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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『遺作』 概要

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©1995 ELF
遺作 (エルフ)

・1995年08月25日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 DOS/V用 3.5インチFD版
・1997年05月30日 Windows95用 CD-ROM版
・1999年02月26日 Windows95/98用 CD-ROM 『リニューアル版
・2000年03月31日 Mac用 CD-ROM版
・2008年05月21日 ダウンロード販売開始 【DMM

90年代中頃のアダルトゲームで、古びた旧校舎からの脱出を描くサスペンス系のアドベンチャー。

主人公「健太」はぶっきらぼうな性格ながら、逆境に強く、お人よしな面のある学生である。夏休みの登校日にラブレターを受け取った健太は、期待を胸に旧校舎の5階へ向かうが、それは彼をおびき出す為の罠だった。そこに集まったのは、脅迫やタレコミなど様々な文面の手紙で呼び出された、学園の生徒7人と教師1人、いずれも不気味な用務員「遺作」と因縁を持つ人物たち。旧校舎に閉じ込められてしまった彼らは、一向に姿を現さない遺作に怯えつつ、遺作の用意した仕掛けを解いて鍵を手に入れるため、廃墟の中をさまよっていく…。

ゲームシステムは移動先に自由があるタイプの探索ADVで、移動シーンは古いRPGのように3D視点のダンジョンを歩き回る形式である。80年代に流行した形式だが、当時は廃れていて珍しい。一方、部屋に入った際や何か見つけた際は『ELLE』(1991)のような、マウスカーソルを使ったコマンド型で、気になる部分や人物の口をクリックしていく。

舞台となる木造校舎は5階建てで、それぞれの階の下に通じる階段に鍵がかけられているため、鍵を求めて謎のメッセージの暗号を解いたり、不自然な場所に置かれたアイテムを拾ったり、道具を組み合わせて仕掛けを解除していくミステリー風の流れである。プレイヤー自身が謎を解かなければならない本格派で、行き先や試せるコマンドが膨大なため総当りが通じにくく、選択肢分岐もあり、難易度は非常に高い。

シナリオは終始、重くシリアスな雰囲気で、登場人物たちも互いに仲が悪く、いくつかのグループに分かれて行動してしまうことが多い。女の子が単独行動を取ろうとするイベントを放置すると、その女の子が遺作に捕まってしまい、1人、また1人と仲間が消えていくサイコホラー風の展開となっていた。

ハッピーエンドを迎えるためには、誰一人遺作に捕まらずに脱出する必要があるが、その際のアダルト要素はパンチラ、用便中のトイレを開けてしまった、といった程度のもので、和姦要素はほとんどない。主なアダルト要素は遺作による陵辱シーンで、各女の子1人につき1つ、女の子が消えた後に現れるビデオテープを、主人公がデッキで再生してしまう、という形を取っている。言葉責め、縛り、ロウソク、剃毛といったSM要素や、放尿、アナルといったプレイの他、珍しく男が男を辱める男色シーンも一部に含んでいる。

ファンディスクとしてサブヒロイン達とのハッピーエンドやパロディを収録した『盗作』が通信販売されている。続編に『臭作』(1998年)、『鬼作』(2001年)があり、後に「伊頭家シリーズ」「おやぢシリーズ」と呼ばれ、この時代を代表する人気シリーズとなった。派生作品としてOVA版小説版がある。

個人的な印象としては、ビジュアルも音楽も雰囲気にマッチしていて、なかなかの緊迫感が楽しめる作品である。難しい謎解きが人を選びそうだが、理不尽さはそれほどでもないので、マメさと根気があれば自力攻略できたかもしれない。ホラー系の陵辱モノながら行為自体はソフトなことが多く、極端な暴力描写やグロ要素がないのも印象的だった。


調査担当

『WORDS WORTH』 概要

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©1993 ELF
WORDS WORTH (エルフ)

・1993年07月22日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 X68000用 FD版
・****年**月**日 FM-TOWNS用 CD-ROM版

90年代序盤の作品で、ダンジョンを舞台に2つの種族の争いを描くアダルトRPG。

中世ファンタジー風の世界。地上に暮らす「光の一族」と、地下城に暮らす「影の一族」は、「ワーズワースの石版」と呼ばれる境界を隔てて暮らしていたが、何者かに石版を破壊されてからは戦争状態となり、お互いに相手の仕業と信じて150年間も争い続けていた。主人公「アストラル(名前変更可)」は、影の一族の王の息子として甘やかされて育ち、周囲からひ弱で軟弱な子供として軽視されていたが、好奇心から戦場をうろつくようになり、やがて強敵を次々と破って、影の一族の劣勢を覆す存在にまで成長していく。

