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古今のアダルトゲームを広く浅く調査及び成る丈簡潔にご報告致します

『バージン マリコの部屋』 概要

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©1986 パルコム
バージン マリコの部屋 (パルコム)

・1986年**月**日? PC-8801用 FD版

80年代中頃の作品で、ジャンケン勝負で進行するCG集。

テンキーに割り当てられたグー、チョキ、パーを選択し、勝てば次のCGが表示され、アイコなら再勝負、負ければ前のCGに戻るシンプルなルールである。勝率は公平ではなく、CPU側がかなり有利な設定になっていて、最後までクリアするにはかなりの運を必要とした。

ステージは全6面で、脱衣式ではなくマリコは最初から全裸である。露骨な無修正路線で、特に女性器の拡大図を劇画タッチで克明に描いているのが印象的である。(当時はPCゲームが摘発された例がなく、各社が独自の裁量で規制していた。)

続編として『マリコの部屋 それから・・・・』が続いている。

チープなゲーム性とボリュームの無さでクオリティは低いが、流通数が少ない点や裏ビデオ的な雰囲気からか、高額のプレミアムがついているアダルト作品の一つである。

調査担当

『リップスティック#5 スチュワーデス編』 概要

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リップスティック#5 スチュワーデス編 サンプル リップスティック#5 スチュワーデス編 サンプル
©1987 F&C
リップスティック#5 スチュワーデス編 (フェアリーテール)

・1987年10月**日 PC-8801用 FD版
・1987年10月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

アダルトCG集シリーズ『リップステッィク』の5巻にあたる作品。

定価3,150円の低価格ソフトで、『#1 ロリータ編』『#2 女子学生編』『#3 OL編』『#4 白衣の天使編』が同時に発売されている。

チャンピオンソフトが『ZETA』と『OMEGA』、『LEMONADE』のように販売ターゲット毎にシリーズを分けたのに対して、同一シリーズで極端な等身の少女から大人っぽい女性までを扱う珍しい企画となっており、本作品ではスチュワーデス(旅客機の女性客室乗務員)をテーマにやや濃い目の描写となっている。

ゲーム性はなく、機内を舞台にパンチラや自慰、交接などを観賞していくシンプルな作りである。CGは9枚で、指先や舌先が部分的にアニメーションする表現が多用されていた。

翌年発売された『LIPSTICK.ADV』は形式の全く違うアドベンチャーゲームだが、一部に『リップスティック』に収録されたCGが流用されており、各タイプの女性像を取り揃えた完成形といえるかもしれない。

調査担当

『リップスティック#4 白衣の天使編』 概要

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リップスティック#4 白衣の天使編 サンプル リップスティック#4 白衣の天使編 サンプル
©1987 F&C
リップスティック#4 白衣の天使編 (ファアリーテール)

・1987年10月**日 PC-8801用 FD版
・1987年10月**日 PC-9801用 5インチFD版 3.5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

アダルトCG集シリーズ『リップステッィク』の4巻にあたる作品。

#1 ロリータ編』『#2 女子学生編』『#3 OL編』『#5 スチュワーデス編』が同時にリリースされており、それぞれ扱う女性のタイプが異なる。翌年にこれらの素材の一部を使ったアドベンチャー『LIPSTICK.ADV』が続いた。

CGは合計9枚で、病院と女性看護師をテーマに、やや濃い目の描写となっている。舌や指先の部分アニメーションも一部使われていた。

女性看護師(当時は看護婦)は古くからアダルト作品の人気のテーマの一つだが、PCソフトに限っては、この時期まで専門的に扱った作品が『その後の慶子ちゃん 看護婦編』(1986年)ぐらいしか見当たらず、珍しいかもしれない。当時の攻略対象の定番はロリータ、セーラー服、女子大生、SF物ヒロイン、OL、アイドル歌手といった顔ぶれだった。

調査担当

『リップスティック#3 OL編』 概要

リップスティック#3 OL編 サンプル リップスティック#3 OL編 サンプル
リップスティック#3 OL編 サンプル リップスティック#3 OL編 サンプル
©1987 F&C
リップスティック#3 OL編 (フェアリーテール)

・1987年10月**日 PC-8801用 FD版
・1987年10月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

アダルトCG集シリーズ『リップステッィク』の3巻にあたる作品。

同時期に『#1 ロリータ編』『#2 女子学生編』『#4 白衣の天使編』『#5 スチュワーデス編』も発売されており、それぞれ登場する女の子のテーマが異なる。

ゲーム性はなく、合計9枚のCGを順番に観賞していくだけのシンプルな作りである。電車内でのパンチラやシャワーシーンでは、スペースキーを押すことで部分的にアニメーションする仕様となっていた。

大人の女性の色気ただよう胸チラ、パンチラなどが中心になっていて、異性との絡みは一枚きりと、エロさは控えめである。無修正にあたる画像は含まれていない。

彩色の仕上がりや背景描写は丁寧だが、シリーズを通してボリュームが極端に少ないのが残念である。

調査担当

『リップスティック#2 女子学生編』 概要

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©1987 F&C
リップスティック#2 女子学生編 (フェアリーテール)

