIPER』のVシリーズ4作目。

前作『VIPER -GTS-』が非オムニバスで長めの単話だったのに対し、本作品は再びオムニバスのショートストーリー集となっている。ストーリーは、女の子二人組の宇宙海賊が貨物船に進入し、捕まって陵辱されてしまう『ANGEL・DUST』、悪の女幹部が怪人を送りこみ、正義のヒーローの相棒の女の子を誘拐する『未来特捜ブレイバン』、魔法少女に選ばれた女の子が大人の姿になり、魔法のステッキの力で次々にイカサマを働いていく『魔法の賭博師トトカル☆チョミ』の三本である。

システムは選択肢分岐型のADVで、選択肢によって展開が異なったり、バッドエンドを迎える仕様である。選択肢の数は少なく、ストーリー自体も非常に短いので難易度は易しい。

シナリオはアダルト重視で、セックスシーンに比重が高い。そのほとんどが陵辱プレイで、輪姦、怪人達による異種姦などを含んでいた。ただし、未来特捜ブレイバンを除いて女の子に悲壮感が乏しく、明るくコミカルな結末で締めくくられている。

大きく滑らかな動きのアニメーションがシリーズを通しての売りとなっていて、本作品でも日常風景から変身シーン、口淫やピストン運動、乳揺れにいたるまで、無数のアニメーションが施されている。また、この作品の前後に『V6 RS』など、PC-98版の過去作品に音声をあてる追加データが発売されているが、本作品はPC-98版にはじめから声優によるボイスが入ったシリーズ初の作品となった。

シリーズは『V16』が同年に続いた。また、本作品に収録された『魔法の賭博師トトカル☆チョミ』の続編として、『VIPER BTR 魔法の賭博師 トトカル☆チョミ』(1996年)が発売され、『未来特捜ブレイバン』は『VIPER -F50- 未来特捜ブレイバン』(1999年)が続編として続いている。

パソコンの主流がNECのPC-9801だった時代の末期にあたり、フロッピーディスクの容量の限界に迫った作品といえるだろう。フルボイスとまではいかないが、特にセックスシーンではクリアな音声が多数収録されており、動きの多さと合わせ、フロッピー10枚(14.4MB)以内に収まったのが不思議なくらいである。

 
調査担当

『禁忌 ~TABOO~』 概要

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©1995 SUCCUBUS/APPLE PIE
禁忌 ~TABOO~ (サッキュバス/アップルパイ)

・1995年03月17日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 Windows用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、レズビアンの女教師が女生徒達に淫らな調教を施していく育成シミュレーションゲーム。SMをメインに扱った調教SLGとしてはおそらく最古の作品である。

これといった導入部分やプロットはなく、突発イベントもほぼ無い。プレイヤーはサディスティックな女教師となって、ひたすら三人の女の子たちのパラメータを育成し、その反応の変化を楽しんでいくシンプルな展開である。

システムは当時流行していたスケジュール管理型ではなく、対話形式のコマンド選択型である。任意の相手を呼び出し、そのステータスの伸ばしたい項目、補いたい欠点を狙って、会話や愛撫、各種SMプレイのコマンドで女の子をいたぶっていく。女の子が絶頂したり、疲労がたまったり、怒って帰ってしまうと1回の調教終了である。

序盤は女の子の感度や被虐度が低く、態度も反抗的で信頼度や愛情度が下がっていく一方だが、慎重に育てれば徐々に態度が変化し、ある時点から上昇に転じる。うまくいけば主人公を「お姉さま」と慕い、どんなプレイにも悦び、簡単に絶頂するようになる。3人合わせて30回の調教をこなした所でゲーム終了となり、その育成結果が「称号」という形で評価される仕組みになっていた。

また、ヒロイン自身の加虐性、ヒロイン同士の信頼や愛情を示すパラメータがあり、ヒロインに命じて他のヒロインを調教させることができる。気弱そうなヒロインをドSに育て、勝気そうなヒロインを調教させる、といったプレイも可能である。さらに主人公の女教師にも被虐性を示すパラメータがあり、これが高まると生徒にいたぶられて絶頂、といった逆転現象も起こる奥行きを備えていた。

調教SLGという他にも風変わりな点がある作品で、例えばメッセージウィンドウが一切なく、会話のやり取りは音声のみという大胆な仕様である。フルボイスに相当するため、FDの時代としては非常にデータ容量が大きく、インストールにかかる時間などが話題になったようだ。