ゲームシステムは3D視点、階層式ダンジョン、一人パーティの古典的なRPGで、オートマッピング機能を備えている。各フロアで雑魚を倒してレベルを上げ、装備を整え、キーアイテムや謎解きで障害を突破し、中ボス的な敵を倒せば次のフロアへ進める仕組みである。魔法や技のコマンドはなく、戦闘シーンは通常攻撃、逃げる、回復アイテムの三択という簡素な仕様となっている。

シナリオは、スケベで飄々とした性格の主人公が、光の一族との戦いの中で女の味を知り、失恋や友の戦死を乗り越えて、たくましく成長していくストーリーで、ギャグとシリアスの入り混じったエルフ特有の雰囲気である。当時のアダルトRPGとしては、かなりボリュームのある作品で、後半にはサプライズ展開が用意されていた。

アダルト要素は、敵の女戦士が味方に陵辱される様子を目撃したり、味方の女の子を助けておいしい目にあったり、自ら敵の女の子を尋問する際に起こる。CG数は非常に多いものの、胸の露出だけだったり、本番行為は未遂で終わることも多く、エロさは控えめである。

パッケージに付属した申し込み券により、通販にて本作のパロディなどを収録した『スペシャルディスク』が購入できたようだ。続編はないが、後にキャラクターのデザインを一新する形で『WORDS WORTH』(1999年)としてリメイクされ、OVAがそれに続いている。

Rance4 -教団の遺産-』と共に、この年を代表するアダルトRPGである。個人的な印象としては、ゲームバランスが荒っぽい点や戦略性の無さ、絵のタッチに強烈な癖がある点が気になるものの、それらを補って余りあるほどシナリオが面白い。イベントの密度は濃く、ダンジョンの仕掛けの謎解きも楽しく、BGMも階層ごとに異なるなど凝っていて、かなりの長編だがストレスなくクリアできたお気に入りの作品である。

調査担当

『X・na [キサナ]』 概要

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©1990 FAIRYTALE
X・na [キサナ] (フェアリーテール)

・1990用12月05日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****用**月**日 PC-8801用 FD版
・****用**月**日 X68000用 FD版

90年代初頭の作品で、旅の剣士と元気な女の子のコンビがモンスターだらけの塔に挑み、囚われた女の子達を解放していくダンジョンRPG。

アムネリア公国の小さな街にそびえる奇妙な塔。女王の希望で建設されたその塔は、完成直後に悪魔が降臨し、建設にあたった街の男達が一人も戻らなかった上、おぞましい姿のモンスターが現れて街の女達をさらっていくようになってしまった。刺激を求めて放浪する主人公(名前は任意)は、空腹で倒れていたところを地元の姉妹、「フローラ」と「メイ」に救われ、偶然フローラが魔物にさらわれる場面に居合わせる。一宿一飯の恩義に報いるため、主人公はメイと共にモンスターのはびこる塔に挑む。

システムは3D視点のダンジョン探索RPGで、装備品あり、マップ機能なしの当時としては標準的なスタイルである。手描きでマッピングしつつ、それぞれの階層でレベルを上げ、キーアイテムを入手し、ボスを倒して次の階層に進む古典的な展開となっていた。最大3人パーティで、参加中の女の子の顔が常に表示されるため、画面の印象が華やかなのが特徴である。

シナリオは主人公とメイの2人が固定メンバーで、モンスターに陵辱されそうになっている女戦士を救助、助けられた女戦士が3人目として仲間に加わり、他のいやらしい目にあっている女の子達も解放した後、階層のボスを倒して3人目は離脱、というのが基本パターンである。主人公とメイの緊迫感のない掛け合いが特徴的で、女の子達もあまり悲壮感がない。モンスター達もさらった女の子でソープやストリップ、キャバクラといった風俗店を経営しているケースが多く、主人公を客として扱うなど、緩くコミカルな世界観である。

アダルト要素は主にモンスター達による陵辱シーンのCGである。主人公自身が女の子と絡むことはなく、本番行為は寸止めになっている等、エロさは控えめだったが、一部で無修正画像を含んでいた。(当時はアダルトゲームが摘発された例がなく、各社が独自の裁量で規制していた)