・1987年10月**日 PC-8801用 FD版
・1987年10月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・****年**月**日 MSX2用 FD版

アダルトCG集シリーズ『リップステッィク』の2巻にあたる作品。

同時に発売された作品に『#1 ロリータ編』『#3 OL編』『#4 白衣の天使編』『#5 スチュワーデス編』がある。それぞれ登場する女の子のタイプが異なり、本作品では女子学生をテーマしている。

CGは9枚で、一部の画像で聴診器や指先が部分的にアニメーションする演出が取られていた。パンチラなどの軽いものに始まり、自慰や異性に悪戯されるシーンなど濃い目のシーンも含まれている。

シリーズ#1~#5の素材の一部を使ったアドベンチャーとして『リップスティックADV』があり、こちらもシリーズ化している。

低価格のCG集で極端にボリュームがないが、自転車や机など学生らしい小道具と、当時のアダルト作品では省くのが普通だった細かい背景描写が描かれているのが印象的である。

調査担当

『リップスティック#1 ロリータ編』 概要

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©1987 F&C
リップスティック#1 ロリータ編 (フェアリーテール)

・1987年10月**日 PC-8801用 FD版
・1987年10月**日 PC-9801用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1987年10月**日 MSX2用 FD版

アダルトCG集シリーズ『リップステッィク』の1巻にあたる作品。

シリーズ#1~#5の発売は同時期で、それぞれテーマが異なり、本作品では極端な少女表現のグラフィックのみを扱っているのが特徴である。

CGは9枚で、一部でロープが股間に食い込んだり、お風呂で自分の体をこすったりといった部分的なアニメーションを含んでいた。アダルト要素は脱衣物レベルの軽いもので、無修正にあたる画像は存在しない。

#2 女子学生編』『#3 OL編』『#4 白衣の天使編』『#5 スチュワーデス編』が同時期にリリースされた他、その一部を素材にADVに仕上げた作品として『リップスティックADV』があり、大ヒット作となった。『リップスティック』というタイトルのファミコンディスクシステム用ソフトも存在したようだが、こちらはおそらく海賊的な裏流通ソフトで、内容はご褒美CG付きのパズルゲームだったようだ。

個人的な印象として、CG集としてのボリュームは平均以下で、定価3,150円の低価格を考慮しても評価は厳しいか。同じシリーズで需要の異なる女性像を網羅している点は珍しい。女の子たちの極端に太く短い手足が印象的である。

調査担当

『麗奈』 概要

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©1987 F&C
麗奈 (フェアリーテール)

・1987年05月**日 PC-8801用 FD版

80年代中頃の作品で、グラビア風の実写写真を扱ったCG集。発売は『ふぇありぃてぃる』と同時期で、老舗ブランド『フェアリーテール』のデビュー作の一つである。

登場するのはタレント風の女の子「北園麗奈」一人である。ゲーム性はなく、「プロフィール」「私の日記」「メッセージ」の三項目の中から一つを選び、グラビア風の他愛ないテキストを読み進めながらCGを観賞していく。CGはタイトル写真も入れて合計8枚しかなく、三項目のどれも選んでもCGは使いまわしだった。

表面上アダルト要素はなく、露出も控えめで、雰囲気は当時の清純派アイドルの写真集に近い。ところが裏のオマケ要素があり、DISK1とDISK2のドライブを逆にして起動すると、アニメ調の女の子が自慰にふける様を描いた簡素なCGが7枚表示されるという、怪しげな仕様になっていた。

内容は乏しいが、技術面ではかなり積極性がある作品で、最大8色しか出力できなかった時代に珍しい実写物である。アーケードでは既に実写VTR付きの脱衣麻雀が稼動しており、PCゲームでも実写取り込みの例がなかった訳ではないが、ここまで彩色豊かで顔が判別できる程の表現は珍しい。スキャナーの技術が急速に発展していったことを感じさせる作品である。

調査担当

『ロリータ姫の絵日記』 概要

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©1987 パスカルⅡ
ロリータ姫の絵日記 (ボンドソフト/パスカルⅡ)

・1987年02月**日 PC-8801用 FD版
・1987年02月**日 X1用 FD版
・19**年**月**日 FM-7/77用 FD版 カセットテープ版

80年代中頃の作品で、女の子とマニアックなプレイの組み合わせをテーマにしたCG集。ゲーム内のタイトルは『いけないポーズ集』となっている。

ストーリー性のある導入部はない。セーラー服や体操着の女の子3人が1人ずつ登場し、プレイヤーと何気ない会話をしつつ、脱衣や自慰などを披露してくれる流れである。

2人目まではCGにコメントが付いているだけだが、最後に登場するトモコだけは若干ADV風で、会話を進める為にはキーボードの中から隠しコマンドとなるキーを当て、さらに選択肢で正解する必要があり、一度のプレイで終わらせないための障害となっていた。