アダルトシーンはSM要素がメインで、ロープなどによる緊縛シーン、平手打ち、鞭によるスパンキング、ろうそく責めといった描写がある他、選んだ調教場所によっては試験管、マイク、野菜などが使われることがあり、挿入シーンは小ウィンドウ内のアニメーションで描かれている。

続編に『禁忌2 ~Hospital Taboo~』(2000)がある他、関連商品にデスクトップテーマ集がある。

個人的な印象として、ジャンル的に目新しく、ゲームシステムはユニークであり、フルボイスという大きなハードルに果敢に挑んだ作品だったが、所々の欠点が足を引っ張っているイメージである。例えば、肝心のボイスが音割れで聞き取り辛い、攻略はかなりの繰り返し作業になるが、セリフを飛ばせないためストレスが溜まる、コマンド毎のパラメータ上昇効果が把握しづらく、自力攻略には地味で厄介なデータ収集が必要、といったところか。欲張らずに基本部分を洗練していれば…と惜しまずにはいられない。


調査担当

『TRIGGER』 概要

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©1994 ZyX
TRIGGER (ZyX)

・1994年06月17日 PC-9801 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代中頃の作品で、オムニバス形式のアダルトアドベンチャー。動きの大きなアニメーションや音声付きのシーンがセールスポイントとなっていた。ZyX(ジックス)の二作目。

シナリオは家電製品好きの女性が不思議なビデオデッキに出会い、ビデオの世界に入り込んでしまう『トラブルビデオ』、女探偵が誘拐事件に挑み、犯人に捕まって陵辱される『D・ガール』、男勝りな女海賊が敵対する宇宙海賊に捕まり、隙を突いて脱出するまでの冒険を描いた『Let's! パイレーツ』の三本である。

システムはコマンド選択型で、一部にバッドエンドとなる分岐も存在するが、大抵の場面で一通り選択するだけで進行するため、ゲーム性は低い。

ソニアの『VIPER』シリーズと同じく、全画面での動きの大きなアニメーションが見所となっていて、全シーンとまではいかないが、特にセックスシーンではピストン運動など多数のアニメーションが施されている。また、ヒロインの台詞の一部が音声で再生される仕様で、時代的に早めである(HDへのインストール必須)。更に、車のエンジン音や愛撫による水音といった効果音も所々に挿入されており、臨場感を高めている。

セックスシーンは一部に和姦のレズシーンがあるものの、触手による異種姦、悪漢達による強姦、緊縛、SMプレイなどサディスティックな描写がメインとなっている。

続編として『TRIGGER2』(1995年)が続いている。また、本作のショートストーリーの内の一つ『Let's! パイレーツ』が後にWindows95/98用ソフトとしてリメイクされている。

個人的な印象としては、ビジュアル面でもアニメーションの質でも先行した『VIPER』シリーズに見劣りするものの、音声や効果音が入っている点が大きなアドバンテージといえる。音声入りのアダルトゲームはそれまでもあったが、音質は割れて聞き取りづらく、演技力も素人くさいものだった。本作も低容量とサウンドカードの制約で多少のノイズが残るが、ボイス入りの作品が一般化するのはCD-ROMの時代になってからで、数年ほど時代を先取りした形となった。

調査担当

『ツーショットDiary』 概要

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©1994 Mink
ツーショットDiary (ミンク)

・1994年04月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版
・1997年11月01日 Windows95用 CD-ROM 『ツーショットDiary95

90年代中頃の作品で、穴埋めクイズ形式のアダルトストーリー集。『WONPARAウォーズ』、『Gokko』シリーズに続くミンクの5作目。

オムニバスの12個のショートストーリーで構成されていて、それぞれ登場人物が異なる。冒頭で伏せられたカードの中からヒロインを一人選び、鑑賞していく。

ヒロインが自ら、過去のHな体験談を、刺激的な単語や表現を使って読者に語っていく文体となっている。途中の所々が穴埋め問題になっていて、前後の文脈などから意味の通る文章を作っていく。例えば「内股を私の     が流れるのを感じました」という文章では、与えられた候補の中から「エッチな雫」を選べば正解である。また、途中で必ず一箇所に分岐があり、穴埋めの結果でAパターン、Bパターンと呼ばれる別のプレイとCGが楽しめるようになっていた。