個人的にはゲームバランスが粗っぽいのが印象的で、特に相棒のメイの死にやすさに泣かされた。また、セーブポイントは街にしかなく、回復アイテム類もないため慎重さを求められる一方、宿泊時には所持金の半分を没収される厄介な仕様となっていた。難度の上げ方としては乱暴だろう。

調査担当

『DRAGOON ARMOR FOR ADULT』 概要

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ドラグーンアーマー for adult ドラグーンアーマー for adult
©1989 Fairytale
DRAGOON ARMOR FOR ADULT (フェアリーテール)

・1989年06月08日 PC-8801用 FD版
・1989年06月08日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版

80年代末の作品で、王道的なファンタジー世界を舞台にした3DダンジョンRPG。

緑豊かで恵まれた国フォルファラール。ある日、美しいお姫様「リーナ姫」が黒い鳥に襲われ、湖に浮かぶ怪しい塔に連れ去られてしまう事件が起こった。リーナ姫に恋心を抱いていた騎士「ランディス」は、彼女を取り戻すため、相棒の妖精「フィン」と共に魔物の巣食う塔に挑む。

システムは一般的な3Dダンジョン探索RPGで、手描きでマッピングしながら各階層でレベルを上げ、次の階へ進むための重要アイテムを入手していく流れである。各階層にそれぞれ一箇所ずつある「温泉」が体力回復の泉の役割を果たしており、冒険の拠点であるアイテムショップから出入りできる点が特徴的である。パーティは1人パーティだが、相棒の妖精が回復や補助攻撃で戦闘をサポートしてくれる。

シナリオはモンスターに襲われている女の子を助けたり、出会った女戦士と協力していく中で、重要な情報やアイテムを入手していく王道的な展開で、一階から五階まで踏破し、伝説の剣を手に入れてドラゴンを倒せばクリアとなった。

アダルト要素の数は多いものの、セックスシーンは一切無く、救出した女の子の半裸が拝めたり、温泉につかるサービスシーンがあったり、アイテムショップで買える高額アイテム「えっちな本」で全裸のCGが見れたりが限度で、エロさは控えめである。

タイトルに「FOR ADULT」がついているが、『すてぃるそーど for adult』とは違い、こちらは元となる全年齢向けRPGが存在しない。世界観は『すてぃるそーど』から繋がっており、王国名や武器、敵キャラなどが共通している。

個人的な印象としては、操作性は悪くないものの、攻撃力・防御力の表示や敵の耐久力などで不可解な点が多く、RPGとしての洗練度は低い。シナリオ性を強く意識させる作りで、感動を呼ぶラストシーンを目指した様子が感じられるが、各キャラに思い入れを持つ程のボリュームがないため、当時のプレイヤーも十分なカタルシスを得たとは思えない。5800円という定価の安さが救いか。

調査担当

『少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説』 概要

少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説 少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説
少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説 少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説
©1989 AGUMIX
少女探偵RINNちゃんの事件簿 電脳少女伝説 (AGUMIX)

・1989年05月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版

80年代末期の作品で、ダンジョンを舞台にレズの美少女が活躍するギャグタッチのRPG。森林りんご(Woody-Rinn)の成人漫画、『RINNちゃんの事件簿』のゲーム化オリジナルストーリーである。

中世ファンタジー風の世界。主人公「RINNちゃん」の妹の「ノリコ」は、偶然に魔妖星の七宝石という呪いのアイテムを手に入れてしまい、邪悪な魔女と化してしまった。妹を助けるために、謎の中国人から性の秘術を学び、中欧の錬金術師から男根の剣を授かったRINNちゃんは、ノリコの支配する魔巣窟に挑む。

ゲームシステムは、3Dダンジョンを探索していくRPGだが、1人パーティで装備品の入れ替えはない。敵はすべて固定配置で、主人公のレベルも階層ごとに決まっており、レベル上げの必要もない。各部屋をどの順で巡ればクリアできるかを探っていく点が攻略要素で、育成要素がないので、ゲーム性は探索アドベンチャーに近い。

敵はすべて女の子である。各階層ごとに雑魚キャラの「ソルジャー」、重要アイテムや情報を持っている「コマンダー」、中ボスの3種類がいて、いずれも戦闘後に陵辱シーンを楽しむことができた。

