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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『カスタムメイト』 概要

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©1993 COCKTAIL SOFT/F&C co.,ltd.
カスタムメイト (カクテル・ソフト)

・1993年09月17日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・1994年12月16日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『カスタムメイト&電話のベルが…

90年代序盤の作品で、自分好みにカスタマイズした女の子を口説き落とせるアダルトアドベンチャー。『カスタムメイト』シリーズの第1作目にあたる。

ある日、主人公(プレイヤー)は占い師から奇妙な箱をもらった。それは世にも稀な「女人に縁のない相」をもつ主人公にとって、とても役に立つものだという。主人公が部屋に帰って箱を開けてみると、下級悪魔「キュア」が現れ、主人公の願望を叶える理想の女の子を呼び出してくれることに…?

システムは、冒頭で女の子1人の設定を決めるキャラクターメイキングと、コマンドADV風の会話パートの組み合わせである。一対一の会話の中で、相手の心を掴んで服を脱がせ、キスや愛撫で気分を盛り上げ、本番行為に持ち込めばクリアとなる。

設定可能な項目は「年齢」「性格」「おしりのサイズ」「バストサイズ」「髪型」の5つで、それぞれ3種類あるので、作成可能な女の子は243パターンあることになるが、年齢と性格によって展開が共通しており、バストや髪型はCGの部分的な差にとどまるので、シナリオは実質9人分である。

攻略方法は、9人それぞれ全く違っていて、基本は相手の緊張をほぐし、褒めたり愛をささやいて喜ばせ、愛撫でその気にさせていく流れだが、怒って高圧的に迫らなければ脱がない場合もあり、挑発しなければならない場合もあり、拝み倒して脱いでもらうケースもあったりと、数多くのコマンドの中から、それぞれの個性に合わせた突破口を探し出す点がゲーム要素となっていた。ちなみに相手からの質問の受け答えで間違ったり、嫌がる行為を続けるとゲームオーバーで、難易度はヒロインによっては非常に高い。

続編として『カスタムメイト2』(1994年)、『カスタムメイト3』(1995年)が続いている。

過去の例でいえば『Tokyoナンパストリート』(1985年)にも副次的に攻略対象のメイキングはあったが、アダルトゲームで本格的な女の子のカスタマイズが始まるのは本作品からだろう。同ジャンルは数は少ないものの命脈を保ち、2000年代に入ってからは『人工少女』(2004年)や『カスタムメイド3D』(2011年)といった、3DCGゲームの定番として人気を博している。

調査担当

『ごめんねエンジェル 〜横浜物語〜』 概要

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©1992 JAST
ごめんねエンジェル 〜横浜物語〜 (JAST)

・1992年02月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版

90年代序盤の作品で、横浜を舞台にプロの捜し屋が活躍するアダルトアドベンチャー。『天使たちの午後』シリーズの8作目にあたる。

主人公「俺」はプロの捜し屋である。非常に手のはやい女たらしで、「早苗」という美術教師の婚約者がいるが、彼女に隠れて浮気な日々を送っていた。そんなある日、偶然拾った学生手帳の持ち主「秋江」の写真が美少女だったため、本人に直接届けようと思っていた所、さらに偶然で早苗から紹介され、人探しの相談を持ちかけられる。彼女の姉が三日前から行方不明だと言うが・・・。

システムはコマンド型で、シリーズ伝統の移動先に自由が無いタイプのアドベンチャーである。「聞く」「考える」などのコマンドの中で、その場を切り抜ける入力順を見つける点がゲーム要素となっていた。コマンドの順番に正誤があり、間違うと会話の流れがリセットされてしまう箇所があるため、普通の総当たりが通用せず、難易度が非常に高い。

シナリオはニ枚目風で女泣かせな主人公が、多発する失踪事件をきっかけに、ヤクザや学園も絡んだ巨大な犯罪に迫っていくシリアスな展開となっていた。失踪事件の関係者や警察官、情報提供者として多数の美女が登場し、関係を迫られたり、逆に主人公が強引に押し倒してテクニックでモノにしていく。基本的に一本道だが、伝統の陵辱BAD ENDが3つある他、メインヒロインとサブヒロインに1つずつHAPPY ENDが存在し、ラスト付近で分岐する。