どんなに不正解を続けてもゲームオーバーになることがないのが特徴的で、分岐点だけ押さえれば、後は適当に答えてもストーリーは最後まで鑑賞できる。頑張って全問正解した場合は、回想モードでの再生が可能になり、穴埋めのない純粋なショートストーリーとして鑑賞できる仕組みになっていた。

ヒロインは家庭教師や主婦、学生、看護婦、OLなどの様々で、筋書きもバラエティに富んでいる。全体的に襲われるケースが多く、犯されているうちに理性がとび、激しく乱れてしまう結末が多い。男はほぼ全員がケダモノ、卑劣漢として登場するため甘いラブロマンスはなく、サディスティックでハードなエロスが特徴的である。一部に剃毛、飲尿、緊縛、ムチ、ロウソク責めなどアブノーマルな表現を含んでいた。

全画面表示と透過メッセージウィンドウを生かし、画面一杯に描かれた濃い目で迫力あるビジュアルが印象的である。CGの枚数が多く、ボリューム感は高めである。当時の流行で音声の一部が出力できたが、音質は割れて不明瞭だった。

続編として『ツーショットDiary2 memory1/4』『ツーショットDiary2 memory1/4』『ツーショットDiary2 memory3/4』『ツーショットDiary2 memory4/4』が続いている。

穴埋め問題を使ったアダルトゲームは『口説き方教えます』(1986年)の頃からあるが、さほど一般化しなかった。個人的な印象として、本作もゲーム性は今ひとつだったものの、アダルト重視の作品では読み飛ばされがちなテキストにスポットをあて、エッチな単語を自然と意識させて興奮を促す仕組みで、試みとしては面白い。

調査担当

『Hercequary』 概要

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©1994 ZyX
Hercequary (ZyX)

・1994年04月19日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

90年代中頃の作品で、中世ファンタジー風の世界を舞台にしたアダルト格闘アクションゲーム。おそらくZyX(ジックス)のデビュー作である。カナ表記は『ハースキュアリー』。

八つの民が独自の文化・文明を持つ世界「ファーブラ」。その中央には「神々の集いし地」と呼ばれる山がそびえており、それぞれの民が聖地として崇め、やがて聖地を巡って凄惨な争いを始めた。これを憂いた神々は、民に一つの解決策を提案する。それは各民族が協力して山頂に神殿を作り、一年に一度、それぞれの民を代表する乙女を戦わせ、勝ち抜いた者を巫女として祭事を執り行わせるというものだった。それから年月は流れ、今年もこの試練に挑む8人の少女達が集う…。

ゲームシステムは一対一、多少の横スクロールがある画面、2ラウンド先取の一般的な格闘アクションである。ただし攻撃ボタンは『V.G.』や『人形使い』と同じくパンチとキックの2つしかない。剣や槍、短刀、棒術など武器を持って戦うキャラクターが多く、リーチの差が顕著なのが特徴である。

シナリオモードでは8人の女の子の中から1人を選び、他のキャラクターを倒して脱衣CGを鑑賞していき、7人全員を倒せば個別のエンディングを迎える仕組みとなっていた。他に二人対戦もできるVSモードも備えている。

アダルトCGは一人あたり4枚で、決着後にまとめて表示される。服を破かれる、脱衣、緊縛、陵辱の4段階が基本で、特に3段階目では緊縛、吊るし、ろうそく責め、三角木馬など、プレイヤー側の民(?)によるハードなSMプレイが特徴となっている。また、PC98ゲームとしては珍しく、すべてのアダルトCGにあえぎを含んだボイスがあてられていた。ただし音質は割れて不明瞭である。

個人的な印象としては、動きは比較的スムーズなものの、必殺技の入力がシビアで出しづらく、操作性が難点といえるだろう。ボイスの出力や登場シーンのアニメーション、陵辱要素など、後のZyXらしさは所々感じ取れるが、ビジュアルや肝心のゲーム性が足を引っ張り、あまり話題作にならなかったようだ。

調査担当

『やんやんのクイズいっちょまえ』 概要

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©1992 TEAM VCUT
やんやんのクイズいっちょまえ (天津堂)

・1992年08月21日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、カルトクイズをテーマにした脱衣ゲーム。天津堂の2作目である。

天津堂のマスコットキャラクター「やんやん」が司会する番組、全日本クイズ王様決定戦でチャンピオンとなったプレイヤー(名前は任意)は、実況生中継される中、賞金一億円をかけたスペシャル・チャンピオン・クイズに挑戦することになった。ステージはジャンルの異なる7つで、勝ち抜けば様々な女の子が脱衣してくれるオマケ付き。果たしてあなたは数々の難問奇問を潜り抜け、世界初のキングオブキングスになることができるだろうか?