一人目のユミコが指やバイブを使った自慰、二人目のリカが縛られ好き、三人目のトモコがお漏らしといった具合に女の子毎にテーマが異なる。全部で30枚近いCGを収録しており、局部は無修正である(当時はPCゲームの摘発事例がなく、各社が独自の裁量で規制していた)。中には女の子が自らの股間に繋いだチューブから飲尿する姿もあり、描写は全体的にソフトだが、所々にマニアックな嗜好が垣間見える。

ロリータ姫の伝説』(1986)、『メロンソーダ』(1987)と合わせてロリータ三部作、もしくは制作者の名前からMAYAエロゲー三部作と呼ばれていたようだ。2000年代に入ってから設定原画集がデジタル販売されている。

調査担当

『美少女写真館 ~ムービングスクール~』 概要

美少女写真館 ~ムービングスクール~ サンプル 美少女写真館 ~ムービングスクール~ サンプル
美少女写真館 ~ムービングスクール~ サンプル 美少女写真館 ~ムービングスクール~ サンプル
©1987 HARD
美少女写真館 ~ムービングスクール~ (HARD)

・1987年01月**日 PC-8801用 FD版
・1987年**月**日 FM-7用 3.5インチFD版 5インチFD版
・1987年07月**日 MSX2用 FD版 カートリッジ版 『ダブル・ヴィジョン 美少女写真館スペシャル!』に収録
・1987年**月**日 X68000用 FD版 『ダブル・ヴィジョン 美少女写真館スペシャル!』に収録

80年代中頃の作品で、HなCGを目当てにカメラを調整していく写真撮影ゲーム。

美少女写真館 ~スクールカット~』と発売時期が共通しており、予告画面でお互いがお互いを「PartⅡ」だと紹介しているので、同時にリリースされた二部作と思われる。

システムも上記と全く同一で、撮影場所に合わせてシャッターや絞り、感度などのカメラ設定を選択肢から選んでいく。設定ミスがあると色のにじんだCGが表示され、正解であれば補正がかかり、次のCGに進める流れである。

女の子は5人で、それぞれ2枚ずつCGが用意されていた。最初の1枚はパンチラなどのソフトなもの、2枚目は自慰やレズプレイなどのアダルト要素を含んだものだった。

続編として『美少女写真館3 Photo Club ~恐怖の館編~』(1988)、『美少女写真館 アウトサイドストーリー』(1990)が続いている。

調査担当

『美少女写真館 ~スタジオカット~』 概要

美少女写真館 ~スタジオカット~ 美少女写真館 ~スタジオカット~
美少女写真館 ~スタジオカット~ 美少女写真館 ~スタジオカット~
©1987 HARD
美少女写真館 ~スタジオカット~ (HARD)

・1987年01月**日 PC-8801用 FD版
・1987年07月**日 MSX2用 FD カートリッジ 『ダブル・ヴィジョン 美少女写真館スペシャル!』に収録
・1987年**月**日 X68000用 FD 『ダブル・ヴィジョン 美少女写真館スペシャル!』に収録
・****年**月**日 ファミコン・ディスクシステム用 ディスク版

80年代中頃の作品で、美少女の無防備な姿を被写体に、カメラの設定を調整していく写真撮影ゲーム。

ストーリー性は全くなく、プレイヤーはカメラマンとなって5人の女の子の生活風景を順番に撮影していく流れである。

日時や場所、対象物などの情報を頼りに、シャッタースピード、レンズの絞り、光感度の三項目を3~6つの選択肢の中から選んでいき、不正解であればピンボケCGが表示される。正解であれば綺麗なCGが観賞でき、次の女の子へ進めるシステムとなっていた。

カメラの種類はプロ用、一眼レフ、バカチョン(原文ママ)の3種類があり、プロ用は3項目の全問正解が求められる高難易度、バカチョンは1項目のみでクリアできる低難易度となっている。ステージが進むと低難易度カメラは選択できなくなっていき、最終ステージではプロ用しか選べない仕組みである。

任天堂に無断でファミコン・ディスクシステム用に移植されたソフトが流通した形跡があり、脱衣シーンありの裏ソフトとして人気を博したようだ。同時期に発売された作品に『美少女写真館 ~ムービングスクール~』、続編に『美少女写真館3 Photo Club ~恐怖の館編~』(1988)、『美少女写真館 アウトサイドストーリー』(1990)がある。

本格的なカメラ撮影をシミュレートする面白い試みだが、どの項目を失敗してもピンボケ写真が同じなので参考にならず、結局はコマンド総当りになってしまうという残念な作りである。印象としてはCG集に若干のゲーム性を付与した低価格ゲームといったところか。

調査担当
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調査員プロフィール
80年代半ばに登場した学習型AI。主食はエロゲのインストールディスク。電波系、欝、グロ、萌え萌えした作品が苦手。ゲーム性のあるもの、ギャグ作品が好き。
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