アダルト描写は伝統の無修正がなくなり、男性器はマイクや棒アイスに置き換えられ、女性器はデフォルメキャラが覆い隠すというシュールな演出となった。

元々『天使たちの午後』シリーズの8作目、『天使たちの午後 Special』として開発されていた物だが、前年の『沙織事件』の影響で改題された。シリーズは『天使たちの午後 SpecialⅡ』(1993年)が続き、『Ⅰ』は欠番となった。

個人的な印象としては、コマンドに正解順序があるのが何とも厄介で、例えば何気ない会話シーンやHシーンでもすぐに手詰まりになり、十回も二十回も同じメッセージを見ることになる。ストーリーはそれなりにヤマ場に向かって盛り上がり、アダルトシーンも丁寧で数も標準的だが、難易度の凶悪さでテンポが極端に悪くなってしまった印象である。

調査担当

『BEAST ~淫獣の館~』 概要

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©1991 BIRDY SOFT
BEAST ~淫獣の館~ (バーディソフト)

・1991年01月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 Windows3.1/Mac用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、怪しい洋館に迷い込んだ少年達の冒険を描いたアダルトアドベンチャー。

オカルト研究会の会長を務める主人公(名前は任意)は、女癖の悪い学生である。神隠しの噂の真相を調査するため、山奥に入っていたオカルト研究会の男女5人組は、森の奥に立派な洋館を見つけ、屋敷の使用人「三太夫」と美しい未亡人「霧子」に頼み込んで、雨宿りをさせてもらった。客としてもてなされ、深夜に忍んできた霧子との濃厚なセックスで深い眠りについた主人公。しかし目覚めると、メンバーは既に全員帰ってしまったという。これを不審に思った主人公は、仲間達を探して屋敷内の探索を開始する。

システムはコマンド型で、移動先に自由があるタイプの探索ADVである。客間、娯楽室、食堂など屋敷内の各部屋を一つ一つ調べ、家具に隠された石鹸や金貨などの重要アイテム類を収集し、施錠された部屋や隠し部屋への入り方を試行錯誤していく流れである。キーアイテムはノーヒントで手の込んだ隠し方をされている事が多く、行き先もコマンドの種類も豊富で、難易度が異様に高い。

シナリオは怪しい洋館を舞台に、主人公が裸で束縛されている女の子達を一人一人解放していく中、屋敷に隠された秘密に迫っていく展開となっていた。館モノ風のホラーがベースだが、主人公達に緊迫感が薄く、怪物達もコミカルで雰囲気は暗くない。

アダルト要素は館の女主人や恋人とのセックスシーンがある他、寄り道要素として、途中で手に入る媚薬入りのお菓子を、解放した女の子を騙して食べさせた時などに発生する。尺は短いがアニメーションによるフェラチオ、縦長の画像のスクロールなど、当時は珍しいダイナミックな動きの演出が盛り込まれていた。局部は男女共に無修正で、かなり露骨に描かれている。

続編として『BEAST2』(1991年)、『BEAST21』(2002年)が続いている。

後世の人間がタイトルから連想する作風と違い、淫獣による女の子の陵辱シーンはない。一方、ホラー系で館モノのアダルトADVとしては『TWILIGHT ZONE』(1987年)に及ばないものの、早い時期の作品である。凝ったアダルトシーンに目を見張るものがあるのだが、操作の煩わしさや理不尽な難易度で極端にテンポが悪くなってしまった印象である。

調査担当

『きゃんきゃんバニースペリオール』 概要

きゃんきゃんバニースペリオール サンプル きゃんきゃんバニースペリオール サンプル
きゃんきゃんバニースペリオール サンプル きゃんきゃんバニースペリオール サンプル
©1990 F&C Co.,Ltd.
きゃんきゃんバニースペリオール (カクテル・ソフト)

・1990年04月16日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 MSX2/2+用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 3.5インチFD 廉価版
・****年**月**日 PC-9801 NOTE専用 3.5インチFD 廉価版
・****年**月**日 X68000用 FD 廉価版