街中にある学校、コンビニ、高級クラブなど、数箇所のステージの中から一箇所を選び、クイズを突破して移動先を増やしていく形式で、ステージ毎に女の子と問題ジャンルが異なる。クイズは制限時間付きの3択問題で、1ラウンド中に4問間違えるとゲームオーバー、17問正解できれば女の子のCGが表示される。CGは段階的に露出度が上がっていき、合計3ラウンドをクリアできればステージ制覇である。

アーケードゲーム風の演出が特徴で、数回のCOTINUE付きのモードも選択できる他、ハイスコアのランキング表や対戦モードも備えている。また、システム音の一部やヒロインの名乗りに当時珍しいボイスがあてられていた。

問題のジャンルはアニメ・漫画・ゲームを扱った「マニアック」、世界の童話や文学作品、日本のライトノベルなどを扱った「童話・小説」、生き物やスポーツ、映画など幅広いジャンルの雑学を扱った「ノンセクション」、それらを合わせた「ミックス」の4種類である。全体的に創作物からの出題が多く、難易度は高い。

アダルトCGは着衣、胸露出、下半身露出の三段階が基本で、局部は網状の修正が入っているが、隙間からある程度見えてしまっている。また、女の子の年齢も低めの年齢設定となっていた。(当時はソフ倫の発足前で、規制の程度はメーカーによりまちまちだった)

続編はないが、『やんやんの激闘同窓会』(1995)に本作のヒロインの一部が再登場している。

調査担当

『CALⅡ』 概要

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©1991 バーディソフト
CALⅡ (バーディソフト)

・1991年04月10日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・1993年03月31日 PCエンジン SCR用 CD-ROM版
・****年**月**日 PC-9801用 『CAL 1・2 + PAL』 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 『CAL + CAL2 TOWNS
・****年**月**日 Windows3.1/Mac用 CD-ROM 『CAL 1・2 + PAL

90年代前半の作品で、男子高校生が「時の世界」で様々な女の子にめぐり会うファンタジー系のアダルトアドベンチャー。『CAL』(1991)の続編。

前作での冒険の末、「美加」と恋人同士になった主人公だったが、卒業の日に何気なく呟いた一言が再び呪文となり、今度は時の女神「アイオーン」によって美加がどこかへ連れ去られてしまう。愛と美の女神「ヴィーナス」の協力で時の世界へやって来た主人公は、アイオーンの契約を打ち破る3種の神器を揃えるため、美女の姿で人間に紛れている3人の「カリス」を探す旅に出るのだった。

システムは前作と若干異なり、簡素なマップ上で主人公を操作する移動モード、選択したランドマークでのイベントを楽しむADVモードの2段構成になっている。ADVモードで女の子を攻略することで移動できるエリアが広がり、物語が進展していく仕組みとなっていた。そのため、分岐はないがイベントの順序は多少の自由がある。ADV自体は前作と同じで、選択肢型とコマンド探索型の中間のような仕様となっていた。ゲームオーバーは多いが、コンティニューに近い機能があり難易度は易しい。

イベントは核戦争で荒廃した世界や西部開拓時代、日本の飛鳥時代など、ランドマーク毎に時代も国もテーマがバラバラである。キーとなる人物が「人間離れした美貌」「興奮すると刻印が現れる」ということしか分からないため、主人公が各地で美女に出会い、適当に話を合わせ、セックスに持ち込んで刻印の有無を確認していくのが基本的な流れである。

続編として『CALⅢ ~完結編~』が続いた他、当時のアダルトゲームとしては珍しく家庭用ゲーム機に移植され、声優によりボイスがあてられている。またBGMの人気も高く、サントラもリリースされているが、これもアダルトゲームとしては初の試みかもしれない。