陵辱シーンは、主人公がレズでSっけがあるのが特徴的で、男根の形をした剣の柄やバイブ、鞭、ロウソク、羽根などで敵をいじめ、情報やアイテムを引き出していくのが基本パターンである。女の子は計16人で、一人当たりCGは3~4枚と、当時としてはかなり丁寧である。露骨な無修正路線で、女性器は大きく詳細に描かれており、修正を施した気配が全くない(当時は規制対象が曖昧で、PCソフトが検挙された例がなかった)。 流通は通販のみで、おそらく生産数が少なかったこともあり、2013年現在も高額ソフトに名を連ねている。

ダンジョンは狭く、シナリオは短い一方、アダルト要素の比重が非常に高く、サクサクと進める手軽さが魅力のギャグ作品である。ビジュアルには過渡期的な点描が用いられており、ザラザラした質感ながら、最大8色で深い色彩と自然なグラデーションを実現しているのが印象的である。

調査担当

『とらわれペンギン』 概要

とらわれペンギン とらわれペンギン
とらわれペンギン とらわれペンギン
©1989 辰巳出版
とらわれペンギン (辰巳出版)

・1988年12月**日 PC-8801用 FD版

80年代後半の作品で、同名の成人漫画をゲーム化したアダルトRPG。

舞台は断崖の丘にそびえる「研究所」。そこでは囚われた人間達がクローン技術と快楽により実験材料にされ、恐ろしいモンスターへと改造されていた。囚われた実験体の1人であるプレイヤーは、複数のクローンを作ってモルモットルームから送り出し、卑猥な姿をした怪物達を倒しながら脱出方法を探していく。

ゲームシステムはウィザードリィ風の、3D視点のダンジョン探索型RPGである。1人パーティだが、複数の主人公を作成する事ができ、アイテム倉庫の共有などで互いにサポートし合える仕組みである。男女で装備品が異なり、「女子高生」「忍者」「ヤクザ」などのクラスチェンジも男女によって制限があった。

シナリオは、プレイヤーが作成したクローンが実験室から抜け出す所から始まり、「スクール水着」「ブラジャー」「コンドーム」などの装備品を集め、各階層のボスを倒すことで次の階の暗証番号を入手していくのが基本パターンである。ステータスやアイテムはアダルト用語にちなむ場合が多く、HPにあたる精力(HORMON)が尽きると、捕まって快楽の虜にされてしまうバッドエンドが待ち受けていた。

原作となった森山塔(山本直樹)の『とらわれペンギン』は、成人漫画ながらシュールな世界観と文学性、難解さを含んだオムニバス形式の作品で、当時カルト的な人気を誇ったようだ。ゲームの方はテンポやゲームバランス等で今ひとつの仕上がりだが、シリアスでグロテスクな描写とギャグタッチの設定が入り混じった、不思議な作風が印象的である。

調査担当

『TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~』 概要

TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ サンプル TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ サンプル
TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ サンプル TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ サンプル
©1989 GREAT
TWILIGHT ZONE Ⅲ ~長くて甘い夜~ (GREAT)

・1989年06月20日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9800用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代末頃の作品で、夢の中の不思議な世界を舞台にセックスで敵を倒していくRPG。『TWILIGIHT ZONE』シリーズの3作目である。

前作『TWILIGHT ZONE Ⅱ ~なぎさの館~』(1988)で無事に恋人の「陽子」を探し出し、飼い猫「ナギサ」の作った世界から脱出した主人公だったが、今度は陽子の友人「玲子」との浮気を陽子に目撃されてしまう。その夜、夢の中で再び洋館に誘い込まれた主人公は、陽子の心を取り戻すため、過去、未来、現在の陽子にとっての理想の男となるべく、冒険を繰り広げていく。

システムは前作と同じで、3Dダンジョンを探索していくRPGである。扉に関する奇妙な仕様はそのままだが、オートマッピング機能を備えた事で操作性は大幅に改善されている。通常攻撃はカーソル操作による愛撫、魔法攻撃にあたるのが「正常位」など様々な体位で、女の子の姿をした敵をセックスでイかせてレベルを上げ、お金にあたる下着を集めて装備を整えていく。

ストーリーは階層ごとに「4~5才の陽子」「小学生の陽子」「中学生の陽子」等のテーマが分かれており、それぞれの陽子から信頼を得るべくフラグを回収していく流れである。雑魚キャラも幼児体型から高齢までグループがあり、陽子の年齢(階層)に合わせて年齢層が異なる。中にはほとんどの階層に出現して成長過程が楽しめる雑魚キャラも存在した。