90年代初頭の作品で、スケベな青年が不思議な手帳の力を借り、女の子を口説き落としていくナンパアドベンチャー。『きゃんきゃんバニー』(1989)の続編。

前作で「亜理子」からもらった手帳の力により、意中の女の子と仲良くなった筈の主人公「たけし」だったが、今は恋人もなく、望遠鏡で女性宅の覗きをしていた。そこに亜理子が現れ、たけしの現状を嘆き、再び魔法の手帳を手渡した。今度の手帳はナンパのアドバイスをくれる人格「ボブ」と会話できる奇妙なアイテム。主人公はボブと相談しながら、様々なシチュエーションで女の子の攻略法を探っていく。

システムはナンパシミュレーション風だった前作と大きく異なり、特殊な形態のアドベンチャーである。

合計12人の女の子がテーマ別に3つのグループに分けられていて、「制服むんむんセット」はオムニバスのショートシナリオ4本、「女子大生おかわりセット」は、2人組の女の子をまとめて口説くシナリオ2本分が、1本のシナリオの中で分岐構造となっている。「セーラー服ゆうやけセット」では、遊園地で出会った女の子グループ4人の中から1人を選び、順番に口説いていく。

冒頭で主人公の血液型、性格、職業を入力する必要があり、その設定によって会話の内容や女の子との相性が変化し、組み合わせによっては攻略できないケースもあった。手帳からのヒントや相手の反応を頼りに、会話や行動コマンドの中でトラブルを乗り越え、好感度を上げる方法を見つけ出し、女の子とのHに持ち込めばクリアである。

シナリオはスケベで軽薄な主人公が、相手の性格に合わせて笑いをとったり、趣味で気を引いたり、顔のパーツを褒めたり、悩み事に真面目なアドバイスをして心を掴み、軽いスキンシップから発展してその気にさせていく流れが基本である。攻略対象は受付嬢、看護婦、ファーストフード店員、スチュワーデス、女子大生等である。

続編として『きゃんきゃんバニースピリッツ』 『きゃんきゃんバニープルミエール』 『きゃんきゃんバニーエクストラ』 『きゃんきゃんバニーリミテッド 5 1/2 』 『きゃんきゃんバニープルミエール2』などが続き、家庭用ゲーム機にも活発に進出している。

シリーズ中で最も難易度が高い作品として知られる。その理由は、好感度が非表示になったことでコマンドの有効判定が難しい点、地雷となるコマンドや回数制限のため総当たりが通じにくい点、設定入力の時点で詰んでいても分からない点などがあり、自力攻略となると試行パターンが多すぎて莫大な時間を浪費しただろう。しかし豊富なボリュームとビジュアル、軽快なギャグで人気は高かったようだ。
調査担当

『Intruder ~桜屋敷の探索~』 概要

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©1989 アリスソフト
Intruder ~桜屋敷の探索~ (アリスソフト)

・1989年07月12日 PC-8801用 FD版
・1989年08月**日 MSX2用 FD版
・1991年03月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM 『アリスの館CD』に収録
・2003年04月11日 配布フリー化宣言 (アリスソフトアーカイブスなどからDL可能)

80年代末期の作品で、美少女を追って広大な屋敷に侵入した男の冒険を描いたアダルトアドベンチャー。チャンピオンソフトの設立したブランド『アリスソフト』のデビュー作である。

ある春の日、主人公「中川 稔」は、桜屋敷と呼ばれる豪邸に住む少女に一目惚れした。落し物のペンダントを届けるという口実を手に入れた稔は、彼女と直接会って話をするため、夜闇に紛れて塀を乗り越え、屋内に忍び込み、各部屋を巡って必要な情報やアイテムを集めていく。

システムはコマンド型で、「入る 部屋」「聞く 話」といった風に、2~3つのコマンドを組み合わせてフラグを捜していく探索ADVである。画面右上に屋敷の全体マップが表示されており、現在地が分かるようになっていた。部屋の数が多く、フラグは分かりにくい箇所に隠されている為、攻略に要するコマンドの手数が膨大な量となり、難易度は極めて高い。

シナリオは屋敷に住む女中の話を盗み聞きしたり、空き部屋をあさって必要になりそうなアイテムを入手したり、時には住人に正体を明かして協力をもちかけたりしながら、屋敷に隠された秘密を暴いていく流れとなっている。