ビジュアル、音楽、システム、いずれも凝っており、テンポも良いハイクオリティーな作品だが、個人的に特に印象深いのがドラマ性である。恋愛アドベンチャーの登場以前で、ゲーム形態もナンパゲームの流れを汲むものだが、時代的にここまでロマンス要素を詰め込んだ作品は珍しい。後の恋愛ゲームとの違いとして、惚れた後にヒロイン達が不思議な運命を自然と悟り、身を引く際にみせる涙、献身、いじらしさがスパイスとなってインパクトを残す点が特徴的である。

調査担当

『内山亜紀のSEXY VOICE SERIES 魔剣士KUMIKO』 概要

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©1988 SYSTEM HOUSE OH!
内山亜紀のSEXY VOICE SERIES 魔剣士KUMIKO (システムハウスOH!)

・1988年11月31日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版

80年代後半の作品で、少女が夢の中の冒険に巻き込まれるファンタジックなアドベンチャー。『媚少女NORIKO』『堕天使KYOUKO』と合わせて3部作となっており、シリーズを通して漫画家の内山亜紀氏が原画を担当している。ヒロインの音声を多数収録している点が売りとなっていた。

主人公「クミコ」は生きたドジョウを使ったオナニーが大好きな少女。その日も自室でオナニーを始めたクミコは、いつもと違う感覚におそわれ、気がつくと鎧姿で見知らぬ廃墟に立っていた・・・。

システムは選択肢分岐型で、2~3択の中から選択肢を絞っていく流れである。大筋では一本道だが、選択肢ごとに演出が微妙に異なるため、すべてのCGや展開を見るには多少の繰り返しプレイが必要な仕組みになっていた。

シナリオはオナニーが趣味の少女が不思議な世界に迷い込み、裸に近い衣装で怪物と対決していく展開となっていた。アクションシーンや異種姦を含み、アダルトシーンの比重は高めである。

ヒロインの声を収録しているのがセールスポイントとなっていて、簡単なセリフや喘ぎ声は進行に合わせて自動的に再生される仕様になっていた。もちろん後の時代に比べると音質が悪く、割れてくぐもった声だが、この時期に外部機器なしでボイス入りを目指したアダルト作品は他に見当たらない。まばたきや指先の動きなど、部分的なアニメーションも多数施されている。

ストーリーの短さとゲーム性の無さがネックだが、内山流の少女のアブノーマルさが味になっていて、ボイスと合わせて異色の存在である。好みに合えば実用性は高かったかもしれない。

調査担当

『内山亜紀のSEXY VOICE SERIES 堕天使KYOUKO』 概要

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©1988 SYSTEM HOUSE OH!
内山亜紀のSEXY VOICE SERIES 堕天使KYOUKO (システムハウスOH!)

・1988年11月31日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版

80年代後半の作品で、少女同士の絡みをテーマにしたアドベンチャー。漫画家の内山亜紀氏が原画を担当しており、当時としては珍しい音声付きのアダルトゲームだった。シリーズは全3作で、『媚少女NORIKO』『魔剣士KUMIKO』が同時に発売されている。

シナリオはPart1とPart2に分かれており、登場人物が異なる。システムは両方とも選択肢分岐型のアドベンチャーである。

Part1は幼い少女「ミナコ」が、エスパー堕天使「キョウコ」によってHな治療を施されてしまうという内容となっていた。ゲームオーバーはなく、選択肢毎に演出やCGが異なる仕組みである。

Part2は「死亡遊戯 紙芝居編」というサブタイトルが付けられており、「キョウコ」と名乗る二人の少女がベッドで絡み合いつつ、お互いに秘密の過去を打ち明けていく流れである。こちらはゲームオーバーがあるが、回避は簡単である。

簡単なセリフや喘ぎ声のみだが、進行に合わせて自動的に音声が再生されるのが大きな特徴である。音割れが酷く聞き取りづらいものの、当時のサウンドカードとFD二枚組の容量を考えると限界に迫っていたと思われる。他に、まばたきや指、舌先の動きなど部分的なアニメーションが多数施されていた。

作風は実用性重視で、ゲーム性はオマケ程度、ボリュームは少なく、前編後編合わせても30分程度でほとんどのCGを確認できそうだ。登場人物は内山亜紀氏の作風そのままで、世界観もそれなりにあったようだが、個人的な印象として、テキスト面が貧弱で設定や展開がよく掴めないのが残念だった。

調査担当
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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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