中ボス戦にあたる各階層のヤマ場は、「保母さん」「婦警さん」といった成人女性とのセックス勝負である。全体的にアダルト描写は多く、ボリューム感も高い。ソフ倫設立前の規制があやふやな時期だが、股間は通行止めの標識で隠されるという表現になっている。

続編に『トワイライトゾーン Vol.4 特別編』がある。

手段はさておき、主人公がメインヒロインに純愛を貫くという珍しい筋書きで、陽子の無垢な姿や悲惨な未来を描いたことでプレイヤーに感情移入を促す工夫がなされている。エロありきでストーリー性の比重が低かった時代からすると、微妙な変化が感じられる作品である。ゲームバランスが荒っぽいが、時期を考慮すればアダルトRPGして一流といえるだろう。

調査担当

『TWILIGHT ZONE Ⅱ ~なぎさの館~』 概要

TWILIGHT ZONE 2 サンプル TWILIGHT ZONE 2 サンプル
TWILIGHT ZONE 2 サンプル TWILIGHT ZONE 2 サンプル
©1988 GREAT
TWILIGHT ZONE Ⅱ ~なぎさの館~ (GREAT)

・1988年10月21日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 3.5インチFD版

80年代後半の作品で、女の子の姿をした敵キャラたちをセックスで倒していくアダルトRPG。アドベンチャーゲームだった『TWILIGHT ZONE』(1987年)のシリーズ2作目である。

ガールフレンドの陽子と待ち合わせしていた主人公は、時間を過ぎても陽子が現れないことに不審を抱き、怪しい老婆の導きで、巨大な洋館の探索を始める。そこは若い女の子達が暮らし、痴女が徘徊し、恐ろしい化け物の潜む不思議な世界だった。主人公は自分の肉体と精力を頼りにセックスで障害を乗り越え、上階を目指していく。

ゲームシステムはウィザードリィのような3D、階層式のダンジョンを探索するRPGである。用語が風変わりで、戦闘による“体験値”の上昇でレベルアップし、お金にあたる“マタタビ”を稼いで装備を整えていく。コマンドは前作の入力式から選択式になっている。

シナリオは終始シリアスな雰囲気だが、冒頭で主人公が服を脱がなければ人々に相手にされないため、以後はエロ本を武器に、コンドームを防具に、全裸で館内を歩き回るというシュールな展開である。それぞれの階層で女の子達の部屋を訪問し、欲しがるアイテムを調達したり、お願いを叶えていくことで、上階へ行くための条件を整えていく。

敵の雑魚キャラは「テレクラの女」「SM女」「ホテトル嬢」など、痴女や性風俗業の女性がモチーフになっているのが独特で、戦闘は攻撃力の高いセックス体位やアダルトグッズを選び、先に相手をイかせることができれば勝利となった。コンドームは常に装着しているが、「淋病」「エイズ」「梅毒」などの性病に感染することがあり、ステータス回復薬として抗生物質を備えておく必要があった。

シリーズ続編として『TWILIGHT ZONE Ⅲ』(1989年)、『TWILIGHT ZONE Vol.4』(1990年)が続いている。

操作性に深刻な難点があり、扉を通過するとなぜか一歩多く進んでしまう、マップの整合性がおかしい、東西南北が分からない等の仕様で、迷子が頻繁に発生する欠点を抱えていた。しかしゲーム性やボリュームは高い方で、シナリオもユニークな作品である。発売時期は『カオスエンジェルズ』(1988年7月)よりやや後だが、ダンジョン探索物のアダルトRPGとしては最古の部類である。

調査担当

『TWILIGHT ZONE』 概要

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TWILIGHT ZONE サンプル TWILIGHT ZONE サンプル
©1987 GREAT
TWILIGHT ZONE (GREAT)

・1987年02月**日 PC-8801用 FD版
・1987年**月**日 FM-7用 3.5インチFD版
・1987年04月**日 X1/turbo用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

80年代中頃の作品で、女の子達の暮らす広大な館を舞台にしたアドベンチャー。

ふとしたことで知り合った老婆から、豪邸での夕食に招かれた主人公は、大勢の女性達に囲まれ、華やかな晩餐を過ごす内、突然意識を失ってしまう。気がついた場所は見知らぬ寝室。脱出のためには広大な屋内を探索し、女の子達のHな姿を拝まなければならない。しかし、屋敷内には恐ろしい老人が徘徊していた・・・。