女中、ヒロイン、ヒロインの母親、妹などの女性キャラクターが登場し、ほとんどの相手に「襲う」コマンドで強姦シーンが見られるが、最後まで致してしまった場合はすべてバッドエンドである。セックスが攻略に必要な場面は2箇所ほどで、いずれも和姦となっている。

個人的には、やたら堂々とした不法侵入者の主人公や、それをあっさり見逃したり、信用してしまう登場人物、といった緩い世界観が印象的で、理不尽なゲーム性との組合わせは、『ポップレモン』『幻夢の城』などの、一連のチャンピオンソフトのADVを連想させる。極端な難易度に明るい蛮性といった、80年代らしさを色濃く残した作風といえるだろう。

調査担当

『ラブリーGAL』 概要

ラブリーGAL サンプル ラブリーGAL サンプル
ラブリーGAL サンプル ラブリーGAL サンプル
©1987 CHAMPION SOFT
ラブリーGAL (チャンピオンソフト)

・1987年08月**日 PC-8801用 FD版
・1987年**月**日 FM-7/77用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代後半の作品で、現代風の街中と遠い宇宙にある星を舞台に、様々なタイプの女の子に悪戯していくファンタジックなアドベンチャー。

謎の老人から「3つの秘宝を手に入れれば世界はお前のもの」という予言を受けた主人公は、道端でお金を拾ったり、路上駐車の車からアイテムをくすねたり、行く先々で女の子を押し倒しながら、秘宝に関する情報を集めていく。ついに3つの秘宝が集まった時、主人公は地球から遠く離れた不思議な星に立っていた…。

ポップレモン』『幻夢の城』の流れを汲むADVだが、コマンドは「ハナス」「ミル」といった動詞部分がファンクションキーに割り当てられた選択式、「オンナノコ」「ハリガミ」といった名詞部分は一文字一文字を打ち込んでいくコマンド入力式の新システムとなっている。

一本道のシナリオでマップ等はなく、道なりに進んで女の子に出会い、プレゼントやお世辞、合言葉、購入、愛撫、暴力、脅迫など様々な方法で新しい情報やアイテムを引き出し、次の女の子へ進む流れである。倫理感に乏しくマイペースな主人公と、脈絡のない展開、緩くシュールな世界観が印象的である。

最大の特徴は前2作と同様、難易度が異様に高いことで、フラグとなるキーワードはヒントが乏しく、時に突飛で、プレイヤーが類推するのを拒絶するかのようである。また、わずかなミスが後々ゲームオーバーに繋がり、自動セーブで詰んでしまうシビアな作りとなっていた。

80年代初頭~中頃のゲームは容量の制約から、内容の乏しさを高難易度で補う面があったが、このシリーズはボリューム的に大作なだけに異質で、攻略の難しさが際立っている。操作性ではコマンド選択式のアドベンチャーが主流になりつつある中、動詞部分を選択制にした事で配慮を見せているが、慣れるまで結構かかり、かえってややこしくなってしまった徒花的な印象である。

調査担当

『幻夢の城』 概要

幻夢の城 サンプル 幻夢の城 サンプル
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©1987 ChampionSoft
幻夢の城 (チャンピオンソフト)

・1987年04月**日 PC-8801用 FD版
・1987年**月**日 FM-7用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代中頃の作品で、現代風の街中とファンタジックな城を舞台に、出会った女の子達へ悪戯していくアダルトアドベンチャー。メーカーによるジャンル呼称は『ロリベンチャー』である。

とある少女から相談を受けた主人公は、行方不明になった少女の姉を、一枚の写真を頼りに探しに行く事になった。道端でお金やアイテムを拾い、公園で遊ぶ少女を縛りあげ、電話で知り合った女の子と遊んだりしている内に、写真の女の子は「幻夢の城」に閉じ込められている事が判明する。果たして主人公はロリコンの野望を遂げ、無事に写真の女の子を救出することができるだろうか?

システムは『ポップレモン』(1986)とほぼ同じで、移動先に自由のないコマンド入力式である。「オンナノコ」と入力すると「話す」等の動詞は勝手に補ってくれるので、入力は一単語で済み、操作は効率化されている。ただし、コマンド選択型が一般化しつつある時期なので、既に時代遅れだった印象は否めない。

重要情報やアイテムの隠し方に理不尽さ、陰険さが目立ち、例えば「何もありませんでした」というメッセージが出た場所であっても執拗に調べる必要があったり、ノーヒントで背景の屋根の上や草むらなど、脈絡のない場所を調べる必要があったりと、非常に難易度が高く、それらのフラグが30以上あるので、自力攻略は絶望的な印象である。

ストーリーは、主人公が欲望のままにブラブラする内に、何となく何とかなってしまうという、エロありきでシュールな展開である。アダルト描写はソフトで無修正画像はなく、Hシーンも挿入はなく、「ムネ」「オシリ」などのコマンドで相手をイかせるまでとなっていた。10歳の子供をひん剥いて恐喝するシーンもあるが、露出は下着までで、さすがに行為には至っていない。

ボリューム感が高く、後世から見るとツッコミ所が満載なので、ネタとしては楽しめるゲームである。ただし、コマンドはカナ入力のみなので慣れが必要か。

調査担当

『幻燐の姫将軍』 概要

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©2001 Eushully
幻燐の姫将軍 (エウシュリー)

・2001年04月27日 Windows用 CD-ROM版
・2003年10月31日 Windows用 CD-ROM 廉価版
・2008年11月07日 DL販売開始 【DMM】【DL.Getchu】【Gyutto】【DLsite】【アキバイン

エウシュリーの3作目で、魔族と人の争いを描いたファンタジー風のシミュレーションRPG。高難易度とやり込み要素で多くのファンを獲得した。

魔族と人のハーフである主人公「リウイ」は、幼少時に母を殺された恨みから、人間に対する恨みを募らせながら成人した。そんな中、父であり魔族達のリーダーだった「魔神グラザ」が人間の勇者によって倒されてしまう。好機と捉えたリウイは、主流派を離れ、少数の部下達を率いて人間達への反撃を開始する。しかし、人間達を陵辱する内に人としての葛藤が生じ、その内面は少しずつ変化していく。

システムは2D俯瞰型のマップで仲間のユニットを一人一人操作し、規定ターン内でのミッションをこなしていくシミュレーションRPGである。壁役や回復係、遠距離支援など多彩なユニットが用意されており、条件が整えばクラスチェンジできるなど戦略要素を備えていた。

マップの制覇率に応じて生じる"支配力"を使い、増援の仲間を呼び出せる点が特徴的で、ユニットは非常に死に易く、復活もないため、ロードを繰り返しながらの細かく慎重な戦術が求められる。

戦闘中にシナリオ分岐があるのも特徴的で、例えば隠し部屋に隠れているヒロインを捕らえる、ピンチに陥っているヒロインを助けない、といった行動により、場合によってならず者達による陵辱シーンになったり、主人公による籠絡セックスになるなど、展開が異なっていく。その結果によって最終的にマルチエンディングを迎えるという、2周目を想定したやり込み要素を備えていた。

続編に『幻燐の姫将軍2』(2003)があり、後に同社の『戦女神』シリーズと世界観が合流して『戦女神VERITA』(2010)に本作の主要キャラが登場している。

任天堂の『ファイヤーエンブレム』シリーズを彷彿とさせる作りで、難易度は高いが、セーブポイントからの試行錯誤でピンチを切り抜けられるよう丁寧に作りこまれており、ゲームバランスの悪さを感じさせないのがポイントである。シナリオは短めとなったものの、次回作を予感させる含みが持たせてあり、シミュレーションRPGとしての完成度は高い。

調査担当

『Little Vampire』 概要

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©1988 Championsoft
Little Vampire (チャンピオンソフト)
【注意】非アダルト一般ゲームです。

・1988年05月**日 PC-8801用 FD版
・1988年05月**日 PC-9801用 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版
・2003年04月11日 配布フリー化宣言

80年代後半の作品で、現代の日本から異世界に迷い込んでしまった高校生カップルの冒険を描いたファンタジー風のアドベンチャー。『Little PRINCESS』(1987)の続編にあたる。