システムはコマンド入力式、移動先に自由があるタイプのADVである。「ひがし」「あける どあ」等のコマンドを一文字一文字入力し、20個の部屋がある3Dダンジョン風のマップを歩き回り、キーとなるアイテムや情報を回収していく流れである。

シナリオは美しい母親と娘達、家庭教師、祖母と祖父が暮らす豪邸の中、女の子にプレゼントを贈ったり、機嫌を取ったりしながらHに持ち込んでいき、結果的に脱出を目指すシュールなストーリーとなっていた。会話の手順を間違うと、なぜか日本刀を持った老人が現れてゲームオーバーである。

続編の『TWILIGHT ZONE Ⅱ』(1988年)からはRPGに生まれ変わり、『TWILIGHT ZONE Ⅲ』(1989年)、『TWILIGHT ZONE Vol.4』(1990年)とシリーズ化している。タイトルは同名のアメリカの人気SFドラマにあやかったものと思われ、直接繋がりはないが、摩訶不思議なホラー要素を備えた作品なのは共通している。

操作感が悪く、ダンジョン画面が視覚的に分かり辛く、フラグも理不尽で難解、セーブ機能なし、彩色の抜け落ちがある等、粗っぽい部分が目立つ仕上がりである。手描きで紙にマップを作っていくのが当時のADVの楽しみ方の一つだが、バグで不整合になっている箇所も複数ある。背景として、この時代はアダルトゲームに限らず、急拡大する市場に向けて業界全体が粗製ゲームを乱発する傾向があったようだ。

調査担当

『コズミックソルジャー』 概要

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©1985 KOGADO STUDIO
コズミックソルジャー (工画堂スタジオ)

・1985年10月**日 PC-8801用 FD版
・****年**月**日 PC-9801用 FD版
・****年**月**日 X1用 FD版
・****年**月**日 FM-77用 3.5インチFD版
・2002年10月01日 ダウンロード販売開始 【ProjectEGG

国産RPG黎明期の作品で、スペースファンタジー風の3Dダンジョン探索ゲーム。仲間システムやアンドロイドによるサポートなど、数々の新奇なアイデアが盛り込まれたボリューム感の高い大作で、工画堂の知名度を飛躍的に高めた。

シナリオは、帝国軍に囚われた仲間のサイコ能力者を救うため、解放同盟の兵士である主人公が仲間を集め、ジャングルや敵基地を踏破して、重要アイテムを集めていく流れとなっている。鎧姿がガンダムやマクロスのパロディだったり、アイテム名が「ヒップエレキバン」だったり、敵の言葉が関西弁だったりと、作風は全体的にコミカルな印象である。

ゲームシステムは、3D視点の階層式ダンジョンを探索していく古典的なRPGで、紙に手描きでマッピングしていく必要がある。

風変りなのは、敵を瀕死に追い込めば、交渉次第で仲間にすることが出来る点で、最大5人PT、ダメージは最も新参の仲間が一手に引き受ける。死んだら蘇らないので、新人は盾役として使い捨てていくことになる。さらに、武器・防具などの装備は仲間ごとに個別だが、攻撃の威力は全員の合計値、レベルアップのEXPも全員で共通という、後のRPGと比べると妙な仕様となっている。

また、ダンジョンは無限ループに落とし穴、立体交差(画面上での見た目は平坦)などを駆使した凝った設計になっていて、ゲームバランスも含めて難易度は高めである。

もう一つ特徴的なのが、画面左に大きく描かれた、露出の高い女性型アンドロイドである。探索の中で得た専用パーツによって、「治療機能」「シールド機能」などの戦闘補助オプションを覚えていく仕様となっており、条件が調えば「防御力を攻撃力に転換する機能」として、主人公とのセックスも可能となっていた。

アダルト要素は、その際に脱衣状態と嬌声が一瞬拝める程度で、あくまで一般ゲームとしてのオマケだった。工画堂はこの作品以前に『Emmy』や『ウォーターワーカー』『メイズパニック』といった脱衣要素のある小作品を手がけていた。一般ゲームとアダルトゲームとの境界が曖昧だった時代を感じさせてくれる作品である。

続編に『サイキックウォー』(1988年)がある。

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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
メーカーサイト
一部、これらのメーカーサイト様のWEB素材を各ガイドラインに従い引用しています。このサイトからの二次転用を固くお断りします。

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