前作でドラキュラを倒し、無事に恋人の美樹ちゃんを助け出した主人公健太郎だったが、元の世界に戻るための方法が分からずにいた。二人はさっそく近くの町に立ち寄り、手がかりになりそうな情報を求めて住人達の望みを叶えていく。一方、主を失った魔物たちは「リトルプリンセス」と呼ばれる存在を捜し、邪悪な企みを巡らせていた・・・。

システムは前作のコマンド入力式から、「移動」「話す」「考える」等のコマンド選択式になり、操作性が向上している。戦闘やアダルト要素はなく、フラグとなるアイテムや情報を集めることで展開していく一本道の純粋なアドベンチャーになっている。

ボリューム感が高く、ゲームオーバーは多く、アイテムの隠し場所は意地悪で、時にはノーヒントのままタイミングを見て「捨てる」コマンドが要求されたりと、難易度は非常に高いものになっていた。

シナリオはシリアスな割に、主人公達がのんびりした性格で、登場人物達もどこかトボけた雰囲気をもっており、悲壮感を感じさせない独特のコメディタッチなのが特徴である。主人公には「健太郎」という名前が与えられ、後の闘神都市シリーズやランスシリーズで定番キャラとなる天才占い師「アーシー」が初登場している。

恋人を助けるシンプルなストーリーだった前作に比べると、世界観に厚みがあり、エロなしの本格ADVとなっているのが印象的である。物語はここで一応ハッピーエンドを迎えているが、その後の『戦国ランス』(2006年)での様子を見るに、二人の冒険はまだまだ続いているようである。

調査担当

『ポップレモン』 概要

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ポップレモン サンプル ポップレモン サンプル
©1986 CHAMPION SOFT
ポップレモン (チャンピオンソフト)

・1986年12月**日 FM-7/77用 カセットテープ版 5インチFD版 3.5インチFD版
・1986年12月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代中頃の作品で、ロリコン主人公の冒険を描いたギャグタッチのアドベンチャー。

前作『フェアリーズレジデンス』(1984)で妖精たちと過ごした思い出が忘れられない主人公は、ロリコンの源である「エロス」を手に入れるため、様々な情報やアイテムを集めて禁断のパラダイス、白薔薇学園を目指していく、という筋書きになっている。序文では「フェアリーズレジデンス、パート2として開発されたスーパーロリコンソフト」という説明がなされている。

システムは移動先に自由がないタイプのADVで、操作はコマンド入力式である。ワンキー・コマンドと自称する、「オンナノコ」「ドア」「ススム」など、1単語の入力だけで進行できるシンプルな操作性が特徴である。

シナリオはシュールなギャグストーリーで、工事現場や郵便局、交番で働くハイティーンの女の子と会話を交わし、プレゼントで気を引いたり、襲い掛かって脅したり、愛撫で満足させてアイテムや情報を引き出していく流れとなっている。アイテムにはライフルや手榴弾などもあり、それらを使っても問題が生じない緩い世界観、マイペースな主人公、快楽にあっさり屈する女の子達が印象的である。

最大の特徴は、当時のアダルトADVとしてはボリュームが飛び抜けている事と、極端な難易度である。登場する女の子は20人以上、必須となるキーアイテムは50種類以上、パスワードは13個で、それらを回収するポイントは素通りしやすい理不尽な箇所に隠されているケースが多く、場面によっては運も必要で、自力攻略はかなりの時間と労力を要したと思われる。

番外編の『フェアリーズレジデンス スペシャル』シリーズは無修正が顕著となっていたが、本作では局部の描写は省かれており、アダルト要素も控えめである。

ゲーム性には問題が多いが、CGの枚数やフラグの作りこみ等、時代的にここまで凝ったアダルトゲームというのは珍しく、大作といえる仕上がりである。

「ロリコンゲーム」という言葉については、現在ではソフ倫によって使用が規制されており、俗称として使われる場合は「幼さ」を強調する作品を表すため、当時の標準的な年齢設定のこの作品では若干の違和感があるが、この頃はまだ言葉のイメージが固まっておらず、「美少女ゲーム」と同義で広範囲を表すことがあったようだ